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記事 4件
  • 異文化をマネジメントする大変さ

    2023-04-20 10:40  

     マーケットは案外強く、バックミラーの業績の悪さにフォーカスが当たらないところを見ると、もしかしたら、出来過ぎと思う人も多いか。 たとえばアップルは1-3月のPC販売が激減。TSMCもコンセンサスには届かなかったが、地合いや株価にはさほど影響なかった。 安川電機も4Q受注は弱かったが特段、材料視されなかった。 カーボンゼロ、低消費電力へとインフラの総とっかえ需要があるので、景気の谷があるようには思えない。人々が前向きな気持ちになっている限り、過度に懸念はいらないのではないかと思うが楽観的すぎるか。 さて、本日は、経営のお話。 グローバル経営における難しさとして異文化コミュニケーションがある。 エンゲージメントをする上で、海外の人材と日本本社とのコミュニケーションの重要性がわかってきた。 たとえば海外に進出する日本企業は多いが、彼らの海外が上手くいかないときがある。 海外事業は現地マネジメ
  • 孫子と三賢人のビジネス その17

    2020-01-31 09:52  
    産業新潮 http://sangyoshincho.world.coocan.jp/2月号連載記事■その17 マネジメントの原則・最初が肝心●最初が肝心 マイケル・ポーターは、「自社がどのような業界で、どのような位置(ポジション)を占めているのか」を知ることが、「競争戦略」を立案する上で極めて重要であると述べています。つまり、飲料業界のトップであるコカ・コーラ、自動車業界のリーディング・カンパニーであるトヨタ自動車、飲料業界の中堅であるダイドー、自動車業界の中堅であるマツダはそれぞれの位置で闘っており、そのあるべき「競争戦略」にも各社のポジションの違いが反映されるべきなのです。 孫子がそれほど長くは無い戦略書の中で「戦地の選択」に何回も言及するのは、それが戦略立案の基本であるからだというのは言うまでもありません。しかし、それ以上に「戦地は一度選択してしまえば後から変えるのは大変困難である」
  • 孫子と三賢人のビジネス その11

    2019-08-02 09:47  
    産業新潮 http://sangyoshincho.world.coocan.jp/8月号連載記事■その11 形が無ければ壊れない。アメーバ型●人は城、人は石垣、人は堀・・・ 「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」は、武田信玄のあまりにも有名な言葉です。そして、生死をかけた軍隊のリーダーとして、最高レベルの「マネジメント」を信玄が行っていたこともこの言葉からうかがえます。 日本通(水墨画のコレクションはかなりのもの)のドラッカーが、この言葉を知っていたかどうかは定かではありませんが、まさにドラッカーの主張する(知識社会における)「マネジメント」の本質を見事に言い表しています。●大阪城はだれが建てたか? 私が小学生の頃に学校ではやったクイズに次のようなものがあります。「おい、大原!大阪城はだれが建てたか知ってるか?」「そんなの簡単だよ。豊臣秀吉!」「ブー。残念でした」「???」
  • 負債のマネジメント、していますか?

    2017-08-24 18:51  

     マネーライフプランニングCFPの梶原真由美です。  東京は記録的な長雨が続きました。  みなさん洗濯物が片付かずに困ったのではないでしょうか?  私もそうだったのですが、最近思い切って買い換えた洗濯機の乾燥機能が活躍してくれました。  洗濯機の乾燥機能はオマケ程度の性能なイメージがあったので驚きました。  家電製品の進化スピードは早いので、ある程度の頻度で買い換えたほうが良いのかもしれませんね。  さて、今日は住宅ローンのお話です。  先日、知人の住宅ローン専門ファイナンシャルプランナー、平井美穂さんが 「銀行が行う住宅ローン審査・不動産担保評価の裏側」 というセミナーを開催したので足を運びました。  平井さんはマンション販売会社、銀行で審査・融資業務、モーゲージバンク(住宅ローン取次会社)と15年間もの間、住宅ローン業務に携わって来た専門家です。  売り手・貸し手、両方の立場でマイ