-
株の玉手箱
2020-04-09 20:16連日で報道される新型コロナウイルスをめぐる感染拡大のニュースと各国の対応、そして一向に落ち着かない金融マーケットの激しい値動き、投資家の気苦労もさぞかしといった具合かと思われます。 日本国内においても緊急事態宣言の是非に始まり、それと同時に政府からは対策の観測気球が打ち上げられては不平不満の声が噴き上がるなど、厭世的な雰囲気が世の中を覆っています。 新しい令和の時代到来とともに今回の新型コロナウイルスは世の中を大きく作り変えていく転機となろうことは明白で、投資家は次なる時代を見据えながら混沌とした今を生き抜かなくてはなりません。 いつの時代も転換期というのは、混濁した不安と希望が入り混じり、類まれなる英雄の登場や画期的な技術革新が進むことはこれまでの歴史上でも証明されてきたことです。 激動する時代で必要なのは、正しいか正しくないかといったそれまでのモノサシで考えることよりも、新たな価値基 -
出遅れ食品株
2017-02-23 05:15
いつの間にか老舗食品株の株価が軒並み水準を高めています。為替が円安となってもさほど関係がない値動きになっており、内需系のコアストックとなっているように感じられます。 食品株と言えば、安定成長の国内株という印象が強いですが、今や業績の拡大から投資家に支持されて株高が続き人気セクターの一角を占めるに至っています。 1910年設立の森永製菓(2201)は時価4710円で、時価総額は2047億円。 低迷していた業績がウィダーインゼリーの増産効果で向上。 予想EPS221円に対してPERは21倍の水準となっています。 業績の伸びが続くという前提ではまだ比較的株価水準を高める余地はありますが、かつての同社株の株価イメージとは異なる水準となってしまいました。 このほか、江崎グリコ(2206)や明治ホールディングス(2269)、ヤクルト(2267)、日本ハム(2282)、アサヒグループ( -
食品株バブル?相場の行方 ~明治VS森永~
2015-08-19 12:17日本株を外国人の目線で捉えると日本人には気がつかなかった魅力的なセクターが食品。という訳で外国人投資家の関心が高い食品株にバブル相場とも言うべき展開が見られます。 安定株の代表とも言うべきセクターである食品や薬品株の異常とも言える人気の背景を遅きに失していると言われそうですが、一度改めて考えてみたいと思います。 まず初めに日本を代表する食品会社の株価と時価総額、今期予想経常利益、PERを掲げてみます。また、それぞれに昨年末の株価とも比較してみました。 皆さんは現在の食品株相場をバブルと見ていますか、それともバブルではないとお考えでしょうか。 株式相場は全体的には上昇トレンドを描いていますが、個別に見ますと二極化の展開が見られます。二律背反の値動きの上げ展開につくか下げ展開につくかで 運用成果は大きく違ってきますが、現在の株式相場で上げ展開が顕著な食品株をどう見るのかは今後の株式運用 -
ジャパンブランドへの評価の高まりが株高の背景?
2015-04-09 15:30知名度のない企業への評価に比べ知名度のある企業への評価がいつの間にか高まってきていることに最近の株価の動きを見ていると気づくことがあります。 以下は有名ブランド食品企業の株価を昨年末と比べたものですが、安定成長型の食品株にしてはいずれもPERが高まっていることがわかります。 こうしたブランド指向が市場の二極化を意味しているとすれば投資家はこうした潮流に気がつく必要があります。 明治HD(2269)やキッコーマン(2801)、味の素(2802)などの食品株の異常な値上がりが直近の株式指数の上昇につながっている可能性は否定できません。 しかしながら、株式投資の対象は何もこうした企業ばかりではありません。もっと割安な出遅れ低PER銘柄がたくさんあり、投資家の物色を待っているようにも思われます。先駆した食品株に代わって活躍の余地がある銘柄探しに着手されている方も多いと思います。 【参考:有 -
魅力的な日本
2014-04-21 10:42いつもは政治家や役人の悪口ばかりでガス抜きをさせていただいていますが、だからと言って日本を出て行きたいなどとは「これっぽっち」も考えていないのが情けない、笑えるところです(苦笑)。 東京の下町で生まれ育ち、夕方6時半頃には商店街のコロッケが半額になる日常に親しんできましたし(笑)、仕事で海外に行った際に水に中って体調を崩し たり、時間感覚が違って腹を立ててみたり、また洋食が続いた時などは味噌汁やラーメンが頭から離れないなどなど、私にとっては日本はど~考えても住みやす い。・・・と、いつも思います。 そんな中で、住居費や食費などの基礎的生活コストがもう少し低ければ良いのにと思っています。土地に余裕のある(例えばアメリカなど)国では随分と広い 家が安く手に入りますし、ヨーロッパなどでも家庭で使う食材などは結構安く感じます。それが日本では、小さな住まいを得るために人生を掛けて借金をしつつ 職
1 / 1