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記事 2件
  • 未来から過去である現在を見る

    2018-12-19 01:21  

     人類は過去から現在までの過程で様々なモノを生み出してきました。  とりわけ明治時代以降の近代史の中では技術的な進歩をバックグランドとしてモノづくりがものすごいスピードで進化してきました。  馬車に代わってガソリンエンジンで走る車の登場、蒸気機関車に代わって走る高速鉄道の進化系であるリニアモーターカーは2027年には日本でも東京名古屋間を40分で結ばれる計画が進行しているのはご存知の通り。  日本は戦後の復興過程で繊維産業のような軽工業に代わり鉄鋼や機械、造船、重電などの重厚長大型の産業群とともに経済発展を遂げましたが、これとともに松下電産(現在のパナソニック)やソニーを代表とするエレクトロニクス産業が勃興、テレビや白物家電などのホームエレクトロニクスの急成長を見た。  これを横目で見てきたお隣の国、中国の鄧小平氏は松下幸之助氏に頼み込んで自国にこの技術を取り込んで国を豊かにしてきたと
  • 2018年IPO第1号は高収益ハイテク銘柄

    2018-01-17 23:56  

     昨年は89のIPO銘柄が登場し、それぞれに投資家の皆様の関心を集めたようですが、2018年も2月8日にマザーズ市場に上場する世紀(6234)が早くも話題を集めています。  発行の条件は1月22日、公開価格は1月30日に発表されますが、ビジネス内容は射出成型合理化機器「ランナーレスシステム」の製造販売ということで人手不足の折、合理化に寄与する設備機器だけに市場での注目度は高いと考えられます。  マザーズに上場予定ですが既に東証2部、1部の実力を備えている高収益企業だと言えます。  同社は本社を米沢市に置いていますがグローバル指向で成長を図ろうとしています。言わば地方発世界企業を標榜しています。従業員数は139名。今期の売上高は前期比15%増の36億円、経常利益は同20%増の6.3億円という見通しを掲げていますが、中間期までの経常利益の進捗率は59%と高いことから上場後は上方修正期待が高