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投資の心得?
2020-07-14 01:43株式市場は膠着感が出ていますが、依然として博打的な雰囲気を保っています。 相変わらず海外ファンドが空売りを入れたり買い戻しをしたりでマーケットを大きく動かすなど、マネーゲーム的な動きが続きますし、景気の先行きや業績という判断基準からの乖離が大きくなっていると感じます。 ところで、先月に「下がるんじゃないか」と書いた銘柄のうちデサントとZOZOがしっかりしています。 両方とも巣ごもり消費で、デサントはスポーツをする人が増えていて、ZOZOは衣類をオンラインで買う人が増えているという理由なのでしょう。特にZOZOについてはコロナ禍で在庫処分に困ったアパレル業者がゾゾタウンを利用して大挙して安売りに走っているように感じます。 ペイペイも採算度外視でやたらと広告を打っていますし、相乗効果で売り上げが伸びているのかもしれませんが、幾ら数量が伸びても安売りでは額は伸びませんし、これは所謂需要の先食い -
アメリカのFP事情について~テキサス視察報告
2017-11-10 22:55
10月15日~20日まで、米国テキサス州、州都オースティンに不動産と金融の視察に訪問してきました。 今回も前回に続き、視察の内容について簡単にご報告いたします。 【FP事務所】 前回ご報告しました、ディメンショナルファンドのご紹介で、地元オースティンで40年近く経営をされているFP事務所に訪問してきました。 Austin assethttp://www.austinasset.com/ 米国のFP事務所の多くはRIA(Registared Investment Adovisor)といって、SEC(証券取引委員会)に登録された一任の投資顧問会社になります。 つまり、顧客から一任の信頼を受けて、顧客の株式の資産についてRIA側で管理、売買指示、報告を行っています。 顧客側からすると、FPとミーティングをして、運用方針を決めてしまえば後は丸投げして、RIA側が運用を行うという仕組 -
親日国家への進出で日本経済は発展できる
2017-05-03 00:39
日本は先の大戦から72年目を経て新たな時代を迎えつつあります。 復興の証として開催された昭和39年の東京オリンピックや昭和45年に開かれた大阪の万国博覧会にかけての高度成長時代は敗戦国、日本が世界に知られ、高い技術や創意工夫に裏打ちされた軽薄短小の民生品の輸出が急拡大しソニーやパナソニック(当時の松下電産)、シャープ、三洋、日立、東芝、三菱電機など家電製品のブランドが世界中に広まった時代でもあります。 もちろん、トヨタやホンダ、キヤノン、ニコンといった自動車や精密が世界市場に向かって拡大していき外貨を稼いでくれました。 外国人投資家はそうした日本企業の株式に競って投資し、世界で活躍する企業とともにリターンを上げると同時に日本の機関投資家や個人投資家も成長企業への投資で大きなリターンを上げた時代です。 グローバルな活躍を見せる多くの日本を代表する企業の成長の契機になったのは現在 -
資金流出
2016-10-08 00:06数年前から資産運用や管理についてアドバイスをしていた某企業オーナーが8月をもって香港への移住を完了しました。 丁度この原稿を書いている最中に届いた週刊ダイヤモンドの特集が税務(節税を含む)であったことに驚きましたが、書いてある通り、国外法人などを利用した上手い節税術は確かに相当絞られています。特にここ4~5年で小手先の手法は通じなくなったと言えそうです。 余り詳しくは書けませんが、オーナー氏はここ数年は香港と日本を行ったり来たりの生活でしたが、初めは嫌がっていた奥さまも香港に居住する段取りが整い、先に香港で生活と事業の両方の基盤を整えていたご子息夫妻とともに、これでご家族全員が本拠を香港に移し終えたことになります。 とは言え、日本に残るご自宅の方が実は「本宅」で(苦笑)、ご友人も多数いますから何だかんだ言っては年中日本に戻って来て生活できるような建付けになっています。「歳を重ねれ -
注意すべきこと
2016-05-13 14:094月末は「日銀による何らかの政策発動があるだろう」との期待とは裏腹に・・・何もありませんでした。 加えて薄商いの連休中を狙われ、ここぞとばかりに円が買われ、先物が売られ一時280円高まで買われていた日経平均株価は一気に630円安まで売りこまれるなど、一日の値幅で900円以上も乱高下しました。 日銀が何もしなかったからとの市場コメントが多く見られましたが、誰もが日銀頼りになっている怖さがあります。日銀は株式市場を支えるために仕事をしている訳ではないのですが。 特に何かが起こった訳でもないのに毎度の乱高下では、とても中長期の資産運用の場にはなり得ません。 理由は明確で、市場参加者が少ないため投機筋の独壇場になり易いことから乱高下してしまう訳ですが、そもそもの原因は国内株式市場に魅力が無いからで す。つまりリスクの割にリターンが見込み辛い(投資家側の分が悪い)市場である故に投資家が増えな -
スリランカ海外視察について(2)
2016-05-12 21:27前回のスリランカ報告に続き2回目です。 今回はスリランカの一つのメイン産業 「観光業」で見てきたものをご報告します。 今回観てきたのは Asia Capital plchttp://www.asiacapital.lk/ という現地企業が開発しているリゾートホテルプロジェクト を数か所周りました。 Asia Capital plcは現地資本の企業ですが、日本人が役員に複数名就任しており、日本人との協働プロジェクトを進めている企業体です。 コロンボ株式市場に上場しています(ACAP.N0000) 金融業を中心としたコングロマリットですが、最近はリゾート事業に力を入れています。 今回見学したのは 【完成済み】 (メルマガでは写真が見られないので、サイトで確認ください) shinagawa beachhttp://www.shinagawabeach.com/jp/ Taprobanahttp: -
スリランカ海外視察について
2016-04-22 14:33先週、知り合いのご紹介でスリランカに視察に行ってきました。 主に、不動産開発や投資プロジェクト現場に行ったり、現地で展開している日本食レストランの状況などをヒアリングしてきました。 今回、次回と、簡単にスリランカの現状を見てきたままにご報告します。 1.スリランカ概要 島国だということは理解していましたが、面積がおおよそ北海道の8割台湾と同じ程度の大きさです。 人口は2,000万人で、決して大きい国ではありません。 一人当たりの国民所得は3,385米ドルで、アジアの新興国である インド 1,584米ドル ベトナム 2,072米ドル フィリピン 2,934米ドル よりも生活レベルは上に位置します。 また地勢的には、アジアと欧州・中東を結ぶ航路に位置していて、海運の物流拠点としては良い場所で、港湾に対する投資が最近積極的になっています。 2.投資環境 元英国植民地ということ -
最近の市場
2015-11-27 16:29始めに。まずは「おおさか維新の会」が選挙に勝って良かったです。既得権側は変化に対する有権者の不安を煽って(要は有権者を騙して)票に結び付けよう と画策しましたが、やはり良識ある府民、市民の声が勝ったことを素直に喜びたいと思います。既得権にしがみ付き嘘八百を並べ立てた「中国共産党顔負け」の 府議や市議には猛省を促したい。 ここ数カ月の国内株式市場は面白味が無いですね。中国の景気懸念や資源安、米国利上げの予想やテロなどの海外ニュースに加え、国内では杭打ち偽装や粉飾などのニュース、そして海外市場の乱高下をネタに指数ばかりが上下動している市場です。 知り合いの証券マン氏は、日経レバや先物などで短期売買をするのがやっとで、個別株ではなかなか儲からず収入が減ったと言っていました。 今後は郵政3社の株価も徐々に落ち着いてくるでしょうし、政策的にも足元の景気動向やこれらの株価指数水準であれば特別な対 -
新興国
2014-10-17 13:5610月に入ってからの株式市場は正に「カジノ金融市場」の様相を呈しています。巨大な投機資金が世界中を彷徨い、稼ぎの場を探して東奔西走している様が窺えます。 現在の市場状況(ファンダメンタルズなど)は概ね既知のことと思われますし、バブル崩壊的な悲観論が広まるにはまだ随分早いと感じますが、投機家たちは 何時の日に於いても常に、何が何でもマーケットを動かし利益機会を得ようと虎視眈々と狙っている訳ですから、彼らの意図的な相場操縦の餌食にならないよ う、自分なりに全体の流れを掴む努力は怠れません。 我々一般の投資家が彼らの行動に巻き込まれず冷静に投資を続けていく為にも、十分な余裕資金の範囲で且つ時間を味方に付けていく作戦を執る他はありません。彼らの最大の弱点は期限のある時間でもありますから。 細心の注意を払い、市場が弱気に支配されたタイミングで十分な余裕を持って投資に参戦できるような準備が最も大 -
ドバイ現地報告~その1~
2014-01-16 22:04億の近道読者の皆様遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。 さて、新年最初のメルマガですが、現在私はUAEのドバイに来ております。お客様がドバイで仕事を展開されているのに少し関わっておりまして、現地に来ることになりました。 初めてドバイに来ることになりましたので、メルマガではドバイの現地の様子をお伝えしようと思います。 私は昨日朝に現地入りしたばかりで、仕事は本日からという事でビジネスに関する情報はまだ入ってきていないのですが、昨日観光客の一人として現地をぶらぶらしながら感じた事をご報告することにします。 まずはエミレーツ航空。今回は羽田からドバイのエミレーツ航空の直行便を利用しました。昨年の6月に就航した新しい路線のようです。 飛行機でのサービスも(もちろんエコノミーですが)アメニティの提供から機内のシートまで十分なサ
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