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為替市場動向~市場の春はまだ遠い?~
2014-02-07 01:35午年は波乱の幕開けになりました。今年に入ってから、日経平均もドル円相場も昨年11月と12月の連続陽線の月足に覆いかぶさる1月の月足は長い陰線。 そして、始まったばかりの2月も今のところ陰線。年初来、下げ相場が続いています。立春を過ぎましたが、市場の春はまだまだでしょうか。 報道などでは、背景は中国経済の経済指標の悪化に始まり、通貨下落、経常収支悪化から始まった新興国リスク。その裏には、米国の量的緩和の段階的縮小の 開始がジワジワ効いてきている、と伝えられます。米国の量的緩和縮小は、昨年から分かっていたことだと思いますが、何かと決まり文句のような背景としてと りあげられます。 世界経済の好不調を左右する米国経済は、12月からの悪天候によって景況指数や雇用状況を悪化させていることが、最近発表される経済指標から伺えます。 東海岸の厳しい寒さはまだ続いているようです。今週初に行われた恒例のスー -
為替市場動向~量的緩和の出口はいつ?~
2013-09-27 12:01材料盛りだくさんの9月も実質月末。株式市場は今日が9月の最終受渡し、為替取引も明日26日が月末受渡し取引日。月末、四半期末、半期末の節目のためか、全体的にエネルギーが停滞している印象です。 為替相場の9月の最大注目点は、米国の金融政策だったことは周知の通りです。また、それにからんで米国の金融政策を決定するFRB(連邦準備理事会)の 議長人事も大きな注目材料でした。金融政策に関しては、18日(日本時間19日)に量的緩和第三弾QE3の縮小の決定はなく、また、議長人事もオバマ大統 領が候補者にあげたサマーズ氏は予想される米上院議会の反対を主な理由に自ら辞退したため、現在の副議長イエレン氏を筆頭に現議長続投論まで含めて、複数 候補があげられており、今後も次期議長人事への思惑が市場に影響を与えていくでしょう。 マーケットが勝手に事前予想したこともあり、量的緩和縮小が実施されなかった影響は、為替相 -
為替市場動向~帰ってきた?円安&株高~
2013-07-04 20:58月が変わり7月に入り、日経平均株価は5月23日の高値から、2日には半値戻しを達成。ドル円相場も5月22日の103円74銭高値から安値93円79銭の半値戻しクリアの後、2日には100円台後半まで上昇してきました。 米国の量的緩和政策の出口が条件付きながらカレンダーベースで示された影響、中国のシャドーバンキング問題(市中金利の急騰)といった懸念材料が徐々に 消化(或いは無理やり消化?)されてきたものと思われます。欧州、日本の金融緩和が長引くという見方、需給面では、投資信託の設定もドル高円安に寄与しま した。 高速でワイルドな下げの後ですので、強い上昇には日柄が少々足りないのではないか、とも思えます。下値を十分拾いきれなかった慎重な投資家の方も多くい らっしゃるのではないかと推察します(私だけ?)。「半値戻しは全値戻し」と言われますが、機が熟したのかどうか未だ十分な確信を持てずにいます。 -
為替市場動向~8か月連続上昇のドル円相場~
2013-06-06 17:23相場が激しく動いた皐月から水無月へと月変わりとなりました。 日本の株価指数は、月初から23日高値までの上昇を消し、月足は昨年8月以来久しぶりの陰線で引け、黒田バズーカ発砲時の水準まで往って来いとなり、その後も株価はブレの大きな動きが続いています。 一方、為替相場も5月22日につけた高値103円74銭から反落が続き、6月3日には米経済指標に反応して、一時98円台をつけました。ローソク足で見 る限り5月のドル・円相場は97円42銭始値の100円47銭終値の陽線引け。昨年10月からの8月連続の月足陽線引けは過去最長記録達成。記録更新は続 くか!?今後の注目になるでしょう。 5月にドル・円相場が上昇した主な背景は、ドル高です。 5月中の、対米ドルでの各通貨パフォーマンスをチェックすると、主要通貨は全て下落。トップは11%下落の南アフリカ・ランド、2位が7.7%の豪ド ル、3位は7.2%のニ
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