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2か月で14%上昇した日経平均
2022-08-24 19:45
日頃、株式運用にご関心をお寄せの億の近道の読者の皆さんにとってこのところの株式相場やそのベースとなる経済や企業業績についてどのようにご覧になっているでしょうか。 日本にとって1990年からのバブル経済崩壊後の経済運営は消費税を柱にした財政健全化を目指した国民の生活を委縮させる施策の下で繰り広げられてきた。あれほど経済の発展を続けてきた日本のGDPが諸外国のそれが伸びる中で一向に伸びてこないで今日に至っている現状を打破するにはどうすべきなのか? その答えは一つは10%の消費税をGDPの拡大傾向が見出せるまで下げるということにすべきだという意見も根強いものの、現在の岸田政権の施策にそうしたアクションは全くと言って良いほど出てこない。 新型コロナに感染するほど様々な人たちの意見に耳を傾けてきた岸田首相は新資本主義を掲げているが、株式市場にとっては就任後にキャピタルゲイン課税増税を匂わせるなど -
株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.20
2021-06-22 01:14~相場の観測~【週足】=下降トレンドの脱出が焦点=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/13479 前回の「下値を探る経過も反動高値幅が焦点に」(記:21/5/14)では、以下のように述べた。「4週連続の下げ(1,042円:週末ベース)から1週の反発(545円)を挟んで急落し、27,448円と前安値28,405円を下回った(下方に進んだ)ことから、高値(Q)30,467円に対する下値を探る経過となっている。また、高値からの下げ幅としては、1)3,152円、2)3,822円、3)3,938円などが挙げられる。反面、下げ幅が3,019円≒2,994円となり、一旦、反動高が生じやすい面もある。」
とした。 実際には、2週の戻りのあと騰勢が一服した。また、高値(Q)30,467円以降の戻り高値が切り下がる( -
株の玉手箱 『着眼大局着手小局』(No.17)
2021-03-24 12:00
~相場の観測~【週足】参照 =高値更新がポイント=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/12921 前回「短期二段上げ進行も上値抵抗水準接近へ」(記:21/2/12)では、以下のように述べた。「安値(N)21,530円以降の基調を維持し上値を追う経過となっている。ただ、20年3月の安値(L)16,552円から直近高値29,562円(2/10)までの上げ幅が13,010円と過去の騰落値幅12,708円を上回ってきたことから、二段上げ(三波動構成)も上値30,000円前後の水準では抵抗を受ける可能性もあり反動安値幅に要注意となる。」
とした。 実際には、安値(P)27,663円から切り返し、高値(Q)30,467円と上伸したあと反落した。また、安値(R)28,743円(3/8)までの下げ幅1,724円 -
株の玉手箱 着眼大局着手小局その8
2020-06-24 19:14~相場の観測~【週足参照】 =上昇ピッチに警戒=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/11408 前回「基調維持も騰勢鈍化で反動安値幅に留意」(記:2020/5/15)では以下のように述べた。「騰勢鈍化も半値戻し20,317円をクリアしたほか、安値(R)16,552円から直近高値20,390円までの上げ幅が3,838円と前上げ幅3,822円(P~Q)に相当する水準20,347円を上回り、順次バランス値をクリアし、上げ幅の拡大につながりやい経過となっている。 引き続き、高値(K)24,270円を基点とする下げ三波動(K~N~Q~R)形成後の第4波動(R~?)が進行しており、以下の上値水準が挙げられる。(1)21,480円=R+(Q-N)(2)21,667円=R+(K-N)(3)22,341円=R+(I -
波乱の新年度
2020-04-06 21:48「新型コロナウイルスの蔓延→世界的な景気悪化」の図式が広がり、2月末から株価の下げも誘発したことで、世界各国の中央銀行が一斉に金利引き下げに動いています。 想定より早く、いよいよ「金利が上がらない」金融市場になってきました。 この超低金利環境は暫く続きそうです。 今年に入ってから市場金利が下げ始め、株式市場も不気味な上げ方をしていましたので何となく不安を感じていました。2月のメルマガでも「買う気になれない」と書いていましたが、とは言え、2月に入るまでは新型コロナウイルスのニュースも余り気にせずにおりました。 2月末頃でも米国金利は1%台を維持していましたので、どちらかと言えば「世界中で金利の無い世界」に入っていくことが今年の景気悪化を織り込んでいるのかな?と言う風の考え方をしていましたから「株式市場にも警戒しなければ」と言うことで、キャッシュポジションを高めにしていた程度でした。 それが -
ドル円相場動向
2016-10-17 13:5911日はダウが200ドル下落するなど久々の大きな下落となった。 といっても下落率は僅か1.1%なのだが。アルコアの決算が予想に届かずアルコア株の下落が引き金ということになっているが、米長期金利がひたひたと上昇してきているのが不気味だ。 10年債利回りは1.8%と先週の1.736%から上昇し、最近の高値を更新した。 金利の上昇は株価にはマイナスだが、この金利の上昇に株価がどこまでもつかというのが今後の注目材料になるのではないだろうか。 11日は株は下落したが、12日は小幅上昇で小動きとなり、米国長期金利の上昇=株価下落というパターンにはなっていない。 今週は3年債240億ドル、10年債200億ドル、30年債120億ドルの入札があるために需給的に債券が売られやすい(長期金利が上昇しやすい)地合いではあるのだが、この金利の上昇はFedの利上げを見込んでのものなのかいまひとつはっきり -
2015年の展望
2015-01-07 10:51アベノミクス相場は2013年にスタートし、2年を経過してきましたが、2013年には56%も上昇した日経平均ですが、2年目の2014年は7%という値上がりとなりました。株高のようで意外と小さな上げに留まったことがわかります。 こうした流れを受けて果たして2015年はどうなるでしょうか。 この上昇がいつまで、どの水準まで続くかはともかく、市場関係者の様々な意見に耳を傾けると強気の声が一様に聞かれます。株式相場は上昇してくると一段 と強気の声が高まってきますし、下がってくれば不必要に弱気の声が聞こえてきます。ここはご自身の判断を試すべきチャンスでもあります。 年間を通じて見れば強弱感が対立した後の調整は株式相場ではよくおきがちです。株式運用では値上がり益と配当による利益をどうやって取り込むのか投資家 は考えながら行動していますが、売り場をどこに置くか、買い場をどこに置くかで運用利回りは異な
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