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記事 102件
  • 市場潮流

    2020-06-09 17:35  
     今週(6月1~5日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で985円84銭上昇し(率にして4.5%の上昇)、2万2863円73銭で取引を終えました。3週連続の上昇です。 株価指標は過熱気味ですが、国内外で経済活動が再開され、景気が改善するとの期待から、投資家心理が強気に傾き、今週も株価の上昇が続きました。 日経平均株価は1日(月)から5日(金)まで5日間続伸しました。 主要国では、財政・金融両面での大規模な景気対策が続いており、3日には、トランプ大統領が米経済の支援策の検討を始めたと報じられたほか、4日には欧州中央銀行(ECB)が大規模な追加金融緩和に踏み切りました。 先週も述べましたが、海外投資家が買い越しに転じるなど、株式需要は良好です。折しも、企業の配当の支払いが開始され、その再投資も見込まれます。内外の投資家のリスク回避姿勢が緩和したことで、原油など資源市況、長期金利、新興国通貨な
  • 大魔神のアンテナ 経験則が通用しない相場

    2020-06-09 17:34  
     今回の戻り相場は、あらゆる面で歴史的に見て経験則が通用しない相場のようです。 外資系ファンド運用者の多くが、過去の外部的な原因で株式市場が大きく下落した時に、どの程度の期間、また、どの程度の反発があったかを検証した結果、今回のように短期間でこれだけの上昇を演じた相場はないと語っていました。 私自身株式投資を始めて37年になりますが、これだけ大きく下落して、この早い期間でこれだけの戻りを演じた相場は経験がありません。 東京市場をはじめ、欧州・米国市場と先進国の株式市場は3月中旬底値から立ち上がり、この6月に入り、新型コロナウイルス前の水準にほぼ回復しています。米国市場、東京市場では40%前後の上昇を示現しました。 金融当局者、政策担当者らの、金融緩和策や大規模財政出動と二つの大きなテコ入れで現実を無視して、政策による回復期待のみで買いが入った株式市場です。 それに対して、冷静に現実社会を見
  • 見えない敵に免疫を持ち始めた株式相場

    2020-04-08 23:04  
     目に見えない何かが世界中を徘徊し、私たちの生活を脅かしている。 これに対して私たちの中には対応策に追われる為政者や普段は忘れられていた防御対応のツールの開発者が大忙しの状況となっている。 過去の人類の歴史をひも解いて解説するこの見えない何かに詳しい専門家や目に見えない何かを知っているように電波上で語る俄か解説者、芸能人などメディアでは賑やかなことこの上ない。まるで他人事のような話をしては高給をむさぼる無責任な人々が日々、私たちの耳に見えない敵の話をねじ込んで来る。 日本にかの国からやってきた疫病の流行はメディアのあおりのような報道で私たちの心を傷つけてしまい経済が委縮。株式市場はこの経済委縮を先取りしてクラッシュ相場を演出した。 こうした状況下でこのところ関東圏や関西圏での感染拡大が顕著となり、医療崩壊が懸念される状況となってきたことから明日、いよいよ政府から緊急事態宣言が出ることになっ
  • 冷静さが求められる株式運用

    2020-03-31 22:13  
     武漢ウイルスによる肺炎の感染拡大で株式市場も大混乱。日経平均もNYダウも1000円幅、2000円幅1000ドル幅、2000ドル幅が当たり前のように見られる日々の変動にも多少慣れが生じる昨今となってきた。 敢えて新型コロナウイルスとは言わずに本稿では武漢ウイルスとして発生地の名称をつけておくが、更に世界的な流行をパンデミックならぬパンダミックとも言っておきたい。パンダの国からの感染拡大だから敢えてこうした言い方が当然だろう。 素性の知れない見えない敵との戦いは今年に入ってからと考えられるのかも知れませんが、インターネットなどで言われている話では昨年9月22日に端緒があるともされており、その真相はこれから徐々に明らかになると思われる。 多くの投資家にとって年初までは楽観ムードに包まれていたせいもあって2-3月の一気の株価急落にはついていけなかったという向きも多いのかも知れません。 日経平均は
  • 大魔神のアンテナ 外出禁止令

    2020-03-30 18:52  
     遂に東京も外出禁止令!?自粛モードになってきました。 株式市場も自粛モードになるのでしょうか? 日銀、GPIFが東京市場を守ってくれるのか、来週が岐路と予想しています。 今週までは機関投資家の決算売りと、持ち合い解消売りも最後の週となり、来週からは新年度入りになります。それに伴い売りも一段落し、新年度入りの為の新規投資を考えなければならない時期です。 今後、機関投資家がどのような姿勢を示すか、売り続けていた姿勢から変化がでるのでしょうか? 30日、31日の株式市場の動きは重要だと考えています。 上記した、東京都の感染者拡大に伴って、都知事が外出自粛のコメントをした後、スーパーマーケットでは食品の買占めがされ、商品が無くなり、私自身も買い物をしてびっくりしました。首都圏も欧州・米国並みの外出禁止令がでるのも時間の問題です。 また、先ほど発表された政府の景気判断も大幅下方修正し(6年9カ月ぶ
  • 新型コロナウイルスが中国友好国から欧米に拡散する中で

    2020-03-23 13:37  
     どこかの国に忖度したのかパンデミック宣言してこなかったWHOが遅きに失したようなパンデミック宣言をしたことでますますこの問題は深刻になってきた感があります。 昨年12月に発生した(実際にはその前だったのかも知れない)武漢発の新型コロナウイルスが春節の時期で人の移動に加速がつく1月末から世界中に拡がりを見せて、とうとう韓国、イラン、イタリア、更には欧米へと拡散して世界中がことの深刻さにようやく気がつきました。 時すでに遅し。 ウイルスを封じ込めるためには人の行き来を止めることが不可欠なのですが、対岸の出来事のように比較的のんびりと構えてきた欧米において感染者数の急激な拡大で対応に追われています。 日本でもまだ感染者は増えていますが、徐々に増えている状況下で医療への影響は最小限に留まっている状況です。検査を必要最低限に留めたことで感染者が潜在化する中で医療現場ではまだパニックが起きていないこ
  • 博打市場

    2020-03-10 02:01  
     依然としてコロナウイルス禍が広がりを見せています。 やたらとバラエティーやニュースで取り上げられ大騒ぎですが、通常のインフルより重篤になるのか?うちでは家内や子供とも、余り違いはないのではないかとの会話になっていますが・・・。 但し、皆さん予防に努めているためかインフルの蔓延が防げて良いことです。 恐ろしいのは近所の大国で、臭菌屁総書記の来日延期の理由として、まるで日本がウイルス発祥の地のようなニュースを流し始めました。何でもありの狂産党・・・流石です。 余談ですが・・・、マスクの買い占めや転売などの迷惑行為は「迷惑防止条例」などで罰せられるよう即刻条例改正すれば良いのにと思います。この国はやること為すこと全てが遅い。こちらは責任を取らない無責任体質(縦割り役所)ウイルスが蔓延しています。 ところで、生命保険協会が「外貨建保険販売資格試験」を創設するとの記事がありましたが、少々驚くととも
  • 444記念号

    2020-03-06 15:36  
     さて、記念号とは書きましたが困りました。単なる数字並びの記念ですから(苦笑)※編集部註:今回が街のコンサルタント通算444回目のコラムです。 今週は新型肺炎の蔓延への再認識との理由でNY株式市場が大幅下落したことで、週明け数日の下げで投げを余儀なくされた(信用取引の)投資家も多かったのではないかと思われます。 とは言え、1,000ドル幅の下げは大きく見えますが、実態はNYダウで直近高値を付けた2月12日の引け値から26日の引け値までの下落率は約8.8%ほどですから、もちろん注意は怠れませんが、暴落と言う程ではなく、大きめの「調整」との印象を持っています。 それこそ1987年のブラックマンデーの時には2,500ドル辺りから数日で1,800ドルを割る水準まで売られたのですから、これぞ暴落と言えるのでしょう。 昨年秋の27,000ドル近辺からの一段の上昇はFRBによる短期資金の供給に悪乗りした
  • 大魔神のアンテナ "新型肺炎騒動"は終焉したのでしょうか?

    2020-02-13 01:01  
     1月17日、市場は高値を示現後、翌週から中国武漢での「新型コロナウイルス」感染が表面化し、2日間ほどは少々、警戒心はあったものの、中国だけの問題と受け止められ、世界の株式市場は大きく下げることはありませんでした。 しかし、3日後には感染威力が、以前の「SARS」や「インフルエンザ」よりも強い事が判明すると、一転、株式市場は大きく売られました。一時的に戻す場面も有りましたが、WHOが緊急事態宣言の発表後は、警戒感が強まり、株式市場は下値を試すような動きになりました。 しかし、今週月曜日に目先の下値を示現後、世界的に株式市場は反発し、東京市場を含め、米国・欧州市場が続伸(月曜日から連日上昇)しました。依然と「新型肺炎」は感染拡大している中、株式市場だけは買いが入り始めました。無論、中国当局が経済状況の悪化の懸念から市場に大量の資金を供給し、預金準備金の引き下げなどの金融緩和策を実行し、中国国
  • 良いお年を

    2019-12-28 12:39  
     間もなく2019年(令和元年)も終わります。 今年も拙い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。 街コンの名前通り、庶民目線で金融商品や投資環境について(愚痴も含めて、笑)思い付いたことを書いてきましたが、今年の特徴としては、世界的な金利の低下傾向が顕著に見られた年だったと思います。5年前から続いてきた米国の利上げ方針から一転し、今年はFRBが利下げに動いたことによっても、世界の金利がこれに引きずられたものと思われます。 米国10年物金利は昨年10月からの1年間で約半分(3%→1.5%)になり、現在も1%台後半を上下しています。感覚的には9月初旬につけた1.5%辺りがボトムと感じますが、これも今後の景気次第でどうなるか分かりません。 2011年後半からの8年間は1.5%~3%のレンジを上下していましたが、景気鈍化となれば米国の金利はもう一段低い水準へと下がるのかもしれません。