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記事 18件
  • 株式市場は実体経済を考慮しているのか!

    2020-12-09 12:01  
     米国株式市場は最高値を更新。ダウ平均でも30,000ドルの大台を示現、S&P500、ナスダックも休憩しながらも最高値の更新を示している。 東京市場も日経平均が1991年の水準まで回復、12月2日には26889円90銭まで上昇。日経500種は最高値を11月末まで更新していた。 しかし、ここ11月から世界的に新型コロナ感染者が急増、欧州でも外出規制、飲食においても営業中止の措置を取っているところもある。米国では連日10万人超の新規感染者が続いている。 日本国内でも同様に新規感染者が増加傾向を示し、「大阪・北海道」では「GO・TOキャンペーン」を見合わせることに。東京でも強制ではないが、65歳以上の方は外出を控え、「GO・TOキャンペーン」も利用しないように。と東京都知事も述べなければならない状況に陥っている。 このような状況下では、サービス業「飲食業」「旅行・レジャー関連」や公共交通機関など
  • 公平性と開示

    2020-12-07 11:48  
     今週からまたコロナ禍による自粛要請が始まっています。 5月~6月の頃には「夏に入れば治まるのではないか」「冬までにはワクチンが出回るかもしれない」と言った期待感もありましたが、国民が自粛行動に入ってから既に半年以上が過ぎ、閉塞感が色濃くなっています。 改めて自粛要請が増えていますが、飲食や小売、旅行業、そして医療関係者の皆さんは心が折れそうになりながらも日々奮闘しておられることと思われます。 我が家もささやかながら地元の飲食店のテイクアウトを増やすなどしていますが、安易にGOTOなどせず地道な医療業界支援や事業者支援をしなくてはいけない時期だったはずなのに、バラマキの誘惑に勝てない政治家と予算獲得目的の省庁の強欲タッグが迷走を続けます。 ゼロ金利政策が続く金融市場では連日の株式高騰で沸いていますが、果たしてそれほどに誰もが儲かっているのか?証券関係者に聞いてみると余り楽では無さそうです。
  • 大魔神のアンテナ マザーズ市場に異変が起きた。先物市場がリードする相場!」

    2020-11-02 10:27  
     マザーズ市場の今回の上昇局面の立ち役者は先物であった。無論、このような取り組みを可能とした投資家は「外国人投資家」であった。 マザーズ市場、3月後半から反転上昇を始め、第一段階はバイオ株がリードで相場をけん引。その後はIPO銘柄が引き継ぎ第2波を演出した。そして、9月初旬から10月14日までの上昇トレンドを作り上げたのは、外国人投資家であった、 先物を活用し2018年1月の高値を奪回した。2年猶予下げ続けていたマザーズ市場をここまで押し上げたのが、先物を活用した投資方法であった。 その動きが顕著に表れたのが、10月初め、マザーズ指数が20ポイント高、30ポイント高と大きく上昇しているにも関わらず、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が拮抗。(この時期値上がり銘柄、値下がり銘柄の対比は1対1.2程度の比率でした)先物リードで押し上げていた。 物色される銘柄も「値がさ株、10、000円以上で、出来
  • 大魔神のアンテナ 直近のマザーズ市場

    2020-09-02 15:17  
     本日は直近のマザーズ市場を検証したいと思います。 マザーズ市場は2018年初めに高値1367.86ポイントを示現後、ほぼ一直線で2019年初めの水準まで下げ続け、その後の1年も、ジリ貧相場続きでした。今年2月末から止めの大幅下落を演じ底入れしました。今、マザーズ市場は2年3カ月間の下落相場から立ち直ってきました。 現在、マザーズは527ポイントから1156ポイントまで回復、2倍以上の上昇を示し、2018年6月時の水準まで回復しました。無論、3月中旬以降の1部市場の戻り相場もあったが、それよりも3月13日、いち早く底入れし(日経平均は19日に安値)上昇に転じました。 この時期は外国人投資家がマザーズ市場だけ買い越しに転じていました。 さて、その上昇相場を見るにおいて、リード役が2銘柄あったと思います。 その一つはIPO銘柄の代表として「メドレー・4480」です。新型コロナウイルスによって、
  • ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい  第16回

    2020-01-23 13:38  

    ※2007年7月17日掲載。
    ■第16回■ 2007年もあっという間に半年が過ぎてしまいました。今年も日本の株式市場は内憂外患にふりまわされて、世界中の国の株が元気よく上昇する中にあって、一人蚊帳の外状態に陥っていました。 少し上がると、やれ上海市場が暴落する。アメリカでサブプライムローンの問題でヘッジファンドが大損して、アメリカ発で金融市場にシステマティックリスクが発生する・・・。そして日本の政治も安倍政権が年金問題や閣僚のゴタゴタで、ダッチロール現象をひきおこし、今にも墜落しそうな状況です。参議院選挙は自民党がボロ負けすると、ほとんどの人が考えていると思います。 しかし、円の為替相場にも株式市場にも現れている最近の一弱状態も、基本的には心配性で日本国を見限った日本人による円売り外貨買い、日本株売りの結果だと感じます。 心配している人それぞれの、心配の対象が違うから、心配される国の通貨
  • 大魔神のアンテナ 年頭の市場

    2020-01-14 19:34  
     昨年末、大納会、前日の営業日まで外国人投資家は買い越しでした。 過去、クリスマス休暇の前後には、外国人投資家は売り越をして手仕舞いをする時期でしたが、今回はまったく違ったようです。昨年12月の月初め1週間だけが売り越しでしたが、その後、3週間は買い越しが続きました。規模的には、やはり、クリスマス休暇がありましたので、大きい資金流入ではないものの、継続的な買いは続いていました。 その分、多少の調整で1年が終了をしました。外国人投資家、さま様でした。 さて、本年の株式市場の始まりは、「トランプ大統領」の決断で始まったイラン軍事司令官殺害により、株式市場は乱高下で始まりました。大発会1月6日は451円安。そして、反発370円高と思えば、また反落して370円安。そして、またまた反発し、535円高と連日大きな動きを演じる毎日でした。この4日間では結局プラス80円となりました。 今までなら、このよう
  • 大魔神のアンテナ 年後半の株式市場と来年の展望

    2019-12-30 12:57  
     年後半の株式市場は、やはり外国人投資家の独り舞台であったようです。 今も本日発表の投資家別売買動向でも、外国人投資家が小幅ながらも買い越しになっていました。8月、3度にわたる下値確認(20100円台)を経て8月末から反転上昇に転じた時から外国人投資家の買い越しが始まりました。そして、今に至っているわけです。 この12月SQの時に日経平均は年初来高値を更新、24050円を示現した。その上昇幅は約4000円弱と大きく跳ね上がりました。 このような相場を演じることができるのは、外国人投資家だけ。 毎回、このコラムでも指摘してきたが、外国人投資家に付くことが重要だということです。 外国人投資家が買い越しの姿勢になると、必ず「個人投資家」は売り越し姿勢を取る。不思議なことですが、このスタイルは15年前から変わりないことです。超寂しい現実です。 そして、利益を上げている投資家は誰かと言えば、外国人投
  • 大魔神のアンテナ 外国人売り越しへ

    2019-12-02 13:22  
     外国人投資家が8週ぶりに売り越しに転じた(現物)。 規模的には160億円程度で大きい金額ではなかったが、ここ7週連続買い越しから売り越しに転じたことで、東京株式市場にもちょっと高値警戒感が出てきたようです。 オプションSQ時に23550円を示現、ただ、SQ値は23637円(推定値)で幻のSQ値になってしまい、いまだに、そのSQ値を奪回できず、今週でも瞬間風速的に上昇する場面もあったが、23608円までの上昇でSQ値に届かずに下げてしまった。そして、ここ23500円以上になると、強烈な戻り売りが待ち構えて上値が重くなっている状況が続いています。 やはり、外国人投資家のスタンスに変化があったと思えます。 日本株は8月・9月時点においては、かなり割安に放置されていた。PERがその時には、11倍から12倍程度の低水準、海外市場では米国が14倍・ユーロ圏でも13倍前後にあった。世界的に見て日本株は
  • 大魔神のアンテナ やはり外国人投資家

    2019-11-18 23:09  
     やはり、外国人投資家といったところでしょうか。 買い越しが続いて高値更新銘柄が続出。 9月末日の週から外国人投資家は先週11月8日の週まで通算5週連続の買い越し姿勢を示した。今年初めの買い越しになるが、その金額的な規模もこの期間、現物だけで1兆5000億円超になる。これは、ここ今までにない規模の買い越しになっている。 それまで外国人投資家の売買動向は、7兆円以上の売り越しになっていたので、買い越し額はまだまだかもしれません。 しかし、期間的に5週連続の買い越しは3年ぶりのことです。相場が大きく変化したことになります。 8月の3度に渡る下値模索から反転上昇をしてきましたが、今振り返ると外国人投資家による相場であったことがはっきりします。特に1部市場で、時価総額が大きい銘柄&値がさ株が買われ指数を大きく押し上げた。その半面、小型・新興市場は売りに売られて、株式市場の足枷になっていたようです。
  • 大魔神のアンテナ しっかりと勉強を

    2019-11-06 00:30  
     日経平均はいい感じで23000円台まで戻りましたね。 これも外国人投資家がなせる技なのか? 外国人投資家が買い越しに転じると相場は良くなります。10年前から変わらない図式です。 本日、東証で発表された投資家別売買動向では今週も外国人投資家は買い越しになっていました。9月末日より10月25日までの4週間の買い越しになり、今年初めて4週続けての買い越しになりました。 8月末、日経平均が20100円台から買いが始まり、9月中旬一時的に売りに転じる場面もありましたが、その後、再度買いに転じ、今の相場状況を演出しました。 やはり、外国人投資家の動向は東京市場を見る上では重要なポイントとなっています。 半面、なぜ、国内投資家の動きは株式市場を左右することが出来ないのでしょうか。 いつもながら考えさせられます。 一つは、株式投資の教育がなされていないことです。 私自身も株式投資を個人投資家に教える教室