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記事 19件
  • 地方創生のテーマを掲げる企業の評価 その1

    2018-12-19 01:18  

     株価の長期低迷が多くの銘柄で見られます。  株価が低迷する中で上場企業から発信される情報の乏しさが投資家にリスクオフの行動を取らせてしまいがちになるのは過去も現在も同じこと。同時進行的に様々な上場株が下落歩調を辿ることで多くの投資家は手に負えない状態になってしまいます。  株式で保有していれば資産がいつの間にか目減りしてしまう。上がらないなら株を売っておこうとする投資家が日々登場し、売りを繰り返してしまう。  本日久々に取り上げるサイネックス(2376)株もその典型的な銘柄の例です。  サイネックス(2376)という企業は地味ながらどこか面白そうな事業を展開しています。だから株価が低迷している時期にこそ皆さんにもその評価を考えて頂きたいと考えます。 [サイネックス株の行方]  時価703円で直近安値700円を明日以降切りそうな位置にある低迷状態の株価。2015年に地方自治体が展開する
  • 復活の兆しが見え始めた株価低迷銘柄

    2018-11-13 22:54  

     決算発表を機にそれまで低迷が続いてきた銘柄が株価の上昇に向け復活することはよくあります。  決算発表にはポジティブな内容とネガティブな内容が含まれていますが、投資家のマインドはポジティブな内容により重きを置き、株価水準と相談しながらリスクマネーを投じることになります。  時には株価の低迷を払拭するだけの業績内容ではなくても、株価の位置が低いという感覚だけで大きくリバウンドする事例もあります。  また、四半期決算発表が投資家の銘柄選定に誤解を与えることはよくあります。四半期毎の業績に一喜一憂していては企業の本質を見誤ることになりますが、現実は短期投資家と中長期投資家の戦いの場ですのでそうしたことになってしまいます。  企業にとって四半期業績の減益は時に致し方ないものかも知れませんが、投資家にとっては許し難いものかも知れません。数字を見た途端に売りを浴びせてきます。  企業の説明不足もあ
  • 社会貢献型企業の評価

    2018-10-31 09:31  

     企業は営利を目的に設立され、数々の苦労を経て上場に及んでいますが最近ではESG(環境、社会、企業統治)の視点で高く評価されるようになってきました。  ESGを前提にした企業活動により利益を上げて、その中から株主に利益を配分する好循環を通じ社会に貢献することが高評価につながるという訳です。  欧州などを中心にしたESG投資では結果としてPER、PBRの投資尺度が高まることになりますが、日本市場においてもそうしたESG投資により評価を高めている企業があります。  直近のアドソル日進(3837)がESGにより評価を高め、障害者雇用支援サービスのエスプール(2471)が業績の向上を背景に時価総額を向上させたのもESG投資が背景になっていると言えそうです。  これらは概ねPERは30倍を超える水準になっており、市場平均を大きく上回っています。さすがに全体相場の調整の中でこれらの銘柄も現実には売
  • 株式放浪記

    2018-09-04 21:00  

     有望銘柄探しの旅を続ける現代の松尾芭蕉、私、炎のファンドマネージャーが、見出した銘柄は有料メルマガや動画炎CH(無料)などでご報告申し上げていますが、マイナーな銘柄も多いので皆さんの関心は薄いのかも知れません。  中小型銘柄の専門家「炎のファンドマネージャー」が繰り出す様々な情報は時にインパクトがあったりします。但し、100%うまくいくとは限らず、時に意思の疎通が図れず会社に裏切られたりもします。  良い出会い、良い情報を求め、地方に出向き、社長やIR担当者との会話を重ねながら皆さんに喜んでもらえるネタを探して参ります。  株式投資には長期投資のベースとなる情報が必要で、そのネタは机上でより敢えて足で稼ぐことを選定していきたいと考えています。  先週は久々に大阪に出張。サイネックス村田社長との会話を楽しんで参りました。暮らしの便利帳やふるさと納税代行業務で自治体との関係が密になってい
  • モノ言う株主がここにもいた!!

    2018-06-14 02:23  

     前号で取り上げた三信建設(1924)に続いて、本日は神田通信機(1992)も大株主の増配要求に対してまた会社側が反対表明を明らかにしています。  あちこちでモノ言う株主が登場してきますが、株主からの要求が徐々にエスカレートしてきそうな中で、経営陣も心してかかる必要が出てきたことを理解しないとなりません。  三信建設も神田通信機もどちらかと言うと地味目の旧態依然とした建設会社という印象ですが、そうした地味で非効率な企業の株主が声を上げはじめたのかと感じる昨今です。  三信建設の場合は44円程度のEPSに対して130円配当を要求するものでしたが、通常では考えにくい配当要求はゴーイングコンサーンとしての企業経営に揺さぶりをかけるものと言えますが、今回の神田通信機は配当性向100%を要求(1株193円配当)していますのでまったく理不尽とは言い難い点もあり、こうした大株主の要求が増えてくる時代
  • 積極的PRを始めた地方自治体をサポートする企業

    2016-10-19 00:46  
     小池知事誕生以来、東京都が良しにつけ悪しきにつけ話題沸騰。日本で一番税収の多い自治体だけにそのパワーは世界的にもどこかの国以上になっていますので注目される日々が続いています。  日本には約1700余りの地方自治体があって、それぞれが個性ある運営を続けています。いわゆるお役所仕事と言われる非効率性から脱却し効率的な運営に向け、また開かれた組織を目指して動き出そうとしています。  地方創生が国のテーマにもなる時代ですが、その歩みは一筋縄にはいきません。  とは言え、着実に少しづつ動き出しているようにも思えます。  そうした地方自治体をサポートする上場企業の一つがサイネックス(2376)ですが、彼らは暮らしの便利帳という自治体が発行する住民、市民、町民のために自治体と組んで広告入りコミュニケーション誌を発行。既におよそ700の自治体で発行は進んできました。更には最近ブームとなっているふるさと
  • 1年間の調整を経て

    2015-12-08 20:13  
    2015年に活躍しなかった銘柄が2016年も駄目かと言うと、それは内容次第。約1年もの間、株価が下がり続けてきた背景を考えて、積極的に投資できる要素があるかどうかを検討してみてはどうかと思います。 1)アイロム(2372)時価1114円  SMOやCMO事業で構築してきた15000もの医療ネットワークを活用しての再生医療などの創薬に取り組むことになった同社の2014年12月の高値 は3045円、それから直近安値1105円まで下落し続け、株価は3分の1の水準となりましたが、先週の説明会開催で反転するきっかけとなる予感。  それでも株価の下落傾向が見られる株には売りが出やすい。本格化は来年と見るが、iPS細胞関連銘柄として改めて評価したい。 2)夢真HD(2362)  こちらは高値から2年間の調整を経て下値模索中。  人材が集まらないと話にならないが、今期も大量採用を目指す。  配当性向100
  • 地方重視の施策で注目される銘柄

    2014-08-12 14:56  
    あなたのふるさとはどこですか。東京やその周辺に在住する多くの日本人はおそらくふるさとをお持ちなのかと思います。  日本という国は東京一極集中の状態であり、ふるさと(地方)あっての日本ではあってもつい忘れてしまいがちです。とは言え、お盆にはふるさとに帰り、ご先祖様の墓参りをする方も多いかと思います。  東京ばかりが豊かになって地方が疲弊していては日本の存続は危ぶまれます。いつの間にか日本人がいなくなって外国人ばかりの地方が増えてこないとも限りません。果たしてそれで良いのでしょうか。  ふるさと寄付金制度が注目されています。  年収の多い方は複数のふるさとに寄付をして税金を控除してもらうことができます。私のある知人も、年収が多く、100もの地方都市に寄付をしてその見返りとして地方の産物を得ているとの話です。  都会に住む方が都会にお金を落とすだけではなく地方にお金を落とすことで地方の財政が豊か
  • 相場に夏休みはない

    2014-08-05 19:56  
    暑中お見舞い申し上げます。  いつもの夏と同様に暑い暑い日々が続きますが皆さん、いかがお過ごしでしょうか。  多くの個人投資家は夏休みモードの状態なのかも知れませんがアナリストなどの市場関係者はなかなかゆっくりと休みが取れないのかも知れません。いよいよ3月期決算企業の第1四半期決算の発表シーズン入りとなります。  先日久々に、私はあるベテランアナリストと某機械メーカーの決算説明会でばったり会いました。  その人なつっこい顔のベテランアナリストは超多忙の日々を送っているとの話を私にしてくれました。彼とは昔の同僚でもあり、旧知の仲で、わずかの時間ではありましたが、銘柄の情報交換なども行いました。  彼の担当は機械や造船などとのこと。四半期決算の発表があってこの暑い時期も走り回らないとならないので大変だと私に正直に話してくれました。アナリス ト活動30年という豊富な経験値を持つ彼は証券会社という
  • サイネックスは本当に上場している意味があるのか?

    2014-06-11 03:15  
    2003年の上場直後からウォッチしてきたサイネックスとのご縁がもう10年を過ぎてしまった。あっと言う間の10年であったが先日の説明会では私の名前を覚えて頂いたのか、私の質問に対して名前を添えて回答頂きました。もうここまで来たかと感慨深い。  但し、こちらにはまだ不満が残る。成長のベクトルがまだ読めないのです。相手は地方であり財政難にあえぐ地方自治体だからビジネスにはならない筈。ところが同社のビジネスは徐々に発展し、前期売上はピークを更新。利益も高水準となっています。  スマホ時代でテレパル電話帳などはとっくの昔に不要になってしまった感があり、縮小のビジネス。それに代わるのが地方自治体と共同発行する広告入りの暮 らしの便利帳。既に460以上の自治体が発行している累計発行部数3800万部となり紙資源の消費に貢献している(そこで電子書籍化を図っているそうで、 既に6月2日現在で328地域が電子化