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セリングクライマックス
2021-07-14 15:12
何だか寂しい週末となるかと思っていたら先週末はようやく小さな日銀砲が市場に放たれたのか週末の最後の最後で日経平均が2万8000円に戻るなど週明けに期待を残す格好で終えた。 多くの投資家は全体相場がどこまで下げるか見極めようとする。 いわば他人任せと言えるが、全体相場も個別銘柄もセリングクライマックス的な動きを待っている。 NYダウもNASDAQ指数もS&P500もまだ強いというのに日本株が弱いのはなぜ?と聞かれそうな展開が続きましたが、相場は相場に聞け。 上がるか下がるしかない相場。下がるという見方、つまり弱気派は日経平均の下値を2万5000円というご託宣。日経平均3万3000円説の強気派はまだそうした見通しを変えていないのかはともかく現在は下に向かっている状況で流れに竿をさせない展開が続いている。 そうした株式相場の動向を運用者目線で筆者は眺めている。 先週末がセリングクライマックス -
追証の逆張り買い
2016-01-18 21:46年初から日経平均は戦後初の6日連続下落した後も軟調に推移し、昨年末から約10%下落。 直近では昨年9月の安値水準まで下落する場面もあった。 今日は安値付近のトレード戦略についてお話ししたい。 安値が近づくと 「セリクラ(セリングクライマックス)はまだか?」 という話題をよく耳にする。 「セリクラ=一番安い水準」 なので逆張りで買う投資家は皆セリクラで買いたいはずだ。 セリクラだったかどうかは株価の推移を見ないとわからないが、梅雨明け前に雷が鳴って大雨が降るように明確なサインが出ることがある。 日経平均のような指数と個別銘柄のセリクラは両方とも需給の大きなブレを伴うことが多い。 昨年9月の安値からの反発は底打ちの兆しが見えていたところにオイルマネーファンドの大幅解約のヘッドラインに驚いて売りが殺到した場面が底(報道等で取り上げられた際に売り終わっていた可能性がある)であった。
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