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為替相場一転して円高に振れる中で
2023-01-19 12:49
昨年は米国の金利上昇を背景に為替(ドル円)が1ドル=151円台まで上昇。円安進展の中で日本株は輸出関連や市況関連の円安メリット銘柄を中心に米国株の下落ほど調整が進まずに来たが、151円がピークとなり日銀の為替介入や低金利政策の見直しなどを背景に先週末は一気に127円台まで円高に振れてきた。相場変動には行き過ぎがつきもの。今回もまた行き過ぎの動きとなりつつある。 為替相場はコロナショック後の101.27円を円高のピークとして昨年10月の円安水準(151.94円)まで50.67円の幅でドルが上昇。円は下落した。この半値押しであると126.6円となるが、既にこの水準に到達しようとしていることになる。 為替の変動が円高に振れる中で日本株は米国での金利上昇ピッチが鈍化しつつある中で米国株が強い展開を見せる一方で弱含んでいるがこれは値がさハイテク株から銀行セクターや内需系に資金シフトが起きているた -
投資家Sの今週の注目銘柄 パイプドHD【3919】
2021-07-22 09:38
皆様こんにちは、投資家Sと申します。 創業(1964年)半世紀を超える投資日報社が、毎週月曜・木曜に発行を行っております、”投資日報α”(月曜版)に”投資家Sの今週の注目銘柄”を連載しております。 7月中旬に入ってから、日本株のみならず、米国株の上値も重たくなってきました。 昨年3月のコロナショックで付けた安値から、株価はほぼ一本調子で上昇を続けて来ましたが、経済再開によって猛烈に伸びている需要に供給が追い付いておらず、物価の上昇と供給不足による経済活動の停滞を懸念して、景気回復のピークが早まる可能性が出てきており、足元の株価は景気の減速を織り込み始めております。 人間の活動には周期性(サイクル)がある事は世に知られており、経済学でも4つのサイクルによって景気循環が起こる事は知られております。 最も短いサイクルはキチンサイクルと呼ばれており、約40カ月(3年半)程度の期間となり、在庫変 -
有料メルマガライブラリから(377)「消費税増税延期なら日本株への資金が増えてくる可能性も」
2021-04-16 00:54
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=「消費税増税延期なら日本株への資金が増えてくる可能性も」= (有料メルマガ第375回・2016/4/5配信号)※2016年4月現在の内容です。留意してお読み下さい。【前略】 3月末の配当や優待取りのための株価の動きを見ていると、インカム・ゲイン利回りが高い銘柄のほうが株価の上昇傾向が強かったように感じます。 業績が良いのに株価が下がり、ちっとも株価がリバウンドしない企業の株がたくさんありますが、儲けている割には配当を増やさないという傾向のある企業の株には新たな投資資金が流れ込んできませんでした。 -
市場潮流
2021-04-13 00:02
今週(4月5~9日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で85円94銭下落し(率にして0.3%の下落)、2万9768円06銭で取引を終えました。2週ぶりの下落です。 週初の5日(月)は先週末の地合いを引き継ぎ、日経平均株価は3日続伸。前週末比235円高となり、終値ベースで3月18日以来、3万円の大台に乗せました。前週末に発表された米国の3月の雇用統計が市場予想を上回り、米国の景気回復期待が改めて強まりました。 続く6日(火)は、目先の達成感から、利益確定売りが優勢となり、前日比392円安と大幅に反落。7日(水)以降は、小幅な一進一退となりました。 4月下旬から本格化する国内主要企業の3月期決算発表を前にしての模様眺め機運や大阪を中心に蔓延しつつある新型コロナの変異ウイルスへの懸念などが相場のもたつきの主因とみられます。 しかし、週末9日(金)に21年2月期の決算を発表した安川電機(65 -
有料メルマガライブラリから(342)「油断せずに中長期でも相応しい企業の中から投資対象を選びたい」
2020-07-03 14:28有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「油断せずに中長期でも相応しい企業の中から投資対象を選びたい」= (有料メルマガ第457回・2017/11/7配信号)※注 2017年11月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 現状でも、私は株式市場に投下している資金をキャッシュに替える努力を続けています。 最近コラムで書き続けているように、自分の健康状態と、年齢と、いずれくると思っている日本株の大きな調整(=下落)を上手に掴まえるために、資金をキャッシュに変えて温存しようと考えているからです。 しかし、日本株のバブル化が始まっているなら、バ -
有料メルマガライブラリから(314)「油断せずに中長期でも相応しい企業の中から投資対象を選びたい」
2019-11-14 21:22有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「油断せずに中長期でも相応しい企業の中から投資対象を選びたい」= (有料メルマガ第283回・2017/11/7配信号)※注 2017年11月現在の内容ですので留意下さい。【前略】― 週刊現代や週刊ポストなどの週刊誌には日本株の上昇について、これからも株価が大きく上げていくような記事が記載されはじめました。これは株価の調整が近いという危険信号が点滅しだしたのだと気を引き締めて、最後の大きな株価上昇をうまく掴もうと努力しています。 ―
現状でも、私は株式市場に投下している資金をキャッシュに替える努 -
決算説明会シーズン到来
2019-11-14 03:19今年もはや11月。企業からは2Qの決算説明会の案内が届く季節となってきました。 企業業績は様々な要因で変動を見せます。それをフォローするのはアナリストの役割ですが、インプットする情報が多すぎるとなかなかアウトプットが出来ずに終わってしまいがちです。 効率良く投資家の皆さんに企業業績の動向をお知らせするにはどうあるべきか、多くの証券アナリストはこの時期、体を酷使しながらの活動を続けることになります。 私も些かくたびれ気味の体に鞭打ちながら関心を持つ企業の説明会に顔を出して、その内容をコンパクトにまとめて情報媒体に記すことになります。 理解しやすい銘柄もあれば理解しにくい銘柄もあり、投資家は企業から発信される業績見通しにすばやく反応することになりますが、大方は想定もしない見通しに唖然としてせっかく保有してきた株式を泣く泣く売りに出したりすることになったりします。 業績をどう見れば良いのか・・ -
最新有料メルマガから「黒字を出し続ける企業にこそ、投資すべき時」
2018-08-30 13:22
今回は特別に、本日配信の有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」のコラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎の最新コンテンツをお楽しみ下さい。=コラム「黒字を出し続ける企業にこそ、投資すべき時」 (有料メルマガ第496回・2018/8/28配信号) 【前略】 なんと、この企業の株価がここまで急落するのか。滝のように落ちて行くのか。そう感じることが本当に多い8月の日本株の状況でした。 でも、この暴落は指を咥えて大きく上げてしまった、高値株をバーゲン価格で買うチャンスの時だ。そう考えて、落ちてくるナイフを掴みにいっては傷だらけになるような状況となりました。 しかし掴んで大きく下げた株は、売らないで損だしして、殆ど同値で買い戻してポートフォリオに貯めこんできました。 いま、改めにポートフォリオの状況を確認すれば、含み損が大きな株は、殆どない状況に戻 -
特別編:本日の有料メルマガコラムから「どの企業にどのタイミングで投資するか考える毎日」
2017-08-16 23:51
本日は特別に、最新号(本日配信)の有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」のコラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎の最新コンテンツをお楽しみ下さい。 =コラム「どの企業にどのタイミングで投資するか考える毎日」= (有料メルマガ第445回・2017/8/15配信号) 【前略】 ― 3月・6月・9月・12月本決算の企業の決算短信の発表が続いています。 決算発表を待ち、その後の株価の動きをしばらく確認してから投資すべき だと考えて努力しています。ただ決算発表直後にストップ高した企業の株 価が続伸するのを追いかけると、高値づかみの可能性も高いです。そこで 考えたのは業績が良いのに通期の業績を上方修正しなかったので、わずか しか株価が上昇しなかった企業や、株価が下落した企業の中から、第2四 半期以降に大きく業績上方修正を行う可能性の -
業績予想を利用した投資
2017-05-24 05:41
決算発表を絡めた投資は業績の進捗率と前年からの変化率に着目することが王道だ。 ただ、3月決算銘柄の決算は進捗率より、前期実績から今期の業績予想との差に注目したい。 今期の業績予想が昨年の実績と比較して伸びている銘柄は好業績への期待が株価に反映されやすい。 業績予想の比較項目は主に売上高、営業利益、経常利益、最終利益等がある。 これらの中から経常利益に対してスクリーニングを行い、今期業績のイメージを把握するとよい。 経常利益を選択する理由は一時的に発生する特別損益の影響を除外して銘柄を絞り込むためだ。特に一時的な利益は株価に評価されにくいからだ。 続き、詳細はこちらでhttp://www.okasan-online.co.jp/tradeinfo/theme/2017/0509a/ 【視点・ポイント】 全体的に今期業績予想は控えめの印象。EPSが1,400円に迫っているが、
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