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金銭教育をするための教科書
2017-08-04 02:34
先週、某東証一部企業の社長と、1対1でお食事をさせていただく機会がありました。 その会話の中で出た話として 「企業内で社員に対して、金銭教育を与える機会を設けたい」 という話がありました。 どうも、その社長自身が強く「金銭教育が必要だ」と認識しており、それを社員にしっかりと教育していくことが、社員の方々の生活の安定につながるであろうということをお話されてました。 ところで、メルマガ読者の皆さんは過去にしっかりとした金銭教育を受けたことがあるでしょうか? 学校教育や社会人教育の中では、金銭教育は含まれませんので、ご自身が意欲的に金銭教育を学んでいなければ、自然と機会を与えられることもなかったはずです。 もし、私が、メルマガ読者の方に「金銭教育」の本をお勧めするのであれば、 【初心者向け】 新・メシの食える経済学~お金に恵まれる人生への手引き~ (光文社知恵の森文庫) 著 -
先立つものは・・・「お金」なのか?
2017-05-26 14:28
慣用句で「先立つものは金」という言葉があります。 これは、何かをしようと思った時に、まずはお金が必要だという意味合いです。 しかし、本当にそうなのでしょうか? 私の実感とは異なります。 実際には、先立つものは・・・ 「信用」 なのではないかと思っています。 つい先日も、 「○○したいとは思いますが、先立つものが無いので・・・」 という話をされる方がいらっしゃいました。 しかし、私からすると 「本当にやりたいことであれば、他の人からお金を借りてくるなり、出資してもらうなりしてやればいいだけの話」 に聞こえました。 当人には申し訳ないのですが、周囲の人が協力して、応援してくれるほど自身がそのことに対して「本気」だとは思えないのです。 「本気」であれば、周囲の人にお金を借りるか、出資し(出し)てもらうかをしてまずは取り組むことからスタートするでしょう。 その結果として、上 -
株のもうけはガマン料
2016-10-13 23:36私の大好きな投資家、邱永漢の残した言葉に 「株のもうけはガマン料」 という言葉があります。 株式投資の経験が長い皆さんは、もうご理解されていると思いますが、 株式投資は必ずしも思うようには行かないものです。 それでも、一番平均的で簡易に儲けやすい方法として、 私は世界中の株式と債券にインデックスで分散投資をして、 中長期的にリバランスをしながら増やしていく方法を、 投資初心者の方々には推奨しています。 そうした分散投資を行う場合でも、投資を始める段階で基本的な リスク(標準偏差) 長期的に期待されるリターン を基に、5~10年の時間の経過とともにゆっくりと資産を成長させていく方法をご説明しています。 しかし、冒頭に書いたように 「株のもうけはガマン料」 なのです。 ガマンができない人たちは、運用を始めて半年、1年で期待していた成果が出ないと もうすぐに投げ出したくなります。 株式は、上が -
資産運用をする前に読んだ方が良い本
2016-03-16 00:19資産運用の相談に来られるお客様の中からの質問の一つとして 「何か読んだ方が良い本はありますか?」 という話をいただきますので、本日は本の紹介。 私の方で、個人が資産運用を始める前に読んだ方が良いと思う本を3冊ご紹介します。 1)投資戦略の発想法(木村剛) こちらは、資産運用を始めようと思う方に1冊で網羅的にすべての考え方が書かれている良書です。 著者本人は日本新興銀行がらみで問題がありましたが、だからと言って本に書いている内容まで否定されるものではもちろんありません。 資産運用よりも、まずは家計を見直したり、自分の仕事についてきちんと考えたりする方が大事と、資産運用に取り組む前にやらなければいけない作業についてもきちんと整理されています。 私も普段、資産運用の相談を受けますが、こうした資産運用の取り組み以前の行動がきちんとできない人には、資産運用そのものもお勧めするものではありま
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