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セラミックス:日本が誇る職人芸の世界9
2020-07-14 16:29【NOXセンサー つづき】 燃焼効率を損ねずNOx発生を抑制させる方法としては低温化や低酸素化が有効だ。燃焼用空気の窒素と酸素が燃焼による高温で発生するサーマルNOxと燃料中の窒素成分が燃焼で酸化されて発生するNOxに分かれる。 だがサーマルNOxは燃焼温度が高い、酸素濃度が高い、高温域の燃焼ガスの滞留時間が長いと多く発生し、燃料中の窒素成分は酸素濃度が高いほど多く発生する。つまり酸素濃度が高いとNOが多く発生し易くなる。多くはこの過程でNOが発生し、大気中の酸化でNO2となる。 ガソリンと空気(酸素)を完全燃焼させるストイキ(理論空燃比)を採用するガソリンエンジンの排ガスには殆ど酸素を含んでおらず、空気過多の燃焼を行うディーゼルエンジンでも燃焼後の残留酸素は少なくなっており、排ガスの一部を吸気側に戻し、低酸素濃度のガスを吸気することで燃焼温度を低下させており、ポンピングロスも防げる。 デ
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