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市場潮流
2020-08-12 15:22今週(8月3~7日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で619円94銭上昇し(率にして2.9%の上昇)、2万2329円94銭で取引を終えました。2週ぶりの上昇です。 日経平均株価が前週末の31日(金)まで6日続落したことで、重苦しいムードが漂いましたが、同日の米国株が上昇。アップル株が上場来高値を更新したことなどを受けて雰囲気が一変。週初の3日(月)は日経平均株価が前週末比485円の大幅高となり、4日(火)も前日比378円高と大幅に続伸しました。 ただ、5日(水)以降は短期的な過熱を警戒した向きの利益確定売りが優勢となり、小幅ながら3日続落して取引を終えました。 米国株は堅調に推移していますが、日本株は今週回復したものの、反発力はやや弱い印象です。 ただ、今週は20年4~6月期が好調だったゲーム株など「巣ごもり需要」関連銘柄が買いを集めました。 米国株が強いのは、7月末の米連邦公開市場 -
菌滅(きんめつ)の刃
2020-02-09 12:29新型コロナウイルスが猛威を振るう中でその対策に絡む銘柄が人気化している。マスク、除菌、殺菌消毒、防護服などの関連企業に対する評価が高まる中でやや過熱感も感じられる。 中国・武漢のアウトブレイク(集団発生)から世界的な広がりが見られ更に流行が拡大していくパンデミックが意識されていることで世界経済への影響も懸念される事態となっており、先行きへの不安感から株式相場は日経平均は一気に2万3000円割れの動きを見せてきた。 今回の新型コロナウイルスの致死率は3%とされるが、患者数が幾何学級数的な増加のピッチで死亡者数も増加のカーブを描くことになる。市民レベルではマスクや手洗い、うがいなどの対応しかない現状から、日常生活に支障が出る始末。 春節で増える筈の中国人観光客は制限されたことで観光地も大打撃。そんなことより命が大変と内向きに変わる消費者心理。観光地への打撃がどう出るのかなど不安感が高まる中な
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