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為替市場動向~"リスク回避で円買い"は過去のものになるか?~
2014-02-20 13:27昨年末から米国の悪天候が経済に及ぼす影響が心配されてきましたが、日本でも今月、関東地方に予想を超える大雪。交通、物流の断絶、孤立など、悪天候の影響の大きさに驚きます。 最近発表される米国経済指標には、景況感、雇用、消費、住宅関連を中心に予想を下回る数字が多く、どの程度が天候(特に大寒波)に影響されているのか? 原因は天候だけではないのでは?との疑心暗鬼も多く聞かれるようになりました。 注目された1月の米国雇用統計。最も注目される非農業部門雇用者数は予想より少なく、またしても天候の影響かどうか解釈が難しく、今後出てくる数字を待って判断していくしかなさそうです。 雇用に関する数字の中には、これまで配されてきた労働参加率は改善し、失業率も低下傾向なので、雇用は少しずつ改善してきているのではないか、という見方もあります。 年初来、米国経済の改善傾向が数字で確認できにくい状態のためか、米ドル -
為替市場動向~市場の春はまだ遠い?~
2014-02-07 01:35午年は波乱の幕開けになりました。今年に入ってから、日経平均もドル円相場も昨年11月と12月の連続陽線の月足に覆いかぶさる1月の月足は長い陰線。 そして、始まったばかりの2月も今のところ陰線。年初来、下げ相場が続いています。立春を過ぎましたが、市場の春はまだまだでしょうか。 報道などでは、背景は中国経済の経済指標の悪化に始まり、通貨下落、経常収支悪化から始まった新興国リスク。その裏には、米国の量的緩和の段階的縮小の 開始がジワジワ効いてきている、と伝えられます。米国の量的緩和縮小は、昨年から分かっていたことだと思いますが、何かと決まり文句のような背景としてと りあげられます。 世界経済の好不調を左右する米国経済は、12月からの悪天候によって景況指数や雇用状況を悪化させていることが、最近発表される経済指標から伺えます。 東海岸の厳しい寒さはまだ続いているようです。今週初に行われた恒例のスー
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