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将来への備え
2015-07-10 10:37昨年から続く自衛権の議論。不思議な感覚が付いて回ります。もう半世紀以上も前の、敗戦により米国に占領された日本が占領軍主導により作られた憲法を議論しています。 申し上げたいのは憲法解釈の範囲内での自衛権をどうすると言う議論以前に、この60年以上の歳月に於いて前提条件が大きく様変わりしていること(現実を)をどう捉えるかの議論が殆ど無いことに違和感を覚えると言う辺りです。 2度の大戦を経て、経済力に於いても軍事力に於いても米国が圧倒的なパワーを身に着けたのは今から70年も前であり、米国が1929年の大恐慌から立ち 直り成長軌道に戻った時期です。そして1991年のソ連邦崩壊によって東西冷戦構造も終わりを告げましたが、その当時の主要国の経済格差はご存じの通りで す。 この間日本は安泰なまま現憲法を守り続けてきました。しかしながら日本がピークを迎えたこの1990年頃を境に日本から見た世界の雰囲気
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