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定年後の時間を好きなことに使うためのホッコリとした株式投資への誘い
2014-08-04 15:23■定年後に楽しく株式投資とつきあう法■ 私は60歳になったばかりですが、51歳の時にサラリーマンを辞めて、定年生活に入りました。9年間のあいだは自宅で株式投資に浸りきった生活をしてき て、考えたことなどは、これから定年を迎える皆さんに、お役にたてるのではないかと考えて、このコラムをスタートしてみようと思い立ちました。 私と違って60歳近くまでサラリーマンを続けてきた勝ち組サラリーマンの多くは年金長者になっていることが多いので、ガツガツガッポリ稼ぎたいというような脂ぎった野望をいだいているようなことは少ないと思います。 しかし、アベノミクスと黒田日銀が目指しているデフレ脱却のための政策などで、次のようなことを感じている方は多いのではないかと思います。 これからは自分たちが物心がついた子供のころから大学生を卒業したころまでの、ひどいインフレ時代が戻ってくる可能性もある。それならば、預金 -
退職後の資産運用
2014-07-03 12:01今回は退職後の資産運用について考えます。 定年退職をした方々の中には、退職金を受け取って初めて、これまで現役生活では経験をしなかったほどのまとまった金融資産を手にする方もいます。 そこで、まとまった「退職金」を運用するべく、最初に銀行や証券会社に相談しに行くといったケースが後を絶ちません。しかしそれはあまり賢明な順番とは言えません。 前2回の連載でも述べてきたとおり、「老後」の資産運用はあくまで「老後」の生活費に不足する部分を補うために必要な程度を運用するということが一番大事なポイントです。 そのためには、これまで学んできたように 「自分」は老後どの程度資金が必要なのか? 年金生活だけではどの程度不足するのか? といったことをまず検討する必要があります。 例えば、第1回目の連載で学んだように、65歳以降年金収入だけでは生活費として年間70万円の資金が不足するようであれば、90歳ま -
65歳でいくら必要?
2014-06-05 17:40今回から4回にわたって、老後の「お金」について考えていきます。 まず初回は「老後のマネープランを考える」と題して、30代~50代の現役世代の方々がリタイア後の生活を迎えるにあたって、「お金」の面でどのような準備をしなければならないかを一緒に考えます。 まず最初に、今回は想定するケースとして、 65歳まで現役として企業などで勤務し、65歳以降は退職し、年金支給を受けながら貯蓄を取り崩しながら生活をする こととします。 実際には、将来の日本では年金財政の悪化や高齢化の影響を和らげるために、勤労期間の延長(元気で働ける人はできるだけ長く働く)や、年金支給開始年齢 の延長(諸外国では67歳~70歳支給の決定が行われつつある)といった対策が行われると考えられますが、その影響はまた次回以降に検討するとして、今回 は現在の制度が維持されると想定したケースで考えてみましょう。 まずは、老後の主
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