-
お小遣いは増やしなさい
2023-08-23 23:29
夏休みに帰省したらおじいちゃん、おばあちゃんが孫にお小遣いをあげる。 これは、ごくありふれた光景です。 おじいちゃん、おばあちゃんからお小遣いをもらったときこそ、子供にお金の仕分け方法を教えるチャンスです。 お金の仕分けの基本は、「1.すぐに使うお金、2.しばらく後に使うお金、3.貯めるお金、4.寄付するお金」に分けることです。 祖父、祖母からもらったお金は1~3に仕分けするのが筋です。 4は自分で稼いでからしなさい、という教育で私はいいと思っています。 祖父祖母は、「自分のために使いなさい」という願いを込めてお小遣いをあげている人がほとんどだからです。寄付をするなら自分でするわ、という話です。 さて、1と2のお金は、預金口座か貯金箱か財布にいれておけばよいのですが、最近はスマホ決済にチャージすることもできますので、現金とチャージを仕分けするのも学んでおくとよいでしょう。 問題は3です -
小学生になったらお小遣い制をはじめましょう
2023-03-06 15:50
億近読者のみなさんこんにちは。 金融教育の専門家遠藤です。 この4月からお子様が小学生になるという人は多いとおもいます。 子供が小学生になったらお小遣い制をスタートしましょう。 私が推奨しているお小遣い制は、「家の中の仕事をした子に、給与としてお小遣いを支給する」というシステムです。 このやり方のメリットは以下のとおりです。・働くことでお金を得ることを学べる・お金の大切さがわかる・お金の計画力が身に付く このメリットは我が家で実証済みです。 特に欲しいものが出てきたときに親にねだるのではなく、自分稼いで手に入れる、という自己実現の習慣が身に付くところは本当に良いところだと思います。 ただ、以下のようなデメリットもありますので、工夫が必要です。・子供がなんでもお金お金というからイラッとする・大人の思ったとおりにならないからイラッとする 仕事をしてお金を渡すルールにすると、子供がちょっとし -
物の価値を話し合う体験
2021-05-07 04:52
億近読者の皆様こんにちは。 小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。 今年のゴールデンウィークも自粛ムードのまま突入しそうですね。私は家庭でできるお金の学びの方法としてお店体験を推奨させていただいております。 子育て世代の方は連休中になかなか出かけるところもないでしょうから、おうちの中でお店体験をやってみたらいかがでしょうか。 過去の寄稿で私は家庭の中でカフェを経営するやり方を提案しました。 コーヒー豆やコーヒーフィルター等の材料を買ってきて実際に家の中でコーヒーを作り、子供が客である親にコーヒーを売るという体験です。 材料を買ってくるフェーズで買い物体験ができますし、材料を売り切ることが大変だという経験もできます。 何よりコーヒーいっぱいでも売り物として出すためにはそれなりに気を使う必要があり仕事の苦労を学ぶことができます。 世の中で働いてい -
遊園地のぷかぷか浮かぶ風船、いくらか知ってますか。
2020-12-04 22:05億近読者の皆様こんにちは。(タイトルの答えは、後半に出てきます。) 小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。 私は小学生になったら、仕事とお金の家庭教育をすることを推奨しています。 お金の教育をすると、子供がお金を自分で管理できるようになります。 そして無駄遣いがなくなり、物の本質的な価値を見抜けるようになります。 我が家でも小学生の息子にお金の教育をしています。 本日は先日ディズニーランドに行った時に子供に一本取られたお話をします。 まず、少しお金の教育論について説明をさせてください。 お金の教育で多くの方がぶつかるのが「子供がお金を使わない。」という点です。小学生くらいだと行動範囲が限られているので意外とお金を使う機会がありません。 貯金の教育は大して難しくないのですが、お金を使う教育は難しいのです。 ゲームセンターでお金を使いまくるのは、よ -
お小遣い制は変化を楽しむ
2020-04-27 00:23億近読者の皆様、こんにちは。 お金の教育特化のFP、遠藤功二です。「小学校がいつスタートになるの?」「家庭学習にも限界がある」、と思われている方に、家庭内でできるお金の学習の継続のコツをお伝えします。 家にお子さんがいると、家のお手伝いをさせてお小遣いをあげる、ということをされている家庭も多いかと思います。 しかし、意外にこのお小遣い制が継続しないと言う声も多く聞きます。「管理がめんどくさくなった。」「毎回子供にお金お金と言われるのが嫌でやめた」「子供のモチベーションが続かない。」などです。 いわゆる三日坊主に陥るというものです。■継続のコツ:変化を楽しむ お小遣い制を継続するには、親側が変化を楽しむしかありません。 よく考えてみてください。 大人である我々も、毎日同じ仕事、毎月固定給では仕事に飽きてしまいませんか? 私は大手銀行で働いていましたが、毎日の繰り返しにかなりストレスを感じて -
子供と一緒に学ぶお小遣い教育
2020-01-31 17:34億近読者の皆様、初めまして! お金の教育を専門としているFPの遠藤功二と申します。 今後、家庭で行えるお金の教育論について、連載していきますので、宜しくお願い致します。 さて、子供が小学生になったら、そろそろお金の勉強をさせていきたいものです。 その第一歩が、お小遣い教育です。 最近、投資教育が注目されています。 老後2,000万円問題や、終身雇用の崩壊が若い人の耳にも届いています。 子を持つ親は、子供たちに生きる力としての金銭教育を施す必要があります。【まずは日雇い労働から】 そこで、私はまず、「仕事をすると賃金がもらえる」というお金の基礎を教えることが重要だと考えています。 最初は、子供に家の中のお仕事を頼み、1つの仕事に対し10円、20円といった賃金を払います。 そしてそれを貯金箱に入れるよう、教えていきます。 お金の使い方は、本人たちに任せてみましょう。 欲しいお菓子を買ってすぐ -
"お小遣い稼ぎ"の人たちの残念な運用
2019-07-19 15:46先月から、弊社主催でセミナーを開催しています。 普段コンサルティングやセミナーを通じて、一般の個人の方々で感じるのは株式投資を「資産形成」目的でやっていなくて、「お小遣い稼ぎ」でやっているのではないかと思っています。 つまり、何が言いたいかというと、「資産形成」5年も10年、またそれ以上の時間をかけて、大きく資産を成長させていくイメージです。数百万円や数千万円の資産を時間をかけて築いていくことは誰にとっても可能な話です。 一方で「お小遣い稼ぎ」とは、数か月や数年単位で、数万円から数十万円儲かったら売ってしまって、その利益でちょっとリッチな贅沢ができるというような捉え方をしています。 この差が一番如実に現れるのは、投資金額の差です。 「資産形成」を目的とする場合には、目先の手元に必要そうな現金以外はすべて運用に回していきます。 長期で資産形成をするのですから当然なことです。 弊社で基本的に
1 / 1