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悪材料のリバウンド狙いについて その2
2016-09-26 17:19今週の日経平均株価は前週末比で1.4%の上昇。 日銀の政策決定会合ではイールドカーブやETFの調整が発表された。米国ではFOMCで利上げが見送られたことで米国の株価は上昇。日経平均株価は為替が円高に振れたものの週の高値圏で取引を終えた。 直近急落した銘柄のリバウンド取りは地合いが大切である。 足元の相場のように指数が高値でのもみ合いが続いていると物色手掛かり難からリバウンド銘柄に資金が向きやすい。 逆に注意点は指数の下落リスクである。 需給面でリバウンドを取ろうと逆張りした投資家が信用買い残を増やしやすい。加えて、高値でつかんでしこっている玉の処分リスクがあるため、指数が下落する弱い地合いではリバウンド取りが失敗に終わることが多い。 そのため、銘柄を分散させて指数でヘッジをかけながらリバウンド取りをすることはリバウンド取りの弱点を補った有用な手法だと考えている。 (Bコミ) -
悪材料のリバウンド狙いについて
2016-09-12 15:59今週の日経平均株価は前週末比でほぼ変わらず。 ISM非製造業景況指数が市場予想を下回り、米国の9月利上げの可能性が遠のく可能性が強まり、為替が大幅に円高に推移した。 しかし、日経平均は円高を受けても堅調な推移を続け、週半ばには17,000円を上回る場面も見られた。 日経平均は高値での膠着が続き、手詰まり感が見られる。 株価が高値圏で膠着すると投資家の余力もそれなりにあるため、物色の対象が広がりやすい。物色のテーマとして直近急落した銘柄のリバウンド投資は有用な投資アイデアだろう。 先週はサイバーダインの戻りが見られたし、今日は中村超硬が一時ストップ高を付けるなど、先週から今週にかけてリバウンド投資に一定の成果が得られた。 これは信用の日柄調整とマザーズ指数が強いことで、出遅れを物色する動きにつながったと思っている。 (つづく) (Bコミ) (情報提供を目的にしており内容を保証 -
最近、悪材料のリバウンド狙いの勝率が低い その2
2016-09-05 15:53今週の日経平均株価は前週末比で約3.5%の上昇。 堅調な米国株、雇用統計に向けて9月の利上げを織り込む動きが続いたため、ドル円は円安に推移した。これを受け、日経平均は週の高値圏で取引を終えた。 最近、リバウンド狙いの勝率が低いのは「新興市場の低迷」と「機関投資家の玉処分のタイミングのズレ」の影響が大きいことが挙げられる。 新興市場の低迷については前回取り上げたが、ここ一か月の指数の騰落を見ると 日経平均は3.0%の上昇 マザーズ指数は4.9%の下落 新興市場の低迷からポジションの保有時間が短くなっている。 モデルケースとして6166中村超硬、7779サイバダイン、2193COOK、7618PCDEPOTを取り上げたい。 今回はもう一つの理由として機関投資家の玉処分のタイミングのズレについて考えたい。 よくある機関投資家の玉の処分のパターンとしてIRで業績修正や悪材料が開示さ
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