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記事 35件
  • ノーロード保険商品の販売

    2019-10-26 04:08  
     前回に続き、米国のNAPFAカンファレンスで見てきた事の報告です。 セミナーやスポンサーブースの中で面白い物を見つけました。「ノーロード保険」という保険商品です。https://www.dplfp.com/solutions/for-your-clients 日本でも米国でも、保険商品は販売者に対する販売コミッション(手数料)が高く、まともな資産形成のアドバイザーであれば、なかなか保険商品をお客様に推奨するのは難しいというのがこれまでのアドバイザー業界での常識でした。 数年前に同じカンファレンスに参加していたときには「ローロード保険」(手数料を安くしている)保険代理店と言うものは見たことがありましたが、ついに販売手数料フリーの商品も出てきたようです。 NAPFAのメンバーであるアドバイザーは、販売手数料を取らないという主義主張のアドバイザーの組織ですので、これまでこの団体に所属するアドバ
  • 想定内と想定外

    2019-10-19 02:39  
     米国に想定外の大統領が生まれて早や3年になります。 この3年間で世界の雰囲気は大きく変わりました。紛争はもとより国同士の敵対的な関係がより先鋭化し、あちらこちらで一触即発的な場面に遭遇しています。 その微妙な綱渡りの中で米国株式市場は活況を呈していますが、大型減税の影響も一巡するとともに金利も相当下がりました。大騒ぎしては緩和期待を醸し出して株式市場を底上げするトランプ大統領の「ハッタリ戦略」にも終焉が近いと感じます。 米国内では来年の選挙をにらんだ論戦や、弾劾手続きなども進んで賑やかになっていますが、一方、対峙している各国はトランプ大統領への対処法を分析しているはずで、何をツィートしてもいちいち強く反応せず慎重に対処しているように感じます。 周囲が冷静になれば、突飛な発言で露出を増やし支持率を維持する戦略も効果が薄くなるなど、今まで同大統領を支持してきた有権者にも変化がみられるのではな
  • 10年間米国事務所訪問をして新しく学んだこと

    2019-10-10 23:04  
     前回のメルマガでご報告した通り、先週は一週間米国のシカゴでNAPFAというファイナンシャルアドバイザー団体のカンファレンスに参加してきました。 カンファレンスに参加する前日には、シカゴ郊外のTimothy Financial Counsel Inc. https://timothyfinancial.com/ にオフィス訪問をさせていただき、現場でのお話を聞くことができましたので、今回は、その内容を報告したいと思います。 小屋も10年間米国FPのカンファレンスや事務所訪問を続けていますが、今回のTimothy Financial Counsel Inc.のビジネスモデルというものは、10年間でも初めて出会うものでした。 米国のファイナンシャルアドバイザーは、主に顧客の資産管理に携わり、そこからアセットマネジメント報酬(Fee)をいただくという内容が主流になっています。 これは、金融商品の
  • 自分流の投資で

    2019-10-08 01:25  
     いよいよ消費税10%(2桁)時代の幕開けです。 これから間もなく(選挙対策用に杜撰に決めた)軽減税率による混乱をはじめ、幼児教育や高等教育の無償化による不具合が表面化してくると予想しています。消費税を上げるタイミングを利用しての選挙対策用バラマキ政策ですから、それはもう不具合が出てきて当たり前です。 持ち帰りとして買ったのに改めて店に戻って食べる客、益税狙いで「税金滞納もお構いなし」の不心得者の増加、還元される5%ポイントとの差額狙いの転売集団・・・、地方では経営不振の保育園が幾らか持ち直したり、都会では待機児童が増加し、助成金詐欺も増加して・・・、定員割れの地方大学では学生が若干増えるかも?・・・Etc。 ロクな話は無さそうで、国、地方を問わずバラマキ予算に喰らいつくゴキブリ議員や詐欺集団は大喜びです。振り回されるのは善良な納税者や事業者ばかり。 ところで、NHK総合の18:45頃に「
  • 米国を視察する意義について

    2019-09-28 00:13  
     来週から毎年恒例の米国FP事務所視察、FPカンファレンスへの参加のために1週間ほど米国シカゴに出かけてきます。 毎年のように米国に視察に行っておりますが、その中で何を学んでいるのかを改めて少し考えてみました。1.米国のアドバイスビジネスの発展の経緯を知る 小屋が10年前に初めて米国に訪問した時に、現在の弊社が行っているような顧客の資産アドバイスビジネスが米国では広く普及していることを知りました。 そして、その米国のビジネスモデルを模倣しながら日本でアドバイスビジネスをスタートしたわけです。 大体、日本の現在の金融リテールで起きていることは、米国で1990年代前半の状況に似ていて、概ね30年程度歴史を遡った状態にあります。 したがって、米国の1990年代、2000年代、2010年代の30年間で起こってきた変化を理解すれば、今後日本の金融リテール業界で起こる変化が読みやすくなるのではないかと
  • 今後の投資戦略?

    2019-06-29 02:23  
     ユーロ市場の景気悪化懸念が広がっています。 先日は国内の欧州系メーカーで働く知り合いが下記のように言っていました。「確かに欧州の景気が悪いらしく、本社がかなりのリストラを進めている」「それほど悪くない米国や日本法人でも、間も無く大がかりのリストラがありそうだとの話が出てきている」 たださえテロの続発や政治の混乱も加わり、欧州圏の景気実態が悪化してきているにも関わらず、米中貿易戦争の影響も大きくなり、ECBも景気刺激策や金利の引き下げと言った事柄にも言及し始めました。ドイツの長期金利も2014年8月に1%を割ってから低迷しており、最近では-0.3辺りを行ったり来たりです。 軽薄を地で行くマヌケ米国大統領は思慮分別が無く、気分次第であちこちを攻撃していますので手が付けられません。自分で景気を悪くしておいて「利下げしろ!」ですから、呆れます。そして中国やロシアはその混乱に乗じて、あの手この手で
  • ヴァンガード米国本社訪問記~その3

    2019-03-07 17:44  
     昨年の10月にヴァンガードという世界最大級の資産運用会社(投資顧問会社)に訪問をしてきました。  今回はその訪問記の第3弾でヴァンガード社のパーソナルアドバイザーサービスについて解説します。  今回はわかりやすいように1米ドル=100円で記載しておきます。  まずは、米国のロボットアドバイザー業界の整理がありました。 ●ロボアド  シュワブ     270億米ドル(2.7兆円) Fee無し  ベターメント   120億米ドル(1.2兆円) 25ベーシスポイント  ウェルスフロント 100億米ドル(1.0兆円) 25ベーシスポイント ●ハイブリッド(ロボ+人間)アドバイス  ヴァンガード  1,000億米ドル(10兆円) 30ベーシスポイント  シュワブ       10億米ドル(0.1兆円)28ベーシスポイント  ベターメントプレミアム             40ベーシスポイント  
  • ヴァンガード米国本社訪問記~その2

    2019-02-26 16:54  
     昨年の10月にヴァンガードという世界最大級の資産運用会社(投資顧問会社)に訪問をしてきました。  今回はその訪問記の第2弾です。  米国の証券リテールの業界動向を聞くと、 ・証券ブローカー(仲介)は、よりFiduciary Standardを求められており、仲介手数料からフィーベースへのビジネスモデルの転換が行われている ・ロボアドなども出てきており、アドバイザーはより低コスト化を強いられてきている ・フィーが中心のRIA(投資顧問)サービスは、よりウェルスマネジメントの機能を持った展開をしている ・RIA(投資顧問)サービスは、証券ブローカー(仲介)モデルよりも急速に伸びている ・RIA事務所でもM&Aが活発化していて、より巨大な事務所が誕生している ・フィーについてもより低廉化が進んできている ・投資判断についてはRIA事務所内ではなく、アウトソーシングが進んでいる ・銀行チャネル
  • 経常収支のバランス

    2018-12-20 18:06  

     先月から連載でご紹介しているアジア開発銀行研究所所長の吉野直行さんのメッセージです。  ⇒初回コラム  http://okuchika.net/?eid=8057  前々回コラム  http://okuchika.net/?eid=8086   前回コラム  http://okuchika.net/?eid=8109  第3回目は、経常収支のバランスについての議論です。 【経常収支のバランス問題は国内問題にあり】  トランプ大統領が就任後、さかんに 「米国の経常収支の赤字が問題である。特に輸出、輸入に問題がある。」 という事を発言し、貿易不均衡と関税を中心とする貿易政策に熱心です。  ここで、マクロ経済学をおさらいしてみましょう。  以下wikipediaの解説を参照します。 「一国の生産水準をYとする。輸入をIM、輸出をEX、消費をC、投資をI、政府支出をGとする。すると、支出面か
  • 投資あれこれ

    2018-12-15 00:13  

     相変わらずトランプ政権の無茶振りが伝わってきます。とは言え、その無茶なトランプ大統領のお蔭で、今まで倫理観も遵法意識も欠落していた、やりたい放題の中国狂産党の悪事が徐々に是正されることに溜飲を下げているところでもあります。  私と同じような気分の方も多くいらっしゃるのではないかと(笑)  確かに、そろそろ中国政権の悪事を叩いておかないと手が付けられなくなる恐れがあります。公海上に勝手に国境線を引き小国を脅し、買収し、隙さえあれば他人の物や技術を盗み取り私腹を肥やすと言う、やっていることは詐欺集団や強盗と一緒ですから。  国際司法裁判所の決定を「紙クズ」と言い捨てる一方で、「国際法に則って・・・」と主張するのですから、その横暴ぶりに呆れます。約束を守れず、法律も無視する国が増えているのですから金融市場も不安定になります。  トランプ大統領がもう少し賢く、且つ目立ちたがり屋で無ければ西側