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有料メルマガライブラリから(486)「今年の運用成績に固執せず来年を見据えて投資対象を選びたい」
2023-07-27 13:09
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「今年の運用成績に固執せず来年を見据えて投資対象を選びたい」= (有料メルマガ第306回・2014/12/2配信号)※2014年2月現在の内容です。留意してお読み下さい。【前略】― どうしてこれほど低PERのまま(=業績に比べて割安に)放置されているのかと不思議に思っていた企業の株が、いつの間にか10%、20%と上昇していることに気づくことが増えてきた。低PERを銘柄選択のための最重要指標として位置付けても良いと判断した ― 企業の株価が上がる理由はいくつもあります。しかし株価が上がる理由をた -
3つの投資尺度から見た日本株
2022-08-18 13:14
これまで急激に続いてきた米国のインフレ鈍化(消費者物価指数よりも生産者物価の低下)を背景に米国の株式相場が急上昇してきたことを背景に日経平均も2万8500円台まで戻ってきた。上げピッチからすれば3万円台乗せも近いとの観測が出てきそうだが、果たして今後の相場展開はどうなるのだろうか。 お盆休みながら株式相場は案外強いとの印象で今後の動向に関心が高まる状況なので今回は少し現状の日本株の位置づけを確認しておきたい。 日経225は現在、PER12.9倍、PBR1.17倍、配当利回り2.42%の水準にある。 これに対してプライム市場(1838銘柄)はPER13.8倍、PBR1.2倍、配当利回り2.31%でほぼ日経225と同じ水準にあると言える。 また、スタンダード市場(1451銘柄)はPER15.1倍、PBR0.93倍、配当利回り2.18%、グロース市場(482銘柄)は109.7倍、PBR3.9 -
モノサシをどこかに置き忘れた株式相場
2019-04-03 01:59杓子定規という言葉があります。 株式市場で誰もが常識的に使っている杓子や定規、つまり株価の価値を評価するモノサシはPER、PBR、配当利回り、それにPCFR(キャッシュフローレシオ)など。こうしたモノサシに株価を当てはめては割安だの割高だのと御託を並べるのがアナリストという職業人です。 そうしたモノサシを使うという習慣が最近薄れてきたと感じる皆さんも多いのかも知れません。文字通り杓子定規で株式投資していても成果は上がらないという投資家は感覚的なテーマ株投資に勤しむことになります。 夢を語れないバリュー株ではなく、現在人気の成長テーマ(AI、5G、IoT、RPA、サイバーセキュリティ、自動運転、遺伝子治療、創薬、働き方改革、国土強靭化など)や新たな投資テーマに沿った銘柄に軸足を置くことで高い運用成果を求めようという投資家も増えているようですが、こうした市場の潮流についていくかどうかは皆様の -
バリュー株礼賛
2016-12-21 00:31
日本株の多くは成長株よりもバリュー株に成り下がっています。バリュー株の定義は投資家の主観によって多少異なるかと思いますが、バランスシート上の資産が大きいのに株価の位置が低くて時価総額が自己資本を大きく下回っている銘柄群、つまりPBRが1倍を大きく下回っている銘柄のことだと位置づけられます。 バリュー株はPER、PBR、配当利回りの3つの指標がいずれも市場平均を下回っている銘柄のことだとも言えます。今や銀行株など日本を代表する大企業も軒並みバリュー株に成り下がっています。 成長株という定義は更にあいまいですが、とにかく業績、とりわけ利益が継続的に大きく伸びていく銘柄のことを指すのが基本です。 億の近道の執筆陣も含めて多くの投資家がバリュー株に着目しての投資を基本的に心がけておられるものと思います。私もそうした投資手法に賛成ですが、そこに成長性の視点を加えることで大きな成果が得られ
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