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書評:量子コンピュータ 超並列計算のからくり
2019-06-20 16:53書評:量子コンピュータ 超並列計算のからくり 竹内繁樹 著、講談社ブルーバックス https://amzn.to/2In5yls●コンピュータの歴史 マスコミが騒ぐ先端技術のほとんどは眉唾ものである。 常温超電導、常温核融合、空飛ぶ自動車、AIなど・・・詳しくは現代ビジネスの2018年8月27日の記事「騙されるな、空前の電気自動車(EV)ブームは空振りに終わる」 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57205?page=3 を参照いただきたい。 量子コンピュータもその「空騒ぎ」の一つであると思われる。 数学的に二進法を確立したのは17世紀のゴットフリート・ライプニッツで、"Explication de l'Arithmetique Binaire"という論文も発表しているが、現代コンピュータの理論的な歴史は少なくともそこまではさかのぼるであろう -
書評:量子コンピュータとは何か
2018-06-26 01:51書評:量子コンピュータとは何か ジョージ・ジョンソン 著 早川書房 https://amzn.to/2M57UVn これまで株式市場などで「革新的技術」だとの評判を得て、「今すぐにも実用化」されそうな話をマスコミがたれ流した事例は数え切れません。 「(常温)超電導」、「(常温)核融合」、「人工知能(AI)」などいくらでもあげることができます。「(完全)自動運転」もたぶんその一つになるでしょう(その理由の詳細は述べませんが、はるかに簡単な飛行機でさえいまだに「完全自動運転」が実現していません)。 特に「AI」は過去何度目かのブームがやってきていますが、今回もそれは実現できないと思います。簡略に述べれば、「人間の脳が電気で動いているというのは間違った考えであり、実際には生体の化学反応の結果電気が生じている」と考えるべきだからです。 また、人間の脳はあくまで体の一部であり、人間の脳
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