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記事 5件
  • 予想外れの自民党勝利を市場は好感

    2021-11-04 22:20  

     総選挙の結果はご存知の通り自民党単独過半数超えとなった。 しかも233どころか261議席を確保したことで市場はある意味サプライズがあったと言える。 そもそも当てにならないとは言え、メディア各社の予想がいずれも大外れとなり予想と結果の差が市場のサプライズにつながったと言えそう。 細かく見ていると世代交代の流れと新たな野党勢力としての維新の会や国民民主党の勢力拡大が見られた点が特徴となった。結果として立憲共産党と揶揄された政権運営能力に不安のある弱小野党連合軍が敗退したことも市場参加者への安心感につながったのだろう。 期日前投票の増加と投票率の低さも気になる点だが、国民各位にとっては老獪な普段の行動力に欠ける政治家に代わる日本国を背負って立つ若手政治家の台頭を期待しているとの感触も得ることができた。 一気には進まないが徐々に世代交代が進んでいることは来年の参院選でも明らかになるだろう。 総
  • 衆院選で考える

    2021-10-27 13:49  

     10月17日の日経新聞トップに、“衆院選、勝利に「地盤・看板・カバン」の壁”という記事がありました。これだけ分かり易く選挙での世襲有利を取り上げた新聞記事は初めてじゃないかと思います。 加えるならば、「地盤=後援会」「看板=自身や親などの知名度」は分かり易いですが、最も影響力があるのは「カバン=金」です。ここでは(キリが無いので)詳細は省きますが、ザル法である政治資金規正法と政治資金収支報告の杜撰さにより、政治資金による節税や脱税まがいの資金管理方法なども詳報して欲しかったところです。 政治団体を利用すれば相続税まで節税できてしまうカラクリ故に何代にも渡って世襲を続ける強烈なインセンティブになっています。そうなると政治家になる目的が「国家の政治」から「個人資産の維持」「親族財産の維持」へと目的が替わり、世襲が続けば続くほど本当の政治をせず、政治家に留まる活動ばかりになります。 少子高齢
  • 衆院選が始まる

    2021-10-18 22:24  

     矢野康治財務事務次官、立派過ぎます! 与野党を問わず、選挙が近づくとバラマキ話ばかりする情けない政治家たちの実態を、現役の官僚が実名で週刊文春に寄稿されました。今までは回りくどい言い回しで言及される方は多数いらっしゃいましたが、今回はとても明確です。 これを批判した数名の政治家の発言を調べると、大半が実に精神論的な、具体策や現実性の伴わない発言をされる方が多いことに気づきます。 「その通り、だが・・・」と言うような政治家の出現に期待しましたが、腹にストンと落ちる発言をされた政治家は居ません。策が無く、本音も言えない、政界の質の低下ばかりを見せられます。 矢野事務次官が言う通り「国民はそんなに馬鹿じゃない!」と加勢したい気分です。 さて本日、衆院解散が宣言され、31日の投開票まで政治家にとって熱い(暑い?)秋が始まりました。投資専門誌やニュースでは「選挙までは買われ易い」と言った記事を多
  • 変われない日本

    2017-10-06 12:48  

     先日は山本潤さんのセミナーを聴きに渋谷へ出掛けました。  久しぶりに投資に関するお浚いができました。10数年前に運用会社を退職してからは長いこと真面目に投資研究をしていなかったことに気づかされました・・・(汗)。  一般の方にとっては少々難解な個所もあったかと思いますが、投資の基本を丁寧に解説されていましたので良い勉強会になったと思います。  あの内容で5,000円ですから、お得感があったはずです(お世辞じゃないです。笑)。  さて、いよいよ来週から衆院選が始まります。軍国狂産党に加えてミニロケットマン、ベネズエラやシリアなどと言った独裁政権は絶対に嫌ですが、政治ゴッコに明け暮れる斜陽の既得権政治と言うのも困ります。  一方、得たものと言えば、ここ最近の混乱のお蔭で議員バッチにしがみつくだけの(役に立たない)職業政治屋の選別がし易くなったことでしょうか(笑)  有権者は何を投票基準と
  • 心地よい秋相場続く

    2017-09-26 23:10  

     皆さんは今回の衆院選挙を予想されていましたか。  北朝鮮の脅威が差し迫る中で衆院選挙をこの時期にやっておこうという安倍首相の決断に驚きの声は多い。半島の独裁者に怯えながらリスクオフを余儀なくされてきた投資家にとってここでの株式相場は一時の安息期間を送れるだけでも心地の良いものです。  配当を得て10月相場に備える投資家にとって2Q決算動向は気になるかと思いますが、市場にはたくさんの割安感ある銘柄があふれ、長期成長を指向する経営者のプレゼンに耳を傾けてみると勇気も沸いてくるかと思います。  投資家にとって様々な情報の中から取捨選択しながら運用のヒントを得る活動は楽しくないといけません。この経営者にリスクマネーを投じてみようと、あちらこちらのサイトを覗いているうちにいくら秋の夜長とは言え、あっと言う間に時間は過ぎていきます。  強気の相場の中で時に弱気の虫が鳴くこともあり、一気の株高にな