• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 2件
  • デサントTOB その2

    2019-04-02 01:36  
     3月14日に伊藤忠商事によるデサントへのTOBが成功しました。デサントは代表取締役や役員構成なども含めた伊藤忠案を受け入れたようです。  今回のTOBには実際には予定数の倍の応募があった模様で、TOB価格が大半の投資家が考える理論値より高かったためと考えられます。確かにこの業績レベルのアパレル系企業としてはPBR約2.5倍、予想PER30倍はやや高めに感じます。  今回のTOBは平たく言えば、現経営陣の保身を狙ったMBOを阻止するため、そして伊藤忠が保有する株式の価値を毀損しないための敵対的TOBと言えそうです。  加えて、韓国事業が伸びたとはいえ依然として筆頭株主を蔑にしたまま、営業利益率も伸びず6.7%程度のまま、足元3年間の伸びもほとんど無い経営では、以前から支援している意味が無いと伊藤忠経営陣は考えたのでしょう。  デサント側は「買収されたら大変だぞ~!」と従業員に刷り込むなど
  • デサントTOB

    2019-02-26 16:57  
     伊藤忠商事によるデサントへのTOB。国内株式市場に画期的な事案が出てきました。  振り返れば12年前。スティールパートナズがブルドックソースにTOBを仕掛けたものの、結果はスティールへの見返りも含めた買収阻止提案が通り、TOBが失敗したブルドックソース事件を思い起こします。  買収後に向けた経営方針などの準備不足(軽く考えていた?)もあったためかスティールはTOBに失敗しましたが、もしこの買収が実現していたらどうなっていたのか?  役員の入れ替えとともに利益率向上へのリストラが断行され、その後に他の投資家(または事業家)へ転売されたであろうと容易に想像できます。  日本ブランドを欲しがるアジア企業が買収していれば海外展開の道も開かれ、新たな投資資金を得て商品の多様化なども進み、株式価値は大きく増加していたのではと考えています。  3年以上も保有していたのに利益至上主義のファンドによる投