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記事 3件
  • 市場潮流

    2013-12-17 16:07  
    本日(12月13日)の日経平均株価は1万5403円11銭、前日比61円29銭高で終わりました。株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)の算 出日であったため、売買代金は5月24日以来、約6カ月ぶりの高水準となりました。日経平均株価は週間では103円、率にして0.7%の上昇にとどまりま した。  先週の米国雇用統計が堅調な内容であったことを受けて米国の株式相場が急騰。週初の日本株も大幅に上昇しましたが、週半ば以降、17~18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めたいとの様子見姿勢が強まりました。  FRBは12月にも債券の購入額縮小を開始するとの観測が強まっていますが、仮りに実施に踏み切ったにしても、それは米国経済が正常化に向かっている徴候であり、日本株にとっては中長期的な支援材料としてポジティブに捉えるべきでしょう。  国内企業の業績を集計しますと、営業利益ベースでみた機械、電
  • 市場潮流

    2013-12-02 13:07  
    先週注目している銘柄として取り上げたなかのひとつであるクレハ(4023)ですが、シェールガスの採掘機の部材に使う特殊プラスチック素材PGA(ポリグリコール酸)の生産が想定を上回り順調に拡大しているようです。  同部材は強度や生分解性といった特質が評価され、今年年初には1社であった採用社数が11月時点で9社に増加。さらに10社前後が「採用予備軍」として控えているようです。  同事業に関し会社側は、17年度での黒字化を見込んでいましたが、その時期が早まる模様です。今期の連結業績も好調に推移しており、直近の株価の上昇は これらを好感したものといえますが、引き続き長期的なスタンスで注目してみたいと考えています。いわゆる「シェール革命」による産業界、企業への影響の拡 大は、これからが「本番」とみています。              (水島寒月) (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありま
  • 市場潮流

    2013-11-25 23:07  
    本日(11月22日)の日経平均株価は1万5381円、前日比16円12銭高となり、週間では1.4%の上昇となりました。前週に7.7%上昇と週間では4年ぶりの上昇率を記録していたため、利益確定売りも少なからず出たようです。  その前週(11月11~15日)ですが、東証が発表した株式売買動向によると、外国人投資家の買い越し額は1兆1720億円となり、4月第2週の1兆 5865億円以来、約7カ月ぶりの高水準となりました。先週の「市場潮流」でも述べましたが、この季節は例年、投信(10月)、ヘッジファンド(11 月)、年金(12月)など海外勢の決算の影響で国内株式相場が調整するケースが多く、今回のこれほどの積極的な姿勢は珍しいといえましょう。  外国人投資家の動向に詳しいストラテジスト宮島秀直氏によれば、2012年までの20年間で外国人投資家の買い越し額が週間ベースで1兆円を超えたのは 4回。いずれも