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記事 14件
  • 市場潮流

    2021-10-19 12:56  

     今週(10月11~15日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で1019円69銭上昇し(率として3.64%の上昇)、2万9068円63銭で取引を終えました。4週ぶりの上昇です。 東京株式市場は、先週7日(木)に9営業日ぶりに反発し、8日(金)は前日比370円高と続伸しました。米国の債務上限問題に解決の兆しが見えたこと、大型連休が明けた中国・上海株式相場が堅調だったことなどが支えとなりました。 今週は、先週の地合いが続いたことに加え、岸田首相が「金融所得課税の導入を急がない」と発言したことが買い安心感を生み、週初の11日(月)は日経平均株価が前週末比449円高と3営業日続伸して始まりました。 ただ、翌12日(火)は4営業日ぶりに反落し、前日比267円安と下落。前日の米国株の下落、原油高に伴う米長期金利の上昇などが警戒されました。 続く13日(水)も同90円安と下落。ただ、下値を買う押し目
  • 有料メルマガライブラリから(399)「1月11日の投資行動」

    2021-10-15 22:32  

     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「1月11日の投資行動」= (有料メルマガ第520回・2019/1/22配信号)※2019年1月現在の内容です。留意してお読み下さい。【前略】 いまある株への投資額を7000万円程度に落として、2000万円をインフラ投資法人やJリートなど、10年程度は6%の安定配当を出してくれる可能性の高いものへ。株は5000万円くらいの残高で平均で3%の配当を貰えそうな10年持てる企業に投資する。 株などで200万円程度の税引き後のキャッシュを確保して、年金と合わせて生活費の確保を計るというものです。 その
  • 株の玉手箱 千の用途をもつ粘土 その2

    2020-01-14 19:31  
     昨年11月28日“1000の用途を持つ粘土”を投稿しましたが、億近松田理事長から株式投資との関連がわからないとの連絡ありフォローさせて頂くことになりました。 投稿文にはスメクタイトや同族のモンモリロナイトという言葉を多用したため理解し難かったかと思います。 スメクタイトとは水を吸収すると膨らむ粘土鉱物の総称で、バイデライト、サポナイト………と幾つかの鉱物の中にモンモリロナイトも含まれています。このモンモリロナイトを主成分として石英、オパール、マイカなど珪酸物を含むものをベントナイトと呼び、日本では専門業者として上場企業のクニミネ工業(5388)や未公開企業のホージュン、三菱商事(8058)、双日(2768)など商社も扱っています。 化学組成は(Na,Ca)0.33(Al,Mg)2Si4O10(OH)2・nH2Oからナトリウム型とカルシウム型に大別され、一般にナトリウム型の方が膨潤性に優れ
  • 自己株買い礼賛

    2019-05-27 23:37  
     株価が割安だと感じられると経営陣は自己株を買うという施策を打ち出すことになる。 ソフトバンクGの孫社長も思い切った自己株買いで株価の上げを演出。ソニー、三菱商事、キヤノン、三井住友FGなど日本を代表する企業がこのところ自己株買いに?積極的に取り組む動きを見せている。 中堅どころではフランスベッドが発行済み株式の5%以上の比較的まとまった自己株買いを実施。また日本管理センターも株価の低迷が見られる中で上限55万株、同6億円の自己株買いを実施。株高につながっている。 ソルクシーズも上限80万株(6.4%)、上限5億円の自己株買いを本年末まで実行するとしている。 自己株買いを発表すると上限株数や上限額にもよるがかなりの確率で株価は上昇する。個人投資家の皆さんにとっては株高につながる訳で、大いに歓迎したい筈。蓄積した自己資金を遊ばせないで自己株買いに用いる動きが活発化しつあることは歓迎される。 
  • 市場潮流

    2016-09-20 18:55  
     今週(9月12~16日)の国内株式相場は、日経平均株価が週間で446円47銭(2.6%)下落し、1万6519円29銭で取引を終えました。  週初から米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が高まり、市場ではリスクオフの流れが強まりました。日銀のマイナス金利の深掘り観測なども高まり、銀行株も売られる局面がありました。  こうしたなか個別では、米アップルのスマートフォン「iPhone」の新モデルの予約が好調と伝えられたことで、部品を供給するアルプス(6770)が 買われた他、三菱商事(8058)がTOBにより子会社化するとの報道で、ローソン(2651)も買いを集めました(16日にTOBを正式に発表)。  来週は、20~12日に開催される日銀の金融政策決定会合、連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まります。  筆者は、ともに金融政策の変更はないものと予想しますが、いかがでしょう。  むしろ
  • 三菱商事(8058)

    2016-09-07 14:03  
    【ポイント】 1.垣内威彦新社長のもと、新たな中計を推進。業界トップ級の経営資源の活性化により、強固な収益基盤の再構築が期待できる。 2.16/3期に大口の減損損失を計上したことで、中期的な償却負担の減少が見込まれる。 3.17/3期第1四半期(1Q)の連結業績は順調な滑り出し。会社側通期純利益見通し(2500億円)に対する進捗率は40%。 4.配当には下限(1株当たり60円)を設定し、持続的な利益成長に合わせて増配していく方針。 5.グローバルな人口増に伴う将来的な資源・エネルギー、食糧などの需給逼迫、市況上昇を視野に入れ、中長期的な投資対象となる。【特徴・概要】  三菱グループの中核企業。戦前から総合商社として活躍。  現在は、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業、地球環境・インフラ事業の7事業部門を擁し、資源分野、非資源分野双方に強みを持つ、最も「総合商社らし
  • 投資クラブの投資パフォーマンス報告

    2014-09-11 23:28  
    これまで連載の中でたびたび私の主宰する「投資クラブ」で検討をしている銘柄をご紹介してきました。 今回は現在のパフォーマンスを公開したいと思います。 これが現在のポートフォリオです。 名称 価格/保有数/時価/購入価格/損益/パフォーマンス 三井物産(8031) 1,725/200/345,000/235,350/+109,650/+46.59% 三菱商事(8058) 2,233.5/200/446,700/399,450/+47,250/+11.83% インテージホールディングス(4326) 1,403/400/561,200/372,381/+188,819/+50.71% 平安レイサービス(2344) 745/1,200/894,000/697,228.8/+196,771.2/+28.22% アドバンス・レジデンス投資法人(3269) 249,400/1/249,400/138,52
  • 市場潮流

    2014-07-22 17:53  
    今週(7月14日~7月18日)の東京株式市場は、日経平均株価で51円、率にして0.3%のわずかな上昇となりました。  週前半は堅調な米国株の動きを受けて買われたものの、後半はウクライナ情勢、中東情勢の緊迫化など地政学的リスクの高まりを受けて調整しました。基本的 には、5月以降の上昇を受けた調整局面にあると考えますが、局地紛争の連続など海外情勢が厳しいにもかかわらず、底堅い動きと評価出来ましょう。  総合商社の株価動向をみますと、鉄鋼原料(鉄鉱石、原料炭)の市況低迷にもかかわらず、堅調な推移が続いています。鉄鋼原料の取引価格は、スポット価格 を参考に四半期ごとに決定されますが、鉄鉱石は6月にスポット価格が1年9カ月ぶりに1トン当たり90ドルを割り込んだことなどを反映し、14年7~9月 期の豪州産粉鉱石の取引価格は99ドルに決まりました。直前の4~6月期の118ドルからは約16%の下落です。
  • 市場潮流

    2014-07-14 16:30  
    今週(7月7日~7月11日)の東京株式市場は、日経平均株価で5日連続の下落となりました。週間では273円、率にして1.8%の下落です。  米国の株式も調整含みであり、これまで堅調に推移してきた日米の株式も調整局面を迎えたようです。10日にポルトガルの金融不安が浮上したことも売り材料とされていますが、ただちに欧州全体の金融システム不安に結びつくことはないように思います。  現在、欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏の主要銀行に対し、健全性を確認する「ストレステスト」を実施しており、経営難の銀行が出てきた場合には、公的資本の注入などを含むそれなりの対策を実施するものとみています。  やはり、国内株式相場の下げは上昇局面の中での一時的調整と見てよいでしょう。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)も11日には107.29%まで 低下してきました。6月下旬には160%を超える水準まで上昇、過熱感が高まっ
  • 市場潮流

    2014-06-16 12:51  
    今週(6月9~13日)の東京株式市場は、日経平均株価で20円、率にして0.1%の小幅上昇となりました。米株式市場でNYダウが連日で最高値を更新 するなか、東京市場は1日ごとに上昇と下落を繰り返しましたが、5月末からの上昇で、短期的な過熱感が高まったことも影響したようです。  このコラムでも何回か取り上げた三菱商事(8058)ですが、本日(13日)、年初来高値となる2090円をつけました。14年3月期の決算発表(5月 8日)で増配と自社株買いを公表した後、株式市場の高評価が続いていますが、決算発表の前日(5月7日)の終値1819円から本日の終値2084円までの 上昇率は14.6%に達しました。  中長期的な株式相場のテーマを考えた場合、やはり、食料とエネルギーは重要です。大手総合商社でも資源・エネルギーに強みを持つのは、三菱商事と三井物 産(8031)です。三菱商事は原料炭、三井物産は鉄鉱石