• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 2件
  • 長期投資の入門 第2回 上場企業の永続性について

    2022-08-09 15:01  

    【億の近道の読者のみなさまへ】 みなさま、こんにちは。 セゾン投信の共創日本ファンドのポートフォリオマネジャーの山本 潤です。 8月に入り猛暑が続いております。どうかお体をご自愛ください。 長期投資の入門ということで、2回目となります。 7月30日の共創日本会議はハイブリッド開催でした。オンラインでは200名を超える方々が申し込みがあり大盛況でした。 この場を借りて御礼申し上げます。 前半部分で音声が小さくてみなさまにはご迷惑をおかけしました。 次回はこのようなことがないようにいたします。【上場企業の永続性について】 株式会社にはあらかじめ決められた寿命はありません。 適切に経営がなされているならば企業は永遠に存続することが可能です。 日本では株式会社は明治時代に導入されました。ですから日本の株式会社の歴史は百数十年程度に過ぎません。ただ、演繹的に考えて、営業キャッシュフロー(事業からの
  • ファンドマネジャー、株を語る 最終回

    2017-02-28 22:28  

    ■ファンドマネジャー、株を語る  最終回 前回、永続する商品の話をしました。 また、永続する組織の話をしました。 ある時代下では、ある商品は国家が提供し、 また、ある時代下では民営化される。 ある組織は生き延びるために、商品をリニューアルしていく。 商品も変えていく。 そして、わたしたち、金融業界は、不確実性を計量することで、 理論的な株価を定めてきました。 おおむね、株のリスクは5~10%程度の間と計測されています。 そうなると、遠くにあるキャッシュフローは大きく割り引かれます。 未来はゼロ査定されてしまいます。 遠い将来のキャッシュフローは無価値と算定される。 それで、短期志向となる。無価値なことを考えるのは合理的ではない。 でも、20年保有するつもりの人にとって、大事なことは、 20年後の時点からの将来。 つまり、20年後のその商品の見通しです。 まず、大丈夫だ、といえる商品に投資