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記事 2件
  • 時価総額250億円以下企業の東証1部居残り戦略

    2019-03-20 01:27  
     かねてから話題になっていた東京証券取引所(東証)の上場企業絞り込みに向けた考え方が明らかになってきた。  東証によると時価総額の基準を現行の40億円から250億円に引き上げて英文開示なども義務づけるとの話が浮上。この施策が実施されると東証1部の上場企業数は現在の2136社から3割程度(約600社)減る可能性があると見られる。  時価総額が200億円以下の銘柄が600社もあるためだが、企業によってはIRに努めればこの時価総額の壁は突破できる可能性もある。  優良企業が集まる上位市場の位置づけを明確にしようというこの施策でせっかく東証1部に昇格できたと喜んでいた企業も今後の対応に迫られることになるだろう。  こうした措置で東証1部企業として残れた企業は一層のグローバル化を推進し成長を目指すことになる。ダントツの企業規模を誇れる企業はともかく、ボーダーラインに位置する企業にとっては、対応に迫
  • 株主数に見る企業の人気度

    2015-02-24 16:53  
    一般的に言うと事業規模が大きくなると株主の数も増加してきます。78万名という株主数を誇るNTT(9432)はその典型です。それに続くのが三菱UFJFG(8306)ですが、約69万名となっています。  必ずしも時価総額が大きいからと言って株主数が多いということでもなく、それほど事業規模が大きくなくても株主数が多い事例も見られます。  億の近道の読者の皆様もどこかの株式を保有されていて株主になっておられるかと思いますが、一度お持ちの会社の株主数を確認して頂ければと思います。  IRの積極化で個人に対しての株主優遇制度を充実している企業の株主数は多くなっています。  例えば食品業界では味の素(2802)の単位株主数は約4.4万名ですが、カゴメ(2811)は約19.4万名にもなっています。収益規模は味の素がカゴメの10倍ほどありますので、この株主数の違いはカゴメの戦略上の結果だと推察されます。