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記事 4件
  • オクトーバーサプライズ

    2020-10-07 20:46  
     あれっ?おかしいな。 10月1日の朝、オンライン証券の板情報を見ようと画面を立ち上げたら全銘柄の画面に何かいつもとは違うおかしなコメントが書かれている。 時間がたてば復旧するかと思って待っていたが、ある知り合いの証券会社の方から「東証のシステムダウンで取引ができません。少なくとも前場は取引できないようです。」とのメッセージが入った。 テレビなどの報道でもこの事態が伝えられ、東証が原因究明に努めているとの話があった。後場には取引開始と思っておられた皆さんも多いのかも知れないが、機械装置の不具合が原因ということでその日は取引が止まってしまった。 デジタル庁創設で日本の遅れてきたデジタル化を推進しようという矢先に起きた東証のシステム障害で政府も官房長官をはじめてとして遺憾の意を表明。その夜は東証首脳による記者会見も開かれた。 その日は前日の海外市場の上昇で日本の株式市場も上昇の期待があっただけ
  • 悲喜こもごもの決算発表

    2017-02-14 16:37  

     3月期決算企業の第3四半期決算や12月期決算企業の本決算発表がたけなわになってきました。  皆さんが保有されている銘柄の決算内容はいかがでしょうか。決算をベースに投資されている方にとっては気になるシーズンです。  一方でテクニカル面を重視されている投資家はそこでのファンダメンタルズをベースにした投資家の売買を横目に売り買いのチャンスを伺うことになります。  株価の内容を見て売られる銘柄、買われる銘柄まちまちですが、内容が悪くても良くてもこの時期は全体相場はどうであれ売り物がちになりやすいように思われます。  短期売買の投資家は少しでもサヤが抜ければ良いのですから株価変動をうまく捉えての売買をしておられるのかも知れません。中長期投資家にとっては、ここは基本的に冷静な対応をされているものと思います。  銘柄ごとに評価の仕方が異なりますので、決算の内容と株価の評価については一概には言えませ
  • 地味株で成果を上げる

    2014-07-30 00:40  
    敢えて銘柄名は出しませんのでデータを見て推察頂きたいと思いますが、私は今、地味株を密かに研究中です。数字だけを掲げておきます。次回で明らかにします。 【東証1部のA社】  今期業績計画は売上高212億円、経常利益14億90百万円、EPSは45円、一株配当10円という企業です。PERは7.6倍、PBR0.44倍、配当利回り2.9%です。  時価総額は87.8億円、無借金経営の優良企業ながら知名度は低く、株価は人気薄です。ところがその会社の株価は6月に入って上昇傾向に入ってきまし た。スタート時点からはまだ10%余りの上昇に留まっており、アベノミクス相場にはまだ乗り切れていません。地味株の典型のような銘柄ですが、果たして今 後の株価の行方は・・・?8月7日に第1四半期決算の発表を予定しています。 【機械セクターのB社】  ロボット関連銘柄なのに地味な銘柄もあります。投資家へのアピール不足なのか
  • サプライズのあった企業決算発表

    2013-11-13 11:41  
    2014年3月期の中間決算発表が続いています。サプライズ銘柄もいくつか見い出せていますがそれらへの対応をどうするか、ここでの運用成果を高めたい投資家にとってはちょっとしたチャンスが生まれています。  前9月期の業績上方修正を発表したMTI(9438)は前回の本メルマガでも取り上げておきましたが、今期も業績も大幅に向上見通しで、しかも中期的な 展望も明るいとあって風向きが大きく変わってしまいました。1000円割れで弱気の意見を述べていた外資系証券や中堅証券はこの決算を見てどのようなレー ティングを出すのでしょうか?  スマホ関連銘柄には業績悪化に苦しむ企業も見い出せますが、ゲームに偏らずに社会的な意義のあるコンテンツプロバイダーとなればイメージは変わります。 同社が取り組むヘルスケアコンテンツやこれから提供予定のコンテンツやサービスが意外な発展につながるとなれば、まだ評価の余地はあるでしょう