• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 72件
  • 超低金利の幕開けその2

    2020-04-20 21:13  
     2月末からの金融市場の混乱とボラティリティーの変動は足元で少しずつ落ち着いてきたようです。もっとも、今年はそう簡単に収まるとは思えませんし連休もありますから、まだ警戒は怠れませんが。 日経平均VI先物指数でみると、2月21日の502%から3月18日の2,648%まで僅か17営業日で約5.2倍の急激な上昇となり、その後反落して昨日(4月15日)は1,200前後になっています。 同指数は2017年から趨勢的に下げており、特に2019年は1年を通してほぼ直線的に下げ、ここ数年でも最低水準の値動きでした。正に2019年はゴルディロックス(適温相場)であったことが分かります。※日経平均VI先物指数の特徴につきましてはネット等でお調べください。 今後の見通しで気になるのは、やはり各国中央銀行の動向であり、特にFRBの動向が重要と思われます。 従来FRBは安全資産しか購入できないよう法令によって縛られ
  • 超低金利の幕開け

    2020-04-12 22:37  
     3月19日にREITが叩き売られてから3週間ほどになります。 あの日は凄まじい売られ方でした。REITを保有する素人機関投資家(笑)のロスカットによる価格無視の投げ売りでしたから、複数の銘柄がストップ安に張り付いたまま大引けを迎えました。 REIT指数でみると2月25日からの僅か18営業日(約4週間)でアベノミクス開始時(2013年初)から7年分の上げ幅を一気に失ったことになります。年初来高値である2月20日の2,250.65から僅か1か月後に1,145.53への下落ですから、相場とは恐ろしいものです(汗) とは言え邪魔なロスカットルールも無く、この日に買い向かった個人や日銀は最高のタイミングで買えたのではないでしょうか。これも相場です(^^) 何度も書いてきましたが、今の市場には円建てで利回りを取れる金融商品はほとんど残されていません。言わばREITと高配当株式くらいでしょうか?それ以
  • 波乱の新年度

    2020-04-06 21:48  
     「新型コロナウイルスの蔓延→世界的な景気悪化」の図式が広がり、2月末から株価の下げも誘発したことで、世界各国の中央銀行が一斉に金利引き下げに動いています。 想定より早く、いよいよ「金利が上がらない」金融市場になってきました。 この超低金利環境は暫く続きそうです。 今年に入ってから市場金利が下げ始め、株式市場も不気味な上げ方をしていましたので何となく不安を感じていました。2月のメルマガでも「買う気になれない」と書いていましたが、とは言え、2月に入るまでは新型コロナウイルスのニュースも余り気にせずにおりました。 2月末頃でも米国金利は1%台を維持していましたので、どちらかと言えば「世界中で金利の無い世界」に入っていくことが今年の景気悪化を織り込んでいるのかな?と言う風の考え方をしていましたから「株式市場にも警戒しなければ」と言うことで、キャッシュポジションを高めにしていた程度でした。 それが
  • 利回りはまだ下がる?

    2019-12-17 01:09  
     国内株式市場の足元はTOPIXでみて1,700でPER約15.8倍、PBRで約1.2倍ですから、他市場や過去と比べても割安と言うほどの水準ではないです。また日経平均VI先物などを見ても、この1年間ずっと右肩下がりで気になるところです。 債券では、現在指標となっている利付国債(利率0.1%、発行価格102.62)も一頃より戻していますが、足元の利回りは-0.1%の手前辺りを上下していますから、多少戻したとはいえ、依然として僅かなキャピタルゲイン狙いとしか言えない水準で投資対象になりません。 またREIT指数は2年前から再度上がり続けており、この秋からは約2,200辺りをウロウロしていますが、2013年の異次元緩和の開始以来ほぼ倍になっていて、(個人的には)利回り面からも若干割高に感じます。 と言うことで・・・オーソドックスな投資対象としては普通に円建てで投資できる対象を見つけ辛いです・・・
  • 為替市場動向~FOMC、年内利下げは10月で終了?~

    2019-11-02 23:03  
     10月も最終週になり、今週のトピックは、米国の利下げ実施が予想されるFOMC、そして、その結果に続いて翌日行われるのがBOJ会合です。一部ではマイナス金利の深堀りを予想する向きもあるものの、現状維持が過半数という調査結果(ブルームバーグ)。もしも、少数予想の金利深堀りが出たとしたら、多少のインパクトはあるでしょうが、限定的と推測します。 今回のFOMCでの0.25%の利下げは既に市場では織り込み済みとみられ、(1.5~1.75%への)利下げ確率は95%。前回の会合の時には年内あと1回とのコメントがあったので、年内はこれでお仕舞いと見るのか、直近調査では12月の利下げ確率は3割ほどです。 気になるのは、今回のFOMCでの利下げを織り込む中、米国の長期金利は上昇していることです。月初の10年債は1.635%でしたが、直近は1.83%。長短金利差も順イールド。注目されてきた2年VS10年差も、
  • 為替市場動向~ついにBREXIT?~

    2019-10-18 01:43  
     台風19号の犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被害に遭われた多くの皆さまには心よりお見舞い申し上げます。早く日常が戻りますように。 今回の台風では、今まで経験したことがない恐怖を個人的にも身近に感じました。 台風19号が過ぎ去った連休明けの市場では(台風被害に比べたら小さな事象ですが)、米中の貿易協議の一部合意が、欧州ではBrexit交渉で進展ありとの情報が伝わりました。両方とも正式なものではないにもかかわらず、前向きの解釈、先取りのリスクオンが復活。さらに、中国製品への関税率引き上げ見送りが好感され、日経平均株価は、月初から連休の週末をはさみ、大きな窓を開けて一気に22000円台半ばへ。ショートカバーのパワー? 一方、為替市場では、リスクオン時の反応である円安ドル安の動きになりました。 が、何と言ってもトピックは、英ポンドの急上昇! ポンドは、先週末比約1%高、月初
  • 市場潮流

    2019-08-27 22:41  
     今週(8月19~23日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で292円10銭上昇し(率にして1.4%の上昇)、2万710円91銭で取引を終えました。4週ぶりの上昇です。 週初は、前週末の欧米株式の上昇、円高の一服などを受け、日経平均株価は19日(月)、20日(火)と続伸。米政府が、中国の通信機器大手華為技術(ファーウェイ)への輸出禁止措置に関し、一部の取引を認める猶予期間を延長すると発表したことも好感されました。 また、ドイツのショルツ財務相が景気対策としての財政出動に言及したことも、投資家心理の改善に寄与しました。ドイツは国家財政、経常収支ともに黒字を維持しており、伝統的に財政出動には慎重な国柄です。そのドイツが景気対策の実施に踏み切るとすれば、マーケットに与える影響は大きなものになると思います。 日経平均株価は、21日(水)に小反落しましたが、22日(木)に小反発。23日(金)も続伸
  • 雰囲気

    2019-08-27 22:38  
     参院選挙が済んで早や1ヶ月。 先月の参院選では応援していた(日本維新の会)音喜多氏と柳ケ瀬氏が揃ってギリギリで当確ラインに滑り込みましたが、ヒヤヒヤしました。 都議会の(腐り切った)既得権に対抗していた両氏の国会での活躍が楽しみです。東京都は世界トップクラスの規模を持つ大型地方自治体であり、故にその予算規模からも議会と行政の癒着・腐敗の額もトップクラスです。 メルマガでは選挙期間中は候補者名を出すのを控えていましたが、これからは機会があれば応援したいと考えています。 今回の参院選での低投票率の背景は、限りなく頼りない野党の実態でしょうか。 振り返えれば、野党第一党であった民主党のメンバーは2012年の衆院選挙惨敗後に民主党の名称では国民のイメージが悪すぎるからと、政党名を「民進党」に変更しただけで党内改革も出来ぬままに、今度は小池都知事の人気にあやかろうと「希望の党」に大挙して押し寄せる
  • 為替市場動向~更なる利下げ催促? 債券バブル?~

    2019-08-27 22:34  
     先週、米国債マーケットでは、長期、超長期を中心に利回りが大きく下がり、リセッションの前触れとされてきた2年~10年金利差逆転現象がついに起き、超長期の30年債は過去最低水準の1.97%台という2%割れを更新しました。 下がり続けてきた債券利回りが、さらに下がったのは、中国の経済指標が悪かったのがきっかけではありますが、市場の基調は今年に入ってからずっと強気(債券買い)続きでした。 この日は、特に、2年VS10年が逆イールドを示現したことで、市場はリスクオフの流れに。 以前、このコラムでも記したと思いますが、2年VS10年利回りの格差が、2年高10年低になると、約16.8カ月後にリセッションになることと多いと言われてきました。 昨年の秋から冬にかけての株式下落の背景にも長短金利逆転が言われ、3カ月物VS5年、10年金利等の逆転は、しばしば起こってきました。 2年VS10年逆転は、2006年
  • 市場潮流

    2019-08-14 00:05  
     今週(8月5~9日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で402円34銭下落し(率にして1.9%の下落)、2万684円82銭で取引を終えました。2週連続の下落です。 米中貿易摩擦の激化懸念などを背景に、外為市場で、円高ドル安が進行。中国人民元の対ドル相場が約11年ぶりに安値となったことなどを受けて、アジアなど新興国株も全面安となり、日経平均株価は前週から7日(水)まで4日続落しました。米国が中国を為替操作国に指定したことも、米中対立激化懸念を増幅し、株価の下落を助長しました。4日間の下げ幅は約1,000円に達しました。 日経平均株価は8日(木)に、5営業日ぶりに反発。続く9日(金)も続伸しました。前日の米国株の上昇、中国の中央銀行である中国人民銀行が設定した人民元取引の基準値が想定よりも元高水準であったことなどが株価の上昇に寄与しました。 来週も、日米金金利差の縮小から、為替は、円高ドル