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為替コメント:ドル円の行方
2017-01-11 00:44
今年もよろしくお願いします。 年始早々ドル円は115円割れ寸前まで下落している。 昨年はチャイナショックが市場を襲ったが、今年も中国の影響を受けている。 中国からの資金流出による人民元安に歯止めをかけるために、中国人民銀行がドル売り元買い介入をしてドルが下落によるドル売り。 元売りをしている投資家のヘッジのためのドル円の売りなどもドル円下落の一因になっている。 そのほか米国長期金利の下落、11日のトランプ氏の会見前にポジション調整などが今回のドル円の下落の原因。 115円がサポートできるかどうかの正念場。 維持できれば115~118、できなければ112~115という感じだろう。 (YEN蔵) (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は -
為替市場動向~ドル高基調は変わらないか?~
2015-04-02 11:544月1日、新年度入り、そして、2015年の第1四半期が終了しました。 今年の第1四半期の為替市場で最も顕著だったのは、米ドル高でした。主要通貨の対米ドルパフォーマンスをみると、上昇した通貨数も上昇幅も限定的で、大半の通貨が下落しました。 上昇トップはスイス・フラン(+約1.6%)、その他台湾ドル、インドルピー、香港ドル、中国元がわずかに上昇。下落トップはブラジルレアルの18%、 続いてデンマークローネ、トルコリラ、ユーロ、北欧の主に欧州通貨で下落幅は11%程度。その中で、日本円は昨年末比-0.4%程度の下落幅に過ぎません でした。 世界の殆どの国が、景気浮揚のための更なる金融緩和に進む中、米国は「ゼロ金利から金利を正常化する時期を探る方向にある」ことから、利上げ時期を推測するために、米FRBの出すサインに一番の関心が持たれました。 世界の金融市場に最も影響を与える米国の金融政策の二
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