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記事 11件
  • 調整場面は投資のチャンス

    2023-08-10 13:18  

     株式相場は短期上昇局面から調整場面を迎えています。個別銘柄にもよりますが強気の見通しが継続する一方で株価の水準が高まった銘柄群には利益確定売りが出ており、株価低迷銘柄の戻りにも相変わらず容赦ない戻り売りが見られます。 需給次第で株価は変動を見せ、中にはとても割安感が出ているのに過剰に売られる展開の銘柄も出て参ります。 投資家は基本的には安く買って高く売るというスタンスで運用成果を高めようとしますが、継続的な下落が想定される銘柄は早めに見切るというスタンスを取ることになりますが、その見極めが求められます。 株価の変動は安値圏から高値圏、高値圏から安値圏というパターンが見られ、天井も大底もなかなか見極めが難しい。そこでそれぞれ打診の売り買いをして確認することになります。 結果としてうまく高値で売れたり、安値で首尾良く買えたりしますが、それぞれ高値圏、安値圏の5%程度の中でベストの売り、ベス
  • 波乱はチャンス

    2023-03-27 22:19  

     株式相場に巻き起こる出来事にはある程度予想できそうなことと、予想できなさそうなことに分かれます。 今回、伝えられている一連の銀行の苦境はどっちなのかと言うと専門家であればある程度は予想できていたとも言えます。ただ、一般の日本人にはシリコンバレー銀行やシグネチャー銀行などと言ってもなじみはなく、この銀行の苦境を以前から指摘されていたという話は記憶にはないかと思います。 ただ、銀行に取り付け騒ぎなどという昔の教科書にあったような話が、現実に起きることもあるということを改めて知ると今後も銀行ビジネスにはリスクがあるのだという点に気が付かされます。 こうした問題がさらにスイスのクレディスイス銀行にまで及ぶとまた世界の金融システムにも影響するのでは、リーマンショック並みの影響が出るのではという懸念につながることになる訳ですが、いずれも政策当局者による対応がなされて事なきを得たという格好ではありま
  • 有料メルマガライブラリから(426)「地道に利益を出し続けている低PER銘柄が騰がる可能性」

    2022-05-20 16:04  

     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「地道に利益を出し続けている低PER銘柄が騰がる可能性」= (有料メルマガ第384回・2016/6/7配信号)※注 2016年6月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 私が株式投資を始めたころ、経験したブラックマンデーのことを思い出しました。 ブラックマンデーの時、電気興業というアンテナメーカーで私も『天国から地獄へ』を経験しました。しかし利益を上げて逃げられたのでラッキーだったと感じています。高くなってから買い増していたら、大損害を受けるところでしたから、やはり運があったのだと思います。 
  • どんな相場でも株価上昇銘柄は存在する

    2022-02-02 23:29  

     このところの株式相場の調整の中で投資家心理は沈みがちのようだが、今日は少しだけ皆さんに元気を出してもらいたいとポジティブな情報を提供してみたい。 米国での金利が上昇するから米国株中心に株価は下がり日本株にもマイナスの影響が出るなどというネガティブな見方に翻弄されがちだが、そうした理屈をものともしないでポジティブに株式相場に立ち向かう皆さんにこそリターンはもたらされる。 短期的な相場の変動に翻弄されないで、企業の中身を冷静に見ていくことや企業価値、評価を捉えていくスタンスが求められている点にフォーカスしてはどうだろう。 調整局面だからと言って委縮する必要はない。「捨てる神あれば拾う神あり。」 むしろ投資チャンスがやってきたとポジティブに捉えるべきではないだろうか。 とりわけ直近のIPO銘柄の調整は大きいが、かつてのIPO銘柄でも同じ出来事があったと記憶する。 ここからは過去のIPO銘柄に
  • 株価が下がると投資のチャンス

    2022-01-26 22:49  

     皆さんの株式投資による期待利回りはどの程度ですか? それは金額にもよるでしょうが、倍率狙いで中小型銘柄に投資してこられた投資家の皆さんはこのところの株価調整で大きく目減りしたとお悩みかも知れません。 ネガティブな言い方かも知れませんが、山高ければ谷深し・・。 反対にポジティブに見れば、谷深ければ山高し・・・。となる訳ですが、この真っ暗な谷底が怖くて近寄れない。というのが現実の相場の世界。 中立的な立場だから簡単に言えるのかも知れませんがまだ株式投資をされていない個人の皆さんにとっては100万円を200万円にするチャンスが生まれていると楽観的に見て、これから取り組もうとされている方々にとってはまたとない投資のチャンスが到来しつつあるとも言える訳でここは前向きに個別銘柄の動向を見ていくことが重要だと思われます。 株価は下がると投資のチャンスでもあります。 ただ投資対象となる企業の中身次第で
  • 株は安い時に仕込むべし

    2020-11-04 17:39  
     2人の元気な米国人高齢者が大統領選で一騎打ち。特にトランプ大統領はコロナに感染してからも復活して選挙活動に精力的に臨んだ。勝利の女神は果たしてどちらに微笑みかけるのか? そうした2020年11月の秋。 米大統領選を前に株式相場は停滞を余儀なくされている。リスクテイクは結果を見極めてからでも遅くないとの判断が働いての調整場面。投資家はリスクテイクを控えて様子見するか、リスクオフを優先するため、こうした株価の調整場面を迎えることになる。 株式相場は3月のコロナショックを経て一旦は年初来高値水準まで戻ってきたが、その後は直近の短期的な調整を経て、大統領にどちらが当選し、その結果としてどういう方向性が打ち出されるのか確認しようというのだろう。 株式投資では安い時に買って高くなったら売るというスタンスが当り前のように求められるが、買うべきタイミングは案外難しいものだ。 時間分散しながら投資する機関
  • 祝!!令和時代

    2019-05-16 00:20  
     炎のファンドマネージャーとしては4月22日以来の久々の執筆です。 令和時代になって初めてなので取り敢えずはお祝いのメッセージから。 「令和時代への御代変わりを心よりお祝い申し上げます。」 令和時代になって少しは世の中良くなるのかと思っておられる皆さんも多いのかも知れませんが、10連休明けの株式相場に至っては残念ながらお祝いの言葉が空しくなるほど一向に良くなる気配がありません。 株式相場は令和時代突入とともに大きく調整。日経平均は再び21000円接近場面を迎えています。昨年12月24日のボトム形成時と比べると、まだ10%上の水準ながらファーストリテイリングやソフトバンクGの株価が高値に位置していますのでこれらを除くと実質的には2万円割れの2番底形成の過程にあると考えて良いでしょう。 こうした調整場面こそ個人的にはここはチャンスではないかと思ったりもしますが完全にボトムを捉えることは難しいの
  • いつの時もピンチはチャンス

    2016-12-28 01:55  

     2016年も今週で終わり。日経平均は2015年の高値こそ抜けないで終えるもののトランプ相場で2017年への期待感が高まり想定以上に強い掉尾の一振で終えそうです。  年初19000円割れでスタートした日経平均株価は2月と6月に2回にわたる15000円割れを演じたことで多くの投資家はピンチを迎えましたが、いつの時もピンチの後にはチャンスがやってきます。  相場が下がれば弱気に傾きがちになりますが、弱気して多くの投資家が投げた局面でリスクテイクした投資家は大きなリターンを得たと考えられます。  投資家の心理を反映して株式相場は揺れ動きますが、今年も株価下落局面がピンチであるとともに格好の投資チャンスでもあったことになります。  全体相場に限らず、個別銘柄もそれぞれに大きく変動してきた筈です。  皆様が保有されている銘柄も同様にピンチの局面があったのではないでしょうか。  株価は上がり続ける
  • 今日から始まった大相場?

    2016-07-12 19:23  
    ブリグジットショックで萎縮してきた日本株。高値から6000円余りの下落を見せ、この先もまだ円高に影響され、株価は上がらないなどといつまでも弱気を言わないで客観的に見て今日から株高が始まったと誰かが率先し言い始めても良いでしょう。 「日経平均は昨年高値20952.71円から先般の安値14864.01円まで下落した訳ですが、これでボトム。参院選の自民、公明の躍進でアベノミクス が最終仕上げに向けより活発な施策を打ち出し、結果として日経平均は今後3年間にわたり上昇を続け、じわじわと2万7000円まで水準を高めることにな る。  今日からの大相場に乗るか乗らないかはあなた次第。  リスクをとってこそ人生。タンスにしまい込んだキャッシュを株式投資に振り向けるチャンスが来たと認識しよう!!」  という天から降ってきた声を信じる必要はありませんが、まったく根拠がないわけではありません。 その根拠は、 1
  • 有料メルマガライブラリから(168)いまはじっくりと株価の動きを観察するべき時にある

    2015-11-12 19:38  
    有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 =「いまはじっくりと株価の動きを観察するべき時にある」=   (有料メルマガ第300回・2014/10/21配信号) ※注 2014年10月現在の内容ですので留意下さい。 【前略】  ここは、じっくりと腰を据えて銘柄研究を行って、株価の観測も行っておいて、リバウンド相場がスタートしてから、その動きについていくのが一番良いのではないかと考えています。  株価のリバウンドのきっかけとなりそうなのは、これからスタートする3月、6月、9月、12月本決算企業の決算短信の発表です。 【中略】  業績が