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保守的で地味な銘柄に日が当たる時
2014-07-01 19:34ここからの底上げ型の上昇相場では保守的で普段はなかなか注目をされない銘柄にも日があたるのではと経験豊富な投資家の一人(Yさん)が私にお話してくれました。 機関投資家のサラリーマン投資家は面倒なことをしたくない一心で、上司に言い訳できないような地味な株には手を出さないのかと思いますが、機械的に PBR水準を洗い出して、機械的に一定株数を時間を置いて投資していく手法をファンド運用者がするようになれば全体が底上げされてくると、その投資家は考 えています。 機関投資家や外国人投資家に加えて個人投資家がリスクマネーをそうした企業の浮動株を対象に徐々に投資してくれば株価は上がるしかないと読んでいます。 先日来、Yさんに話した大成温調(1904)がそうした類の銘柄なのかも知れません。一緒に会社訪問までした私に対して、Yさんはすぐにリアクションが ありました。万株単位で買ったと・・・。大成温調のPB -
韓国企業の成長ストップで浮上する日本企業
2014-04-01 21:45反日政策が続く韓国の経済がウォン高でピンチに立っているという報道が盛んです。その中で韓国企業も苦境にあえいでいるという話ですが、そうなると逆に日本企業が浮上してくるという構図が見られます。 【サムスン電子没落で浮上するのかソニー(6758)?】 韓国経済の中枢となる財閥系企業の中で最大規模の企業として急成長を辿ってきたサムスン電子が四半期ベースで8000億円以上の営業利益を達成した後、停滞局面を迎えています。 GALAXYの売れ行きが不振で外資系証券がネガティブな意見を述べた後に株価も低落傾向にあるという状況。日本の電子部品を用いて製造したスマホ頼み のサムスン電子が成長が止まった反面、サムスンとの合弁で技術流出した日本のソニーはテレビ事業などを積極的にリストラし、ゲームやエンタメ、金融で浮上 の兆しが出てきました。 【海外建設市場】 ウォン高によってASEANなどの建設市場で韓国の -
造船不況の中で
2013-05-14 22:50アベノミクスで日本の株式市場は活況ですが世界的に見ると不況は続いています。特に欧州と中国の動向が関心の的かと思われます。とりわけ造船業界は受注の急減で業界再編の動きが水面下で続いているように言われています。 三井造船と川重の統合が検討されているともされますが、その一方で実に凄い決算を発表した企業もあります。 私の故郷である佐賀県伊万里市に本拠を置く名村造船(7014)です。同社は中堅造船会社としての立ち位置をもっています。伊万里市の風光明媚な湾内に造船所を立地し、人件費の安さもあり韓国には負けないコスト競争力を 有している企業だというのが私の大雑把な知識です。 その名村造船が先週末に発表した2013年3月期の業績は急激な円安効果を受け期中に修正した予想経常利益130億円を更に上回る144億77百万円で 着地したのです。EPSは165.8円(期中計画は144.9円)、一株配当金18円(
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