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お金の教育の適齢期は小学生?
2023-02-21 12:30
億近読者のみなさんこんにちは。 金融教育の専門家遠藤です。 私は、小学校、中学校、高校、大学で、お金の授業をやってきた経験があります。オンライン授業や動画講義の収録、学校訪問の生授業もやってきましたが、一番授業を真剣に受け、知識を吸収するのは「小学生の時」かな、と思っています。 もちろんこの自論は、今後の経験で変わる可能性がありますが、実は必然でもあるような気がしています。 あなたは、小学生の時の授業内容、覚えていますか? 小学生の時は生きていく上で基本的なことを学ぶ時期です。 ひらがなや漢字、足し算、引き算、掛け算、割り算は大人になってからも一生使うスキルです。 ひまわりを育てたり、芋掘りをするのも、「植物は土から栄養をとって育つんだ。それを僕らは食べることで栄養を得てるんだ」という基本的なことを学びます。 小学生の時期は一生使う知識を学ぶ時期です。 小学生はまだ「グレている子」は少 -
子供にお金のことを教える時のコツ
2021-10-18 22:30
億近読者の皆様こんにちは。 小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。 私は、セミナーなどでお金や投資について小学生や中学生にお話する機会があります。 私たち大人にとってはお金の話は興味深いですが、子供達にとっては退屈だったり難しく感じたりするものです。 子供にお金のことを伝える際には、体験をもって教えるのが一番です。 例えば、10円玉が10個で100円という話をする場合、数字だけで説明すると子供にとっては退屈なものです。 子供がお手伝いをした時などに10円ずつお駄賃をあげて10個貯まったら100円に両替してあげる、ということをするだけで子供はお金の概念を理解し始めます。 10円玉10個と100円玉では数は10円玉10個の方が多いのに、価値は100円玉と同じ、というのはよく考えると不思議なものです。 このような、お金の不思議なルールに対して子供が -
小学生向け株式投資セミナー
2021-09-22 17:35
億近読者の皆様こんにちは。 小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。 今週はある自治体のご依頼により、小学校高学年のお子様向けに株式投資のセミナーを行いました。 セミナーの内容は株式投資に特化したものにしました。 小学生向けのセミナーというと、「お金の成り立ちとは」とか、「お金と経済の仕組み」のようないかにも教養と言う感じのものが多いと思います。 個人的にそれでは退屈するだろう、と思ったので大人の方に話すのと同じ位のレベルの株式投資セミナーを行ってみました。 株式投信の仕組みはある意味ゲーム的なところもあるので、大人よりも子供の方が理解が早いことは予想していました。実際その通りでした。 私が驚いたのは子供たちの視野の広さです。 ワークの中でどんな株式を買ってみたいか、と言う問いを出したところ、環境問題やテクノロジーに関連した業界がポンポン出てく
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