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記事 5件
  • 寄付の考え方を学ぶ

    2021-04-03 00:21  

     億近読者の皆様こんにちは。 小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。 お金の使い方の1つ「寄付」の概念を教えることは、とても大切なことです。 最近金融庁が作成した「うんこお金ドリル」でも一部寄付の概念について触れていました。 金融経済教育推進会議が作成した金融リテラシーマップ(日本人が最低限身につけておくべき金融リテラシー)でも、ボランティアや寄付については少しですが触れています。 私は寄付の教育は、自分でお金を稼ぐ、貯める、使う、増やす、ができてからで十分だと思っています。自身で子供にお金の教育をやってみた結果、そう思ったのです。 金融リテラシーマップでも「寄付」は少ししか触れませんので、多分私と同意見なのだと思います。 寄付を教える際は、「理想の押し付け」にならないよう気をつけたいものです。 寄付の話は私の子供のエピソードでお話します。 私
  • お金は使う、貯める、〇〇する。

    2020-09-30 12:51  
     タイトルの〇〇に、あなたなら何を入れますか? 「投資」?良いと思います。 他にご意見はありませんでしょうか。 「強奪」する。この答えは笑えません。 私の答えは、以前億の近道でも書かせて頂いたのですが、「寄付する。」です。 実は、お金の教育を実践すると子供に寄付の気持ちが湧いてきます。 ただ、そういった事実とは裏腹に、お金の教育事業行っていると、「お金の勉強をするとお金に卑しい人になってしまうのでは?」と心配される方が多いと感じています。 私もそうでした。 ただ、現実は違います。むしろお金に対する執着が減るように思います。 私が推奨している子供向けのお金の教育方法は、「自分で使うお金は自分で稼ぐ」というやり方です。 家の中で仕事をしてお金を稼ぐということです。 このやり方を実践すると、子供が人として急激に成長することがあります。 例えば、先日お金の教育をご自宅で実践されている親御様からこの
  • "幸せ"になれるお金の使い方

    2019-09-13 12:55  
     私は仕事上、金融資産を沢山保有する方と日々お会いします。 その中で、やはり「お金持ち」=「幸せ」とは限らないなぁと感じています。 米国のノーベル賞受賞の経済学者ダニエル・カールマンの研究でも、人は年収800万円(世帯では1,600万円)もらうと、それ以上は年収の多寡がその人の幸福度には影響を与えないというものがあります。 つまり、独身で年収800万円、結婚している人は世帯で1,600万円ぐらいあれば通常の生活を送ることについて、ほとんどお金の心配をせずに生活ができるし、それ以上のお金は、生活面で余分なお金であるとも言えます。 実際に私が顧客に接していても、世帯年収が2,000万円近くになると、ライフプラン上は問題がなくなるケースがほとんどです。 逆に言えば、年収800万円(世帯では1,600万円)までは、収入が幸福度に影響するという事でもありますので、それに達していない方々は、そこまでは
  • 粋なお金の使い方

    2016-08-25 14:16  
     リオオリンピック盛り上がりましたね。  日本選手の活躍に睡眠不足の方も多かったのではないでしょうか?  私は女子バスケットボールの活躍に驚いています。  バスケットボールといえば体格差が顕著に出てしまうイメージがあったのですが、予選リーグを見事突破し、準々決勝で王者アメリカと善戦をしました。  これからも体格差に負けない良い選手がどんどん育ってくれる事を期待しています。  今回は、オリンピックのとあるニュースから粋なお金の使い方について考えてみました。  先日、Twitterで情報収集をしているとこんなニュースを見かけました。ナイジェリアの資金難、高須院長の援助で解決。ボイコット回避へ  リオオリンピック、サッカーで選手への給与や滞在費、移動費の未払いでリオデジャネイロ五輪準々決勝のボイコットが取り沙汰されていたナイジェリア代表 でしたが、「高須クリニック」の高須克弥院長からの資金援助
  • お金は使って初めて完成品

    2014-07-18 01:11  
    連載最終回は、お金の「使い方」についてです。ここまで3回の連載で老後の準備や自分にどれだけのお金があれば老後は安心して暮らせるのかといった、主に貯蓄・運用面での話を展開してきました。  具体的な計算方法などもご紹介してきましたので読者の皆さんは「自分」の老後の資金が足りているかどうかの目安ぐらいは付いてきたのではないかと思います。 その中で、 「どうやら、うちの家庭は年金とこれまでの資産で老後は何とかなりそうだ」 と思った方向けの話題です。  実はこうした家庭では、現役時代に倹約し、計画的に資産形成してきたからこそ、老後の心配が無いわけですが、このような方々は逆に老後お金を「使う」ことにとても心理的なハードルがあります。  そのせいもあってか、日本では60代以上の高齢者の方々がほとんどの金融資産を持っていることがわかります。  作家の邱永漢は「お金は稼いで半製品、使って初めて完成品」と言っ