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記事 3件
  • 四半期決算好調でも通期見通しを変えていない銘柄への投資

    2023-08-10 13:14  

     四半期決算発表のラッシュです。 ポジティブにもネガティブにもサプライズがあると株価は発表されてからかなり変動を見せているようです。 ここで考えないとならないのはまずは進捗率の問題です。 第一四半期の業績が中間期や通期の見通しに対しどの程度進捗したのかを見るのですが勿論、進捗率が高いと通期業績の達成確率が高まり、上方修正される期待も高まりますのでポジティブです。その進捗率を見て株価は変動します。想定通りならば株価は中立的になります。問題は企業ごとに四半期業績の推移のパターンが違うことです。 いくら1Qの進捗率が高くてもビジネスがその後に縮小することもあり得ます。実際には単純に進捗率だけで判断してはいけないかと思われます。 短信に書かれている企業のメッセージをしっかり読み取り、中間期や通期に向けたイメージをしっかり掴む必要があります。 また進捗率も売上や営業利益、経常利益に分けて評価が必要
  • 安倍首相礼賛

    2020-09-04 17:05  
     戦後最強の首相と言うべき安倍首相が様々な外交上の実績を残し、持病の悪化を理由に辞任することとなった。 ようやくコロナ禍が収まりつつある中での政界のトップリーダーである安倍首相の辞意を受けて新たな首相候補が名乗りを上げ、各メディアはコロナ禍の情報から、そのことに報道の姿勢を変え始めたとの印象も出てきた。 安倍首相の辞意表明という情報が伝わると先週末の株式相場は一旦の下振れを見せたが、冷静さを取り戻した週明けは再びリスクテイクの動き。日経平均は、一時23342円まで戻ってきたが、その後はまた小緩んで引けた。 ジリ高トレンドの中の格好の下振れをうまく捉えられた投資家もリスクオフを急ぎ過ぎた投資家もまたこれまでのトレンドに戻ってきたと言えるが、海外株に比べて日本株の頭が重いのも事実。 米国市場に比べて圧倒的に小さくなった日本の株式市場の時価総額。600兆円の時価総額はGDPの伸びが小さい状況下で
  • こんな株買うなんて

    2019-10-02 16:38  
     国内外の不透明要因を背景にして最近の株式相場は限られた銘柄のみが、変動を見せる展開となっている。上向く変動ならまだしも、下を向きっぱなしの展開は個人投資家の元気をなくしてしまう。 良い銘柄だと思って買ったのに一向に上がる気配がないとあきらめの境地になった投資家は株式市場に関心を示さなくなってしまう。それでも時々は多少でも動きはある筈だからと待ちの姿勢でタンスの引き出しに入れて放置していればいずれは動きが出てくると言うのは筆者の考え。(本日は相川さんがそうした右肩下がりながら何か魅力を感じさせてくれる銘柄を取り上げてくれているようですのでご参照下さい。因みに私も有料メルマガで取り上げておきます。) 上がらない理由は米中貿易摩擦による負の影響、イラン問題、英国のEU離脱、日韓の軋轢、消費税増税、景気停滞など様々であろうが、筆者は日本株の評価が高まらない背景は未来への自信がないからと考える。