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地味な地方企業に投資チャンス
2018-10-03 02:36
先日、筆者を訪ねてこられた直近のIPO企業で信和(3447)という建築現場の足場を製造している企業があります。 同社は岐阜県に本社を置き全国展開を図っている金属加工、モノづくりの企業です。地味な印象が強くIPO後の株価は鳴かず飛ばずの状態が見られます。 配当利回りが3.9%と言う点だけが魅力のような銘柄なのですが、安定成長を実現する材料はありそうです。 この会社過去に3つのファンドが保有してその都度、有利子負債がたまってきたという歴史があり、3つ目のファンドがようやく株式市場にEXITして今や1万6000名の株主に見守られている状態のようです。 インカムゲイン狙いゆえ、キャピタルゲイン狙い、つまり株高は必要がないという存在になったという印象があります。 こういう安定成長型の銘柄は個人年金づくりにはぴったりなのかも知れません。いずれはキャピタルゲインを狙った外国人投資家や機関 -
不思議な株価急騰銘柄
2018-09-04 20:56相場の頭が重い中にあって、7月からのわずか2か月で株価が10倍にもなった銘柄があります。 それは住宅、オフィスビルのリニューアル工事を手掛けるエムティジェネックス(9820)ですが、この急騰の背景は謎めいています。 すこぶる好調な業績という訳でもなく、安定した業績は上げていますが、今期の予想経常利益は2.4億円の水準で従来の時価総額20億円に見合っていました。 M&Aで業績を伸ばすという期待はあっても、2000円前後の株価がいつのまにか25000円弱まで上昇したのは解せない。結果、時価総額は270億円に迫る勢い。 親会社の森トラスト(連結総資産1兆円・未上場)がどこまで関与しているのかなど興味深いのだが、何かリリースされているのかというと何もなく、森トラスト傘下の同社株の今後の行方は気になるところ。 その大株主に名前を連ねているのが光通信(9435)。 光通信が関係している -
有望地方株3選
2018-05-16 01:22
何もわざわざ地方銘柄、とりわけQボードや名古屋市場単独上場の銘柄にまで関心を寄せなくても面白い銘柄はたくさんあると言われそうですが、敢えて私はそうした銘柄を取り上げてきました。 九州の福岡や熊本に本社を置く銘柄や札幌、仙台、山形、甲府、長野、岐阜、岡山など地方には東京に本社を置く銘柄にはないユニークな企業が存在していることに皆さんもお気づきになっているのかも知れません。 熊本では3年前に訪問した平田機工(6258)がその時点(株価600円)と比べ20倍化。単に仕手株的な株価上昇ではなく業績の飛躍的な拡大が背景になって昨年11月に14720円という高値をつけたのですが、今期は減益見通しを掲げていますので、その発表後の先週末の株価は8420円という安値をつけてきました。 山高ければ谷深しということでしょうが、減益見通しを素直に反映した株価形成です。とは言え、同社の事業の先行きはEV -
11月のIPO銘柄
2016-11-01 21:48今年もIPO市場は昨年と同様に12月は20社前後の初々しい企業で賑やかになりそうです。 その前の11月も7社が上場予定しています。 9月はシルバーエッグテクノロジーやチェンジといったAI関連、IT関連銘柄が人気を集めましたが、10月はJR九州に資金は吸収?されてしまい、10月27日に上場したアイモバイル(6535)の初値が公開価格を割り込んでしまいました。放出株数が多かったのが原因とは言え、公開価格を割り込んでの取引開始はネガティブな印象を持たれてしまいがちです。 11月のIPOは、1日に名証2部に上場の岐阜造園(1438・公開価格1150円、事業内容・造園緑化工事の設計・施工・メンテナンス等)と、バロック(3548・T1)が公開価格2000円で上場します。同社は主に女性向けの衣料品及び服飾雑貨の企画及び販売を行う製造小売業でアダストリアやパルなどが比較対象となります。 このほ
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