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今日のキーワード【ショートセル(空売り、からうり)】
2021-03-11 13:29
【ショートセル(空売り、からうり)】 空売り(英語でshort selling)は、投資対象である現物(株)を所有せずに、対象となる株式を(将来的に)売る契約を結ぶ行為だとされる。 対象となる銘柄の株価が下落していく局面でも取り引きで利益を得られる手法のひとつ。「信用売り」も同じ意味の言葉とされるが、実際には現在、その対象銘柄の株式を保有している場合における信用売りはつなぎ売りと称され、配当金を得る際の一時的なショートとは厳密に言えば違う。 対義語は「空買い」だが、通常は「信用買い」という言葉が使われる。 これは持っている現金の3倍程度分まで買える取引で通常の保有金額にレバレッジを利かして値上がり益を狙う投機的な行為をさす。 多くの個人の株式投資家はこの手法を採用しているが、ショートセルの場合は値下がりの可能性に賭ける手法でその行為自体が批判的に言われることもあるのだが(テスラのオーナー -
世界的博打市場
2020-09-30 13:18個別に調べてみると、信用買い残が積み上がった銘柄には売り仕掛けが、売り残が積み上がった銘柄には買い上がる力が加わっている銘柄が多くみられます。 個人投資家狙い撃ちのような、博打場特有の売買(株価操作)が繰り広げられているように見えます。投資に際して銘柄分析は重要ではありますが、それこそ暴落するときは激しいですから、タイミングが一層重要になっていると感じます。 例えば、先々週のANAの空売り比率は100%を超えていました。つまり売り方の大半が空売りと言うことです。デサントは6月~8月頃には一時200%を超えていました。相当数の投資家が「業績は悪化する=株価は下がる」と踏んで6月辺りから空売りを増やしていたようですが、7月以降に踏み上げられていたようです。怖いですね。 仮にワクチンが開発されたとしても、いつでも新種のウイルスが出てくる可能性がある訳ですから、どう考えても航空会社の業績が数年で -
大魔神のアンテナ 需給関係が今の相場を支えている
2019-10-21 17:498月底値を3回試した後、9月より上昇相場が始まった。その際のけん引役は「外国人投資家」であった。久々に買い越し姿勢を示し、日経平均は僅かな期間で2000円幅の上昇を示現した(8月26日から9月19日)。 その後、一時的な調整が入るものの、2週間程度で収まり、その後は年初来高値である22615円まで上昇、期間は4日間(値幅もほぼ1000円幅の上昇)。 このような相場の立役者は「外国人投資家」と推測されるが、その上昇の大きな要因は「需給関係」にあったと思える。実際に私個人的が9月の上昇時、「空売り」をかけていました(日経レバレッジ)。その間、空売りの増加が著しく、21700円から22000円まで売り上がりましたが、逆日歩攻勢にやられ、10月3日に買い戻した時には、値幅では利益を取れたものの、逆日歩が大きく薄利で終わりました。 そして、先週からの戻り相場においても、法人・個人投資家が売り持ちを -
効率化
2018-07-30 13:12
何故、他の先進国のように日本株は安定的に買われないのか?そして投資家層の厚みが増さず資産運用の場として広がらないのか? まず、投資効率が悪い故にローカルな(足が地に付いた)資金など長期の資金が入り辛いからであり、つまり、株主還元率が低過ぎるのが市場に厚みが増さない大きな要因と考えています。 統計からも人気の無さが分かります。 投資単位の小口化やNISAなどによって個人株主数は増加しているものの、市場動向の影響を除いた保有額自体は減少し続けています。個人が直接保有する株式は個人金融資産の約6%しかありません。 相場操縦もし易い市場で、大手外資系に加えて野村証券や三菱モルガンと言った国内大手までが相場操縦に参加して個人を食い物にしているマーケットでは危なくて資金の投入を躊躇ってしまいます。短期資金が頻繁に空売りしたり買い戻したり・・・と言った相場操縦が常態化した投機市場では腰を据 -
変化のときか
2018-07-02 23:49
ワールドカップが白熱しています。 コロンビア、ポーランド、セネガル・・・H組チームの誰もが日本戦での勝ち点3を読んで予選に臨んだものと思われますが、ところがどっこい、期待の高かったコロンビアとポーランドが苦戦しています。 イタリアが出場を逃したり、ドイツが最下位で一次リーグ敗退となるなど、波乱含みではありますが、この変化も世の常なのでしょう。 2試合で勝ち点4は嬉しい限りです。日本チームは頑張っています(^^) 今夜は対ポーランド戦。世間の評価や予想など気にせず、引き分けなどと言わずに勝ち点7での予選突破を祈っています。 さて、今年に入ってからのトランプ劇場相場はどうなる事やら・・・。 個別企業の行動にまで口を出す、アメリカ凋落の象徴ともいえるナルシシスト政権。所謂ポピュリズムでは無く、政権維持のためにアメリカ内部の白人優越主義とも言える感情の政治利用であり、最後の盛り上 -
新興国市場
2018-06-18 16:58
始めに、先週のメルマガで以下の記述をしました。 石川臨太郞さんをはじめ他の執筆陣のコメントなども楽しく読みつつ(^^) 「最近は億近メルマガを参考にカーボン系の銘柄を見ています。業績が様変わりしていますし、ここ最近の出来高も凄いですね。これでまた中間決算で上方修正したり、増配したりなどとなったら大相場になりそうです。私も少しだけ参加していますので楽しみにしています。」 先週発表された東海カーボンの空売り残高が凄いです。外資系大手5社の残高だけで約2,000万株。発行済み株式数が約2.25億株ですから約10%も。四季報によると浮動株は5.8%となっていますので機関投資家からの借株も多いでしょうし、出来高も多い日で2,000万株を超えているのですから、これはもう凄い相場になっているのですね。売る方も買う方も儲けるために必死です(^^) 普段は相場環境とかチャートなどと言うより業績ば
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