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有料メルマガライブラリから(231)じっくりと株価の動きを確認する必要が更に高まっている
2017-08-09 14:17
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「じっくりと株価の動きを確認する必要が更に高まっている」= (有料メルマガ第393回・2016/8/9配信号) ※注 2016年8月現在の内容ですので留意下さい。 【前略】 どんなに業績が良い企業でも、その企業に投資している投資家の都合で売られて下げてしまう企業の株も多いです。上記の決算短信発表後に上げた企業と下げた企業には同じ業種の企業があります。同業種でも株価の動きがちがうことを確認してもらう意味もあり、リース会社と電力会社に関しては比較のために提示しました。 自分が良い決算だ -
この夏の思い出
2017-08-08 19:36
夏が来れば思い出す♪・・。この株のこと、あの株のこと。 多くの投資家の皆さんはリターンを求めてリスクテイクに努めておられるかと思います。例年通り今年も夏枯れ相場かと思いきや中小型株を中心に底堅い展開を見せる銘柄もあって夏の思い出がたくさんできそうな今日この頃です。 季節はまだ8月の上旬ではありますが、桃に加えて私が好きな梨(幸水)が出回り始め、栗の実も大きく実って秋の風情を感じさせてくれます。 実りの秋と同様に株式市場でも実った株の刈り取りの動きが活発になっているようにも感じられます。一方では生えてくる雑草を抜いて庭をきれいにして次の季節を待つ、楽しそうに入れ替え作業を行う投資家の声が聞こえてきそうです。 季節ごとに咲く花は変わり、未来に咲く花を今から準備するベテラン投資家の姿も感じられますが、暑さの後に来る涼しさが体調を崩す原因にもなりがちですので皆様もご自愛頂きたいと思い -
リスクオフから徐々にリスクテイク局面へ
2016-08-03 12:44今日から8月。暑さの中、繰り広げられた東京都知事選は想定通り小池候補の勝利で終わりました。そのさなかに打ち出された28兆円もの大型予算を伴う経 済対策は、株式相場には早くも織り込み済みのムードが漂い、日銀の政策決定会合で打ち出された政策が年間6兆円のETF買付けだけに留まったことや米国の 金利引き上げ見送りが、再び円高に向かわせ、市場心理を冷やしてしまいそうなムードとなっています。 やや期待外れの感がある株式相場の動向ながら、第1四半期決算の発表が始まり、内容が悪い銘柄へのネガティブな意見がある一方で、富士通(6702)のように第1四半期の発表でコンセンサスの見通しを上回った銘柄にはポジティブな見方がなされるようになってきました。 富士通以外にも、システナ(2317)やTIS(3626)、安川情報システム(2354)などIT系の銘柄には強い銘柄も見られます。 7月21日に明らかに -
第一四半期決算の印象
2015-08-17 22:124月~6月期の四半期決算の数字が概ね出揃いましたが、13~14%程の増益の割には通期予想の修正は少なく、やはり控えめな予想を維持する会社が目立ちました。 石川臨太郎さん によると、上期以降の受注や売り上げ数値に自信を持っている会社ですら予想を据え置き、その一方で、中間期の予想も変えず会社も余裕を持っているにも関わ らず第一四半期が減益になっただけで売り込まれている、表面上の数値に反応しただけの銘柄も多数あるそうです。底の浅い市場です。 例えば、円安で潤って(利益がかさ上げされ)いて、且つ為替の前提を110円/ドルのまま据え置いているにも関わらず、そして受注や売上が見ているのに控えめな予想を維持しているなどは分かり易い例です。 もちろん将来に何が起こるか分からず経営者が慎重になることも理解できますが、それ以上に守りの姿勢が強く出ています。 一般的には自動車部品や電子部品メーカーなどが -
市場潮流
2015-08-10 22:35今週(8月3~7日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で139円32銭、率にして0.68%上昇しました。 米国株式が続落したものの、8月4日のロックハート・アトランタ連銀総裁が利上げの時期が迫っているとの認識を示したため、為替市場で円安ドル高が進行。 自動車など輸出関連株の輸出採算が改善するとの期待が高まり、国内株式相場は堅調に推移。7日(金)にかけ、日経平均株価は3日続伸し、7日には7月21日以来、約2週間ぶりの高値を付けました。 国内企業の15年4~6月期の決算発表は概ね一巡しましたが、経常利益ベースで前年同期比30%を超える増益となったようです。 主要国比較では際立つ増益率といえます。 前年の消費増税の影響から回復する内需株、米国の堅調な景気および円安の効果で利益を拡大する自動車株など輸出関連株の双方が業績を拡大する形です。 厳しい海外情勢が続きますが、堅調な業績動向は
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