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記事 66件
  • コード番号の不思議

    2019-09-03 18:00  
     ベテラン投資家ほど最近の株式相場についていけなくなったという声を聞く。 3700余りもの銘柄が上場している株式市場では各銘柄ごとにコード番号が割当られIPO時からこのコード番号を基本に取引が始まる。 コード番号は1000番台から9000番台まであるが、ベテラン投資家ならコード番号の1ケタ目だけで業種が推察できたが、今はそうはいかない。 例えば通常なら食品セクターのコード2000番台や繊維セクターが数多く含まれた3000番台には全く異なったシステム開発系の企業や不動産セクター企業などが登録されている。 こうした事例は4000番台や6000番台、7000番台にも見られるが、どういう訳か5000番台や8000番台には見出せない。 つまり業種とコード番号が一致しないので銘柄の内容を理解しにくいのである。 昨年から今年にかけてコード7000番台の銘柄をチェックしてみたが気が付かないで見逃してきた銘
  • 相川伸夫のGC注記・重要事象の説明&LCHD(8938)のフォロー除外のお知らせ

    2019-08-22 04:40  
    ■ピックアップ銘柄LCHD(8938)の除外を決定! 8月14日のIRリリース『継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ』http://contents.xj-storage.jp/xcontents/89380/890b0c45/97d3/49dd/be92/1f706f7f7edd/140120190814488563.pdfを理由にこの度【除外を決定】しました。 私が億の近道でLCHDを初めて取り上げた時から2年4か月経って、あまりにも状況が変化し過ぎました(二転三転四転…)。正直これ以上私はLCHDの可能性を信じることは出来ません。 又、私の記事をきっかけにこれ以上の損を出していただきたくはありません(株は自己責任とはいえ)。 LCHDについては初動のタイミング(旧ロジコム時代)からウォッチをしてきました。これまでに400Hを超える時間を分析に費やしてきました。 その私か
  • 売上優先か利益優先か

    2019-08-22 04:38  
     昨年6月のマザーズ上場後から時価総額5000億円を超え、日本発のユニコーン型企業として市場で評価されているメルカリ(4385)。 CtoCマーケットプレース事業を展開する同社の業績について前期は予定通り、44%もの大幅な増収となる一方で7期連続赤字、しかも1200億円以上もの大幅な経常赤字が伝えられたことで、上場後、低落傾向にある株価の動向が気になる状況だろうと思われる。 同社株の上場後の高値は6000円。安値は1704円で時価総額のレンジは2500億円から9000億円。上場で得た資金で先行投資を行い、売上拡大の一方で先行投資で赤字が続く米アマゾンのような事業構造を市場はIPO時にポジティブに迎え入れたが、その後の評価は低下してきた。 市場には売上は伸びていても先行投資(費用)で利益が出ていない点をなかなかポジティブに評価しないという状況があるのかも知れないが、それは需給によっても変わっ
  • 孫子と三賢人のビジネス その11

    2019-08-02 09:47  
    産業新潮 http://sangyoshincho.world.coocan.jp/8月号連載記事■その11 形が無ければ壊れない。アメーバ型●人は城、人は石垣、人は堀・・・ 「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」は、武田信玄のあまりにも有名な言葉です。そして、生死をかけた軍隊のリーダーとして、最高レベルの「マネジメント」を信玄が行っていたこともこの言葉からうかがえます。 日本通(水墨画のコレクションはかなりのもの)のドラッカーが、この言葉を知っていたかどうかは定かではありませんが、まさにドラッカーの主張する(知識社会における)「マネジメント」の本質を見事に言い表しています。●大阪城はだれが建てたか? 私が小学生の頃に学校ではやったクイズに次のようなものがあります。「おい、大原!大阪城はだれが建てたか知ってるか?」「そんなの簡単だよ。豊臣秀吉!」「ブー。残念でした」「???」
  • 孫子と三賢人のビジネス その10

    2019-07-08 16:11  
    産業新潮 http://sangyoshincho.world.coocan.jp/7月号連載記事■その10 先手必勝と集中力●宮本武蔵と佐々木小次郎 どこまでが史実なのかは不明ですが、二人の巌流島における決闘はあまりにも有名で、多くのことを物語っています。命をかけた大事な決闘において大幅に遅刻する武蔵は「武士の風上にも置けない下劣な野郎だ」という考え方もあるかもしれません。 しかし、ルールや礼儀をきちんと守っても、負けてしまっては元も子もないという考えにも一理あります。戦後闇市の時代に、配給米しか食べず闇米を一切受け付けなかった裁判官が餓死するという事件がありましたが、この裁判官が英雄として扱われているわけではありません・・・ 孫子は、もともと今で言う「ゲリラ戦術」の指南書であり、弱者が強者を打ち倒すためのノウハウにあふれています。そのため、必ずしも「強者のルール」に従う必要は無いと考え
  • 雨季のバンコクと裁定取引(アービトラージ)

    2019-07-08 16:08  
     こんにちは、マネーライフプランニングの小屋です。 6月の下旬に5日間ほど、バンコクに行ってきました。 主に、日本でECサイトを運営されている企業の社長さんたちとバンコクでの商品仕入れの勉強会に参加させていただきました。 主催者は、オレコン(https://orecon.co.jp/)の山本社長です。 日本のEC運営者の皆さんは、バンコクでは主に ・シルバーアクセサリ ・女性向けアパレル ・革小物 ・革製品 ・スポーツアパレルなどの卸売市場を物色してきました。 日本のBEAMSやユナイテッドアローズなどのセレクトショップも同じようにバンコクの卸売市場で商品を仕入れていたりするようです。 話を聞いていると、日本で人気のある商品をしっかりと選ぶことができればバンコクでは日本の小売価格の約50%の値段で仕入れることができるようです。 皆さんが、熱心に仕入れるものを探して、そして仕入れたものをいか
  • 書評:とことんやさしい宇宙線と素粒子の本

    2019-06-13 16:04  
    書評:とことんやさしい宇宙線と素粒子の本   山崎耕造著、 日刊工業新聞社   https://amzn.to/2WvOOfE キリスト教は「終末論」で信者を増やしてきた宗教であり、初期の終末論として有名な「ヨハネの黙示録」(執筆年代はローマ皇帝ドミティアヌスの治世(西暦81年~96年)の末期といわれる)は、遠い未来の話では無く、当時キリスト教を迫害していたローマ帝国が神の怒りに触れて滅亡し、キリスト教徒が救われるというリアルタイムの話(いろいろな説がある)であった。 しかし、その後なんとコンスタンティヌス1世は、311年に「ミラノ勅令」を発布。325年にはニカイア公会議を開催してキリスト教を国教化している。 さらに西暦1000年のミレニアムには、終末論が再び高まり、贖罪のために全財産を貧者にばら撒いた金持ちも少なく無かったようだ。 西暦2000年の際にも、Y2K問題というコンピュータプロ
  • 炎のオススメの本

    2019-04-10 13:40  
     メルマガ「億の近道」では株や運用に絡んで執筆者各位の知のコンテンツが百花繚乱のごとく日々送られて参りますが、同様に街の書店には様々な分野の書籍や雑誌が所狭しと積まれています。 さすがにまだ令和本は元号が発表されたばかりで並んでいませんが、追っ付け出てくるでしょう。「令和時代の株式投資」とか「令和時代で買う銘柄はずばり!!これだ」などといったタイトルで本屋に並んでくるのは目に見えています。 ネガティブなタイトルで危機意識をあおるのが売れる本のポイントかも知れませんが、果たしてどんな令和本が出てきますか・・。 先週末に訪れたある書店に並んでいた本から私が皆さんにオススメしたいのは、1)この数字がわかるだけで日本の未来が読める  KADOKAWA 高橋洋一著 1350円  https://amzn.to/2G7yM70 京大の藤井先生や三橋貴明氏、上念司氏とともにアンチ消費税増税派の論客、高橋
  • 書評:サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠

    2019-03-16 12:32  
    書評:サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠  ジリアン・テット著、文芸春秋  https://amzn.to/2Hrzg96●タコツボ・シンドローム  サイロ・エフェクトというのは日本人にとってはいイメージしにくい言葉だと思うので、「負の側面」を強調した「タコツボ・シンドローム」という私の造語に置き換えて話をする。  例えば、村人が50人の村の村長は、なんでもやるし、ありとあらゆる人々と関わる。また村人も、畑仕事と鍛冶屋や機織り業を兼ねるのが普通だから、極端な専門化の弊害である「タコツボ・シンドローム」とは無縁といえよう。  しかし、1000万人以上が暮らす東京や1億人以上の人口を抱える日本を効率よく機能させるには「専門化」が不可欠であることは言うまでも無い。  昼間に畑仕事をして、夕方鍬を担いで戻ってから患者を診察する医師に、心臓のバイパス手術や脳腫瘍摘出手術を依頼したくないし、コン
  • 孫子と三賢人のビジネス その6

    2019-03-01 00:28  
    産業新潮http://sangyoshincho.world.coocan.jp/ 3月号連載記事 ■その6 最高の仕事は何もしていないように見える ●匡の技には無駄が無い  読者の中にも優秀なゴルフ・プレイヤ―はたくさんいらっしゃるはずです。  セミプロ級の方々、例えばハンディ・キャップ・ゼロのプレイ―ヤであればワン・ラウンドの間に打つショットはパターも含めて平均72です。さらに、本当のプロであれば、バック・ティーから打っても軽々60台です。  ところが、私のようなへぼプレイヤーは「百八つ。煩悩の数を目標にしています」などといいながら、実際にははるかに多くのショットを打って、山を越え、谷を下り、時には池に入りながら駆けずり回ります。  これを観て「大原さん、頑張っていますね」とほめる人物はいないでしょう(皮肉なら別ですが…)。「もうちょっと、打ちっぱなしで練習してきたら?」といわれるの