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記事 4件
  • 混沌とした世界の中の日本

    2014-04-09 17:00  
    まず最初に申し上げたいことは【日本は大丈夫】ということです。詳しくは、「銀座の投資家が【日本は大丈夫】と断言する理由」(PHP研究所)の中で詳しく述べていますが、「日本というシステム」は、文書に残っているだけでも1300年におよぶ歴史の中で培われてきたものですから、他のどんな国のシステムよりも盤石です。  例えば、中国4000年の歴史などと誤った考えが流布していますが、現在我々が「中国」と呼んでいる国は、第2次世界大戦終了時にその地域を統治してい た国民党政府(現在の台湾)を、武力で追い出して成立した政権が支配しています(日本が敗北したのも国民党政府=台湾であって、共産主義中国ではありませ ん)。実際、その後も長らく「中国」を統治しているのは国民党政府(台湾)で、共産主義中国は反政府テロリストの集団であるというのが、世界中の国々の共 通認識でした。  日本が共産主義中国を国家として認めたの
  • 韓国金融サービス事情~その2

    2013-09-06 12:04  
    前回の報告では、韓国のIFAという企業でGA(General Agent)と呼ばれる独立系のエージェントの方々が活動しているという内容をご報告しました。  今回はその続き。  韓国の金融サービス業は、その成り立ちから日本の金融サービスのビジネスモデルを模倣しているところが多く、現状においても日本の金融リテールが置かれている状況とそっくりだというのが全体的な印象です。  例えば、生命保険などもあくまで俗説ではありますが、戦後に戦争で夫を亡くした「未亡人」を多く採用し、GNPと呼ばれる(義理・人情・プレゼント)戦 略で女性が営業職の仕事を担うことで大きく発展してきた様子などは、正に日本をモデルとしたものだと韓国の保険営業の方が発言されていましたので、おそら くそれほど大きく間違ってはいないのでしょう。  他にも、証券業界は(相変わらず)手数料稼ぎの「回転売買」を勧めるしかなく、顧客の利益という
  • 韓国金融サービス事情~その1

    2013-08-26 17:47  
    今月は、7日~9日の3日間韓国に訪問し、現地の金融機関やFPビジネスについて話を伺ってきました。今回から2回に分けて現地でヒアリングしてきた内容をご報告いたします。  韓国は2008年に金融業界では規制緩和が進みました。日本の金融ビッグバンは2001年でしたので、そこから7年遅れての金融規制改革であったと言えます。  その結果、銀行・証券・保険業の垣根が低くなり、それぞれの金融機関で様々な商品が乗合で販売することが可能になったということでした。  2008年から5年ほどたった現在では、日本の現在の状況とほぼ変わりのない様子に感じましたので、変化のスピードは韓国の方が早いのかもしれません。  今回は特に韓国でGA(General Agent)と呼ばれる独立した金融サービス提供者(日本ではIFAとか独立FPとか呼ばれる)の事務所を2社訪問してきました。  最初の企業はIFAという企業。これはI
  • 勝ち組国家と負け組国家

    2013-08-21 22:12  
    <負け組国家>  最近の国際情勢は混とんとしていますが、その中でも、大きな流れがある程度見えてきました。それを特徴づけるものの一つが、「勝ち組国家」と「負け組国家」です。  数の上でいえば「負け組国家」の方が圧倒的に多いのですが、代表例は中国と韓国でしょう。  拙著「銀座の投資家が「日本は大丈夫」と断言する理由」(PHP研究所)の第4章などでも書いているように、発展途上国から中進国まで発展することは、いくつかの条件さえ整えばそれほど難しくありません。人件費(人間)の安売りをして、少々粗悪でも安い製品を大量に輸出すれば、それなりのレベルまで発展できます。  最近は、日本製の工作機械の水準が驚くほど高まっているので、極端に言えば、それを地面に置いてボタンを押すだけで、工業国の仲間入りをすることができるわけです。  しかし、そのような誰でも製造できる製品は、ウォーレン・バフエットが言うところの「