-
市場潮流
2021-08-24 13:36
今週(8月16~20日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で963円90銭下落し(率にして0.56%の上昇)、2万7013円25銭で取引を終えました。3週ぶりの下落です。 週初から、新型コロナ感染者数の連日の急増が意識され、16日(月)は日経平均株価が前週末比453円安と大幅に下げ、営業日ベースで3日続落。 続く17日(火)も、前日比98円安となり、4日続落。 18日(水)は中国・上海や香港の株式相場が堅調に推移したことなどが好感され、同161円高と5営業日ぶりに反発。 19日(木)は、前日に公表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で、年内のテーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)開始が議論されたことが明らかになったことから、米国株が下落。国内では14時半過ぎには、「トヨタ(7203)が9月の世界生産を計画比で4割減らす」とのニュースが流れ、日経平均株価は同304円安 -
市場潮流
2021-04-06 19:03
今週(3月29日~4月2日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で677円30銭上昇し(率にして2.32%の上昇)、2万9854円00銭で取引を終えました。2週ぶりの上昇です。 先週末の流れを引き継ぎ、米国を中心とする景気回復、半導体関連など企業業績の回復を見込む買いが優勢になりました。米投資会社のアルケゴス・キャピタルを巡る混乱が日米の金融株に波及するとの警戒感も一時は広がりましたが、週末にかけては、米長期金利の上昇が一服したこともあり、日経平均株価は大幅高となりました。 米国のバイデン政権は31日(水)、8年間でインフラや研究開発に2兆ドル(約220兆円)を投じる「米国雇用計画」を発表しました。財源としての企業増税も公表しましたが、財政規律にも配慮したものと評価できましょう。3月11日に成立した1.9兆ドル(約210兆円)の「米国救済計画」と合わせ、景気回復に大きく寄与すると見込ま -
市場潮流
2021-03-30 15:35
今週(3月22~26日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で615円35銭下落し(率にして2.07%の下落)、2万9176円70銭で取引を終えました。3週ぶりの下落です。 米連邦準備理事会(FRB)が大手銀行の資本規制の緩和措置終了を発表したことに加え、前週の日銀の上場投資信託(ETF)の購入方法の変更、新型コロナの変異ウイルスの拡大などが重なり、週初から売りが先行。年度末を控えた機関投資家のポートフォリオ・リバランスによる売りへの警戒感も重荷となりました。 日経平均株価は24日(水)まで4日続落しましたが、25日(木)は前日比324円高と大幅に反発。26日(金)も同446円高と大幅に続伸しました。米国株が底堅く推移していることも下支えとなりました。 足元では、20年度の通期業績計画を上方修正する企業が目立ち始めました。 来週以降、こうした傾向は強まるものと思います。 来週の新年度入
1 / 1