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市場潮流
2016-07-04 20:50今週(6月27日~7月1日)の国内株式相場は、日経平均株価が週間で730円46銭(4.9%)上昇し、1万5682円48銭で取引を終えました。 23日に実施された英国のEU離脱を巡る国民投票が「離脱」を選択したことを受け、24日の株式相場は急落しました。今週は金融市場の混乱を受け、主要国が政策対応するとの期待が高まり、日経平均株価は5日間の続伸となりました。 先週も述べましたが、英国のEU離脱は、英国が正式に離脱を表明してから2年間を期限に脱退交渉と新協定の交渉が並行して行われます。2年間は英国に対するEU法の適用が継続され、制度的枠組みは維持される見込みです。 ただ、金融市場では、円高、株安が進み、これが実体経済、企業業績にネガティブな影響をもたらす可能性があります。混乱が拡大する局面では中央銀行によ る追加金融緩和なども実施されると考えますが、スコットランドによる英国からの独立およ -
Rの敗北
2016-06-28 18:00先週は大きく揺れた週末となりました。 よもやの英国のEU離脱という国民投票の結果を市場は重く受け止めて世界で最も早くその結果を知った日本株に衝撃的な売りが浴びせられたことは皆さん承知のことと思います。 海外要因とは言え、専門家から語られる話はこれから世界経済に及ぼす影響はリーマンショック以上のものとなるなどと言われ、為替が一気に1ドル=100 円割れの円高になり、つれて日本株も売られるという構図で持っている株を売らざるを得ないという悪夢のような出来事がわずか数時間のうちに起きました。 LEAVE(離脱)とREMAIN(残留)の戦いで結果としてRが敗北し、俗に言うブリグジットショックが現実に起きたことで世界の株式相場は今後しばらくは経済の動向を見据えた神経質な展開を余儀なくされることになりそうですから、早計な行動は避けないとなりません。 とは言え、たった1日で日経平均は1200円以上 -
市場潮流
2016-06-27 21:34今週(6月20~24日)の国内株式相場は、日経平均株価が週間で647円64銭(4.2%)下落し、1万4952円02銭で取引を終えました。4週連続の下落です。 EU離脱の是非を問う英国の国民投票(23日)を控え、週初は「残留の可能性大」との観測から、株価も堅調に推移しましたが、開票結果が次第に明らかに なった24日は、「離脱派」優勢が強まるとともに、円高・株安が進行し、日経平均株価は前日比1286円33銭(7.9%)の急落となりました。 英国のキャメロン首相は辞意を表明しましたが、英国の正式なEU離脱には2年あまりを要すると見込まれます。また、英国とEUおよび各国と新たな条約を結び直すには5~10年かかるとの見方もあります。 株式市場は短期的にはボラタイルな展開が見込まれますが、主要国中央銀行の協調行動などによって、短期的な混乱は徐々に収束に向かうと思われます。 しかし、実体経済への
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