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なぜIPO銘柄はこれほど活況なのか
2017-03-01 13:00
NYダウが先週末まで15営業日連続高となるなど米国ではトランプ相場が絶好調。政策期待の高まりでNYダウは21000円台乗せが目前に迫ってきました。 通常なら米国株と連動して日経平均やTOPIXの上昇が想定されるところですが、皆さんご存知の通り、トランプ大統領の政策への不安感が日本株の頭を押さえている格好です。日経平均は一部の銘柄の変動や為替に影響を受けやすく、結果としてはなかなか一気に上昇という訳には至っていません。 ましてや老舗企業の代表とも言える東芝の行方が気になり誰もが知っている企業への投資が手控え気味になっている状況が見られます。 一方ではJASDAQ指数やマザーズ指数、東証2部指数といった中小型株指数はNYダウと同様に堅調な上昇を続けています。 こうした市場の潮流を背景にして、直近のIPO銘柄は押し並べて堅調な株価推移を描いています。また売買も活況を呈しています。 -
IPOと企業ブランド構築
2016-07-05 15:58企業が創業されて数年経過して株式を公開しIPOを果たすと社名が、市場や世間一般に知れ渡ります。これこそ企業ブランド構築の初めの一歩になると言えます。 テラスカイ、ジグソー、リンクバル、アクアライン、ロゼッタ、ピクスタ、アークン、ラクスという企業名を聞いてこの会社が何をやっているか皆さんがすぐに答えられれば凄いのですが、それはIPO銘柄に投資しておられるごく一部の方々に限られるのではないでしょうか。 これらは2015年にIPOした銘柄の一部ですが、投資家の大多数に知れ渡る訳ではないですし、当然のごとくIPOしたからすぐに知名度が上がるという ことではないので、同時にPRやIRに努める必要があります。もちろん企業業績を安定的に向上させ、結果として多くの投資家に支持をされブランドを高める ことが最低限必要なことでもあります。 証券会社に勧められて上場した企業が自らのブランド構築の努力を怠る -
IPO市場ウォッチ
2014-05-20 16:16読者の皆さんに中にはIPO銘柄に関心をお持ちの方々も多いと思います。そのIPO市場ですが、今年はまだ2月から4月までの3か月間で18社しか上場していません。 ちなみに5月は1社のみで6月は2社が現在予定されているだけです。合計で21社となりますが、今年の上場企業数が前年並みの上場数(54社)だとすれば7-12月には昨年と同様に34社が上場することになります。 今年は10月に時価総額1兆円と言われるリクルート社が上場する予定となっているほか、LINEの上場も噂されています。年後半のIPO市場はこの大物2社の上場で市場が変動します。その2社のために備えているという可能性もあります。 今年前半も流動性の高い銘柄として西武ホールディングス(9024・東証1部・時価1990円、時価総額6808億円)が4月23日に上場し、上場日こ そ公募価格1600円を一時割りましたが、その後は5月15日に20
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