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記事 19件
  • バブルは私たちにとって必要不可欠な経済現象?

    2019-07-31 16:08  
     株式相場にバブルはつきもの。バブルが時々発生するから市場は活性化する。こう断言する投資家は多いのではないでしょうか。 ご存知の通り、日本のバブル相場は1989年にピークを打ち、バブルを悪として取られた様々な経済政策を背景にその結果としてその後の30年にわたりデフレ社会を歩んできたのが日本経済であり株式市場でもあります。 チューリップの球根に対してバブルが発生したという話は社会科の教科書にも出て参りますので有名ですがバブルは価値のないものに過剰な評価を行うことで生じる経済現象だと簡単に言い放つことができます。そのコアアイテムは不動産と株になり、その時々で金や絵画、コモディティに向かいます。 最近では仮想通貨にバブルを生じた訳ですが、今後も良しにつけ悪しきにつけバブルの発生は何らかの形で起きるものと考えられます。 2000年前後にはITバブルが発生。多くのIT関連銘柄が異常な株高を演じたこと
  • 400回

    2019-03-05 01:18  
     早いです。まさか400回目に届くとは・・・。  始めた頃は想像も出来ませんでしたが(汗)、編集部のヨイショ!と、我慢強く読み続けていただいた読者皆さまのお力です!  お蔭様で、何と申し上げて良いやら・・・本当にありがとうございます。  さて、リーマンショックによるサブプライムバブルの崩壊とオバマ政権の誕生などからも早や10年余り。早いものですね。  リーマンショック後の10年間で中国は物凄い力を付けてきましたし、世界に向けた態度も大きく変化しました。そして2年ちょっと前には、超大国アメリカの倫理観を狂わせるナルシシスト大統領まで出現しました。時代は刻々と変わっています。  余談ですが、ナルシシスト(所謂、自己顕示欲、或いは見栄っ張り)と言うのは性質が悪いです。私の拙い経験においても「見栄っ張り」が背伸びや無理をして、周囲に迷惑をかけた挙句に凋落していく人達を沢山見てきました。  騒がし
  • 炎の相場回顧録(その3)

    2016-11-01 21:46  
     前回はバブル崩壊後の株式市場で中小型株が注目されたという話をご紹介しました。大型株主導の相場が崩壊したことから市場は真逆の銘柄群に白羽の矢を立てたのではないかと思います。  80年代後半に店頭市場(現在のJASDAQ市場)にIPOを果たした銘柄が1990年に急騰し振り返ってみればバブル相場の徒花になってしまいました。バブル崩壊後の市場の混乱は証券会社の損失補てんまがいの行為が蔓延し、それが好需給の中小型株活用につながったのかも知れません。  特金・ファントラの運用者であった私にとってこの時代はとても大変な時代でありました。まともな調査もせずに右から左へと銘柄を売買してリターンを上げる異常な時代でした。証券会社も運用会社も一体となって利益を上げる時代でしたが、私はその時代において投資対象企業を調査する部署から運用に配属されたこともあり、ディーラー感覚の方とは一線を画そうと必死でした。  
  • 炎の相場回顧録(その2)

    2016-10-25 14:34  
     30年前の株式市場で起きた出来事を前回は述べさせて頂きました。  バブル経済が株式市場にもたらした未曾有の金余り現象から一転して、まったく経験したことのないバブル崩壊相場につながり、今日の株式市場、日本経済につながっている訳です。  相場の視点で言えば、バブル期の相場は過剰流動性相場ともいうべきかと思います。とにかく資金が運用者や投資家の手元に潤沢にあって投資対象も時価総額の大きな銘柄、まさかこの株がこんな値段になるとは思えないというような株価の上昇をもたらしました。  1カイ2ヤリの新日鉄株が4ケタ目前まで値上がりし、公共株の代表であった東電株も9000円を突破。三菱重工が1300円という高値をつけた時代です。いわゆる商いのできる経団連銘柄が活発に取引される時代で不動産株、商社株、電鉄株などいずれも未曾有の株価上昇を見せました。もちろんソニーやパナソニックといった国際優良株も相応に株
  • 炎の相場回顧録(その1)

    2016-10-19 00:44  
    ~30年前のバブル時代を思い起こす~  今からさかのぼることおよそ30年前の日本。つまり1986年から1990年において起きた出来事を思い出して頂きたい(と言っても読者の中にはまだ生まれてなかったという方もお見えかも知れません)。  そんな昔の話を思い出しても仕方がないではないかと言われそうですが、今や誰もが語らなくなった時代を思い起こしてみて、その時代から30年を経た現代の日本経済、日本の株式市場の困窮の遠因を紐解いてみてはどうだろうか。  その当時の日本の株式市場は財テクブームに沸いていました。個人であれ企業であれ、余剰資金があれば設備投資ではなく財テク、つまりリスクの高い金融商品に資金を回して、運用しようとする機運に多くの国民が有頂天となって盛り上がっていたのです。  企業の株式持ち合いに銀行の株買い、特金・ファントラによる借り入れ金による株式運用などごく当たり前のような世界がまかり
  • バブル後半戦

    2016-01-08 15:08  
    皆さま、あけましておめでとうございます。  いよいよ今年からの数年間?がアベノミクス&日銀バブルの後半戦かと感じます。  主要市場ではシステム売買が主流となり、ファンドとみられる売買で年初から売られ続ける(年初から3日連続で昨年末比▲4.4%安)など不穏な幕開けとなりました。まるで力ずくででも下げたい主体が居るかのようです。  このバブル後半戦が数年以上も続くかもしれませんし、今年が最後になるのかも知れませんが、その辺りの変化への注意を払いつつ今後の投資を考えたいと思います。  まず目先的には、参加者が少ない中で短期資金が暴れている株式市場ですが、1月を過ぎれば年度の決算状況も見えてきますし年度内の持ち合い解消売りなども過半は終了するでしょうから、来年度に向けた投資対象の選別色が強まると思います。  当面は円安メリットや原油安メリットと言った材料は無くなり、企業毎の実力や新たなM&Aの可能
  • 不動産の上昇はどこまで続くのか?

    2015-08-27 23:40  
    前々回のメルマガで、不動産価格指数のご紹介をしました。  そこでは、中古の不動産が上昇しているリアルな数字をご覧いただきました。  一方で識者の中には、 「不動産は過熱しすぎで、もうそろそろ危ない」 という人もいるし 「不動産はまだまだいける」 と息巻く人もいます。  どちらが正しいのでしょうか?  こんな時には、  私の慶応大学経済学部での研究室の恩師、吉野直行先生が私が学生だった頃に 「不動産市況の過熱感は、銀行融資残高の中で不動産業態に対する貸出比率をウォッチしていくのが重要」 と言ってたので、調べてみました 日銀の統計https://www.boj.or.jp/statistics/dl/loan/ldo/sector/index.htm/ 2015年6月末(現時点) 不動産業界向け   14.1% 個人の住宅など含む 40.7% リーマンショック前のプチバブル 2007年12月末
  • 食品株バブル?相場の行方 ~明治VS森永~

    2015-08-19 12:17  
    日本株を外国人の目線で捉えると日本人には気がつかなかった魅力的なセクターが食品。という訳で外国人投資家の関心が高い食品株にバブル相場とも言うべき展開が見られます。  安定株の代表とも言うべきセクターである食品や薬品株の異常とも言える人気の背景を遅きに失していると言われそうですが、一度改めて考えてみたいと思います。  まず初めに日本を代表する食品会社の株価と時価総額、今期予想経常利益、PERを掲げてみます。また、それぞれに昨年末の株価とも比較してみました。  皆さんは現在の食品株相場をバブルと見ていますか、それともバブルではないとお考えでしょうか。  株式相場は全体的には上昇トレンドを描いていますが、個別に見ますと二極化の展開が見られます。二律背反の値動きの上げ展開につくか下げ展開につくかで 運用成果は大きく違ってきますが、現在の株式相場で上げ展開が顕著な食品株をどう見るのかは今後の株式運用
  • 時価総額世界一をめざしたあの企業のこと

    2015-07-07 15:35  
    ギリシャ問題を横目に日経平均がITバブル時代の高値を抜いたと話題です。  日経平均2万円台乗せ後の株式相場はどうなるのか?  多くの皆さんが関心を寄せている筈ですが、強気の意見が多いのではないかと思います。2020年のオリンピックに向けた意識とアベノミクスの方向性が明確になっていることが強気の意見につながっているのかも知れません。  街中に足を運んでも外食レストランはそこそこお客さんで一杯だし、景気は上向いている?と感じる人が多いのかも知れません。もしかしたら景気が上向いているという実感がまだない人もいるのかも知れませんが、株高は消費にも少なからずプラスに働くものと見られます。  年金資金を用いた株高施策、いわゆる官製相場に外国人が追随した相場をネガティブに言う必要はありませんが、もうすぐ年金資金も底をつくとの指摘もあり ます。それに代わるのが10月に上場が控えている日本郵政グループのゆう
  • 日本年金機構からの教訓

    2015-06-10 00:14  
    先月は会社の年金支払いなどについて日本年金機構窓口とやり取りをしていましたが、同機構への問い合わせ電話は全て「20秒ごとに約10円の通話料が掛ります」との音声ガイダンスが流れます。  あれだけの不祥事(年金記録詐欺事件)をやらかしていたにもかかわらず、民間からの問い合わせを受ける度に1分あたり30円もの通話料を課す方法を執る思想が理解できません。そもそも問い合わせ自体を減らしたいのでしょう。  そんな中での今回の大規模データ流出です。社保庁を衣替えしただけの張りぼて組織がまたしても杜撰さを露呈しました。責任感も倫理観も無い厚労省などから下りてきているシロアリOBは全員実名を公表すべきです。  これらの対応一つを取っても年金行政に関わる当時の政治家、及び省庁トップをはじめとした関係者の誰もが「年金記録手抜き詐欺事件」について全く責任を 感じていないことが分かります。もちろん電話に出る担当者(