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記事 2件
  • 銀行株はなぜ上場しているのか?

    2023-03-27 22:21  

     銀行の信用不安勃発でまたリーマンショックのような出来事が起きるのではないかと一時懸念された米国シリコンバレー銀行の破綻が日本株にも影響をもたらしています。 ここで考えておきたいのは銀行業、つまりお金を企業や個人に対して貸付けしてその利ザヤを得ている銀行が上場をしているということです。 お金の流れを担う金融業の中核を担う銀行も株式会社として存在している以上は上場していても良いかとは思いますが、問題はその株価評価と上場している以上、株価変動(特に値下がり)によるリスクが一気に表面化する場合があるということです。 日本においては三菱UFJFG(8306)や三井住友FG(8316)などのメガバンクもあれば、各地方にある地方銀行があり、それぞれに役割分担をしていますが、その規模や資金量、収益性の違いが明確にある一方で地域ごとにビジネスの内容は微妙に違っています。 現在株式市場には全国展開の銀行や
  • 提言:政府系運用機関による高配当利回り銀行株の買い上げ

    2016-02-18 13:47  
    マイナス金利政策を打ち出した日銀にとって、誤算だったのは銀行株の急落ではなかったでしょうか。  民間銀行の業務は中小企業向けの貸出がメインでありますが、一部国債での運用も行っています。一般の預金者の預貯金の金利と貸出レートや国債のレートの差が銀行の利ざやとなります。  このほか、投信販売や不動産ファンドの販売なども収益源となっています。  こうした収益を稼ぐとその利益の中から株主への配当金として、その20%から30%ほどを株主に対して払っているのが銀行です。  中にはあおぞら銀行のように配当性向50%という銀行もあります。  店舗数や貸出先、看板こそ異なるものの、やっている業務に大差はありませんが、細かく見ると財務上に格差があり、日本を代表する都市銀行である三菱 UFJ銀行を傘下に持つ、三菱UFJフィナンシャルグループやみずほ銀行を傘下に置く、みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行を傘