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時間を投資する意味
2022-09-26 22:42
億近読者の皆様こんにちは。 小学生向けのお金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。 本日は長期投資と長期教育について論じます。 資本主義経済では、言うまでもなく成果や効率を重視します。「最小限のお金や時間の投資で最大の成果をあげる。」という考え方が大切です。 しかし、あまり目先の成果を重視する考え方ばかりをしていると、大成を取り逃がす可能性があります。 短期売買で得た利益よりも、「いつか儲かればいいや。」と思ってほったらかしにしておいた株がいつの間にか何倍にもなった、という経験をお持ちの方はいるのではないでしょうか。 もしくは、利食いをした株がそのあと、天井知らずの鰻登りを見せて、落胆された方もいるでしょう。 「なんだ、自分の銘柄選びは悪くなかったのに、随分早まって売ってしまった。」という情けない後悔を私はたくさんしてきました。 投資は言うまでもなく目先の短期売買の値動 -
ファンドマネージャ、株を語る(3)
2017-02-01 02:26
■「ファンドマネージャ、株を語る」執筆のきっかけ 現役ファンドマネージャが株式投資について語る日々雑感です。 個別株の売り買いの推奨はありません。 それどころか、個別株についての言及はしません。 それでも、わたしは、株式投資が持つ本来の社会的意義については、 十分に伝えることができると思っています。 そして、投資のプロセスそのものが、投資家自身を幸福へ導く道標になると考えています。 わたし自身がそうでした。 投資を通して、世の中の仕組みがわかるようになりました。 投資により、経済的に恵まれるだけではなく、 投資というプロセスを通して、人としても成長できたように思うのです。 つまり、投資家とは、お金だけを企業に預けているのではありません。 投資とは、投資家自身の膨大な時間も高度な専門性も貴重な経験も 失敗から学んだ知恵もすべてを投資分析に費やすことです。 そして、その投資行為は、人を成長さ
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