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日本版スチュワードシップ・コードについて
2014-09-25 11:25先日、勉強会に参加したところ日本版スチュワードシップについての解説をお聞きすることができました。 私自身も安倍政権の「成長戦略」の一つである、この施策についてあまり深く調べたこともありませんでしたので、理解するのに良い機会でした。 これは、英国にあるスチュワードシップ・コードをそのまま模倣して持ち込んだものですが、その成立の過程には大きな差があります。 本場の英国では、1991年から20年間程度にわたって機関投資家が各株式を保有する企業に対してどのように対話して、ガバナンスに関与していくかということが繰り返し議論されています。 そうした議論を積み重ねたうえで、特にリーマンショック後の株主責任を問われることになった際に、より一層のコーポレートガバナンスの議論と株主責任(特に機関投資家)の議論が起こり、こうしたスチュワードシップコードに収斂されてきたものです。 一方で日本の場合には、 -
有料メルマガライブラリから(92)投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか
2014-01-23 16:22有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」== (有料メルマガ第45回・2009/11/03配信号) 人生も仕事でも、その行動の責任を取る人が、決定権を持つ。逆に言えば決定権を持つ人は、その決定の結果に責任を持たなければなりません。 ところが現在の日本では、この大事なルールがなおざりにされています。 会社の仕事でも仕事の決定権は持ちたいけれど、その結果が上手くいったときは自分の手柄、失敗した時は部下の責任。こんなとんでもない人が大きな顔をして社内で闊歩している
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