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リスクオフから徐々にリスクテイク局面へ
2016-08-03 12:44今日から8月。暑さの中、繰り広げられた東京都知事選は想定通り小池候補の勝利で終わりました。そのさなかに打ち出された28兆円もの大型予算を伴う経 済対策は、株式相場には早くも織り込み済みのムードが漂い、日銀の政策決定会合で打ち出された政策が年間6兆円のETF買付けだけに留まったことや米国の 金利引き上げ見送りが、再び円高に向かわせ、市場心理を冷やしてしまいそうなムードとなっています。 やや期待外れの感がある株式相場の動向ながら、第1四半期決算の発表が始まり、内容が悪い銘柄へのネガティブな意見がある一方で、富士通(6702)のように第1四半期の発表でコンセンサスの見通しを上回った銘柄にはポジティブな見方がなされるようになってきました。 富士通以外にも、システナ(2317)やTIS(3626)、安川情報システム(2354)などIT系の銘柄には強い銘柄も見られます。 7月21日に明らかに -
安川電機に見捨てられた安川情報システム(2354)
2014-08-05 20:01ロボットの安川電機の系列化にあった安川情報システム(2354)の発行済み株式数の19.9%が三井物産系の投資会社に譲渡されるとの話で一時同社株がストップ高となったことは記憶に新しいのですが、その後の同社株は調整傾向を辿っています。 譲渡価格228円に接近している状況なのですが、「見方によっては安川情報システムは親会社である安川電機に見捨てられようとしているのではないのか。」という意見を述べるアナリストもいます。 そもそもあの安川電機が隆盛の中で、いくらM2M関連の事業を展開しているからと言っても安川情報システムの業績は、見る影もない状態だというのは客観的事実です。 19.9%の株式を譲渡したからと言っても安川電機は38.6%を保有する筆頭株主としての立場は維持されます。むしろ三井物産の営業力を活用しての発展の道を模索した方が得策と判断されたのだろうと思いますが、果たして真相は・・・。
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