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1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 3
2017-07-03 09:30
ルールとは絶対的なものなのか。 一緒に考えてください。 (3回目) 【前回までの内容】 荒れ狂う管理教育の嵐。愛知県立春日井高校の生徒会は学校側と戦うことを決意。 学校行事を生徒全員にボイコットを呼びかける。 ボイコットは成功。学校側と生徒側との対話が始まった。 深夜遅くまで会議を続ける先生方への申し訳なさから、僕らは事態の早期収拾をはかった。 ====1981年2月7日 中日新聞=== 大見出し -耐寒訓練きょう再開- 小見出し -春日井高 授業を短縮し実施- 【春日井】 耐寒訓練を生徒がボイコットしていた愛知県春日井市の県立春日井高校(山本八郎校長)は六日、生徒の下校時間を遅らせない方法で耐寒訓練を七日から再開することを決め、生徒たちも納得した。 二日のボイコット騒ぎ以来、五日ぶりに正常化する。 六日は午後二時二十分からの六時間目に一、二年各クラスでホームルームを開き、担任の教師が -
1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
2017-06-27 01:52
組織と個人。生徒と先生との対話による解決。 親と子供、社長と社員、対立を解決へと両者の努力で導くことはできるのか。 一緒に考えてください。 (2回目)【1回目の内容】 全校生徒による耐寒訓練ボイコット事件を新聞記事から紹介。 この小さな事件を、いまさら、ではあるが、いま、書き残しておこうと思った。 ひとつは、当事者の一人、中村幸宏が舌癌で7年前に死んでしまったこと。 ベーシストだった彼の残したベースラインを書き残しておきたかったため。 もうひとつは、たとえ学校には不名誉な事件であっても、春日井高校の校史として誰かが書き残すべきだと考えたからである。==吹き荒れる管理教育の嵐== 1980年、愛知県には新設高校を中心とした管理教育の嵐が吹き荒れていた。 生徒の自殺が相次いだ。愛知の行き過ぎた管理教育は社会問題となる。 1980年2月には週刊プレイボーイで 「今、高校生に襲い掛かるファ -
1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 1
2017-06-19 20:53
ルールとは絶対的なものなのか。 一緒に考えてください。 (1回目) ===新聞記事===1981年2月3日 中日新聞朝刊の記事(原文そのまま) (大見出し)「耐寒マラソンを集団ボイコット」 (中見出し)「春日井高 『学校の一方的行事』生徒会反発、500人が集会」 【春日井】愛知県春日井市鳥居松町一の県立春日井高校(山本八郎校長)で、 二日から二週間の予定で始まった耐寒訓練を生徒が集団でボイコット。 約五百人が集会を開きボイコットの意思表示をした。 生徒たちは「この耐寒訓練は、生徒の意見も聞かず、学校が一方的に決めた行事だ」とし、三日以降も参加しないことにしている。 これに対し学校側は「教育活動の一つであり、生徒の都合を聞いて決める性質のものではない」とはねつけ生徒側と対立。 同夜遅くまで緊急職員会議を開いて今後の対応を話し合った。(小見出し) 「学校側『教育活動の一つ』」 耐寒訓練は、
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